|
カテゴリ:教科課程・指導計画
暗唱、このコトバが、「中央教育審議会の審議のまとめ」
* (これ・・・中央教育審議会の審議のまとめ・・・は、教科書作成の重要資料になる学習指導要領の作成に当たって、 その根幹をつくるものです。) の中に、3回も出て来ているのです。 そのことから、暗唱を重視していると、 言えるのではないでしょうか。 100マス計算・音読が、頭を良くするという川島隆太氏の脳トレ理論(?)を バックに、学校でも、はやった事は、事実ですね。 今度は、この暗唱の重視によって、 理解しなくても良い、暗唱が大切だという事で、 分からなくても良いから、暗記・暗唱しなさいという指導が、 はやらなければいいが、と心配する今日(さん)です。 * もう、そろそろ、このようなことを考えないように したいのですが、次から次へと考える事が出てきますので、 つい、考えてしまいます。 分からなくても良いという教育観は、 指導・学校の存在している訳を、つぶしているようなものでは ないでしょうか。 子供たちは、分かる事が楽しいのですね。 そして、分かって、自分の成長を自覚し、その事を通して、 自分肯定感(自己肯定感)を感じるようになるのですね。 ですから、このことは、いじめ・不登校などの問題とも 深く関連することなのだと今日(さん)は、思うのですが。 話は、変わりますが、なぜ、暗記・暗唱を出してきたのか、 その考えは、あるようですよ。 教課審のまとめにあるのです。 それは、次のような理論(?)によるようです。 その引用です。(24P) 『形式知』とは、知識のうち、言葉や文章、数式、図表など明確な形で表出する事が可能な客観的・理性的知識のこと。 『暗黙知』とは、勘や直感、経験に基づく知恵などを指す。 この暗記・暗唱が暗黙知というものと関係あるようですね。 このことについては、別の日に考えることにしますね。 昨日、暗唱について書くとお知らせしましたら、 その心配が、次のようなコメントで寄せられました。 (他にも、戴きましたが、ここには、 直接関連するものを載せさせて戴きます。) ・・・・・・・・・・・・ Re:暗唱・教課審のまとめ(12/07) 逆立ち天子さん ただ”暗唱”と言われても好きな詩や歌なら出来るでしょうが、 子供にとってはその意図もしらぬまま拷問されてる感じになるだけでしょう。 強引にそう言う方向性を強いればすぐ”暗礁”にまた乗り上げることでしょう。(December 7, 2007 14:43:14) ・・・・・・・・・・・ Re:暗唱・教課審のまとめ(12/07) ちいちゃん0156さん 暗唱ですか・・・? 漢字は読めても書けない人が多いというのに・・・ どういう基準でこのようなものを作るのでしょうか? 子供たちが可愛そうですね。 (December 7, 2007 15:44:45) ・・・・・・・・・・ Re:暗唱・教課審のまとめ(12/07) @千成さん >音読、 暗記・暗唱、 反復学習 ということや 古典の暗唱、古典の指導、 常用漢字の読み ?指導要領ってこういうものだったのですか? 子供の能力をどこまで引き上げるかが問題ではなく、何をやらせるか何ですか? では、やらせればそれで良いのでしょうか? なんだか疑問だらけですね。 こういう指導要領でやらされる方の教師達は大変ですね。 (December 7, 2007 17:28:40 ・・・・・・・・・ Re:暗唱・教課審のまとめ(12/07) ゆうこ8838さん 暗唱は、なかなか出来ませんよ。 好きなことの暗唱はしますが、無理に暗唱をさせると、 余計勉強がいやになります。 中教審の人って言、あまり教育に熱心な人の寄り集まりではないですよね。 政治と癒着して・・今の政治はどげんかせんといかんぜよ。 衆議院選で古狸は皆、落選させないといけませんね。(December 7, 2007 22:54:21) ・・・・・・・・・ Re:暗唱・教課審のまとめ(12/07) エンスト新さん 古典の暗唱も大切ですが 古典以前に現代文の暗唱が 出来てないと古典の暗唱出来ないのでは と思います。(December 8, 2007 06:55:02) ・・・・・・・・・・・ 暗唱、この事を否定する訳ではないのですが、 これが学校教育の重要な課題となると、上記のみな様のような心配が出てきますね。 そして、学校は、一体、何をするのところか、 と考えてしまいますね。 カルタをして、暗唱する、それは、遊び的なことの中でですよね。 そのようなことは、百人一首・歌などでもしますが、特に、 指導・教育としてしている訳ではないですよね。 それを、学校教育の時間の中に入れるというのですが、どういうことか 意味が分かりませんです。 今までの学習指導要領では、このことは、出てなかったと思うのですがね。 このことは、ゆとりの教育・総合的学習の時間の賞味期限が切れたので、 それに変わって、別のものが出てきたような感じがするのですが・・・・。 ランキングに参加しています。 下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。 1日1回、有効です。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167#
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[教科課程・指導計画] カテゴリの最新記事
結局、中央教育審議会の面々は子供を教え育むことの意味が理解できていないのではないかと・・・
思えてきます。 (2007.12.08 22:19:26)
昨夜、姫が車の中で「赤鼻のトナカイ」を何度も歌っていました。
”暗い野道でお前の鼻が役に立つ”と言う歌の意味はわからないのでしょうが、好きだから歌うのでしょうね、もう少し大きくなればその意味も理解するでしょうが。 子供には好きなものでなければ、単なる無理強いになるでしょうね。 (2007.12.08 22:28:25)
『教育』がどんどん遠ざかってしまう…そんな気がします。
現場の先生方の方こそ、臍を噛む思いでいらっしゃることでしょう。。。 (2007.12.09 10:02:37)
教育って最終的に自分で自分を教育できる人を育てることに目標があると思っていたのですが、考える事そして分かる事の楽しさを教えなくて何が教育なのでしょう?
(2007.12.09 13:17:12)
いつもお世話になります。
今度は、暗唱ですか。読ませていただいてびっくりしました。 暗唱って、一生懸命学んだ結果、気づいたら覚えてしまっていた。そういうのが、大切でしょう。そして、担任が、 「すごい。覚えちゃったのね。そんなに長く。それほど、一生懸命勉強したのだ。」 とか、 「覚えちゃったからこそ、主人公の気持ちになってまるで、劇をやっているかのように、心をこめて、話せるのね。」 などと言えばいいのだと思います。 それなら、大賛成。 しかし、100マスなどがあれだけはやった状況を見れば、今度は必死になって覚えさせることがはやってしまいそう。 我が地域の元算数研究会長は、100マス計算のことを、「あれは、算数における子ども残酷物語だよ。」と言っていましたが、今度は、別な形の残酷物語になってしまいます。 もう一つ。 中教審は、今回の全国学力検査、PISA調査の結果をぜんぜんふまえていませんね。 これでは、ますます考える力がなえてしまいそう。 こわいですね。お互いに、何とか、ブログで、その弊害を訴えていきましょう。 (2007.12.09 13:44:11)
やはり時代に関係なく、先生は聖職です。
子どもたちは目には見えないところで成長し続けています。いろいろ理論的に考え尽くされた教え方が子どもたちを成長させるのではないと思います。 その意味で私は「暗誦文」についてもキチンと解説付きで教えれば、たとえ子どもたちが、その時理解できなくとも心の奥底ではキチンと受け止められていると思います。私たちは小学生の頃には全然気づかなかったことを青年期になってから、思い出し、それらが励みになることがたくさんあります。これが教育だと思うのです。 如何なる時代でも先生方は、成長し続けている子どもたちへの愛情だけは失わないで欲しいと思います。子どもたちの成長を無視した規則は修正するぺきですが、批判や非難だけが強調される社会も子どもたちにとっては良くないと思います。 何卒よろしくお願いします。 (2007.12.10 04:50:36)
授業で暗誦を指導する必要はないと思います。
暗誦したければ、生徒が自分で家ですればよい。 せっかくクラスメートとともに学習する貴重な時間なのですから、もっとみんなで意見を出し合うなど、「クラス授業」の利点を生かす授業にしていただきたいと思います。 (2007.12.10 13:11:46)
巨大掲示板では、自分で調べずわからないとすぐに聞きまくる人のことを揶揄して『これだからゆとりは困るな』という使われかたをしています。
そもそも成功するよう導かなかった「ゆとり教育」を失敗と切り捨て、記憶型にするというのも、考える力がないのか、隔たっているのでは?とも思えます。 過去の失敗からはなかなか学べないですね。 (2007.12.10 13:41:34)
賞味期限切れ・・・言い得て妙ですね。
教育に流行は必要ないのですよね。 (2007.12.11 08:48:38)
@千成さん
>結局、中央教育審議会の面々は子供を教え育むことの意味が理解できていないのではないかと・・・ >思えてきます。 * そう思われるようなこと、これは残念ですね。 でも、責任があるのですから、誤解されないように、国民が、安心するようなことを出して欲しいですね。 ----- (2007.12.11 20:02:28)
逆立ち天子さん
>昨夜、姫が車の中で「赤鼻のトナカイ」を何度も歌っていました。 >”暗い野道でお前の鼻が役に立つ”と言う歌の意味はわからないのでしょうが、好きだから歌うのでしょうね、もう少し大きくなればその意味も理解するでしょうが。 * 好きなら良いですよね。 >子供には好きなものでなければ、単なる無理強いになるでしょうね。 * その通りですね。 ----- (2007.12.11 20:04:06)
だいこんかーちゃんさん
>『教育』がどんどん遠ざかってしまう…そんな気がします。 * じつは、僕もそれを感じているんですよ。 >現場の先生方の方こそ、臍を噛む思いでいらっしゃることでしょう。。。 * そう、わっかている方は、何をやっているのだ と、言いたいでしょうね。 ----- (2007.12.11 20:05:42)
かわたれさん
>教育って最終的に自分で自分を教育できる人を育てることに目標があると思っていたのですが、 * 僕もそう考えていました。 > 考える事そして分かる事の楽しさを教えなくて何が教育なのでしょう? * そうしたいですね。 ----- (2007.12.11 20:06:39)
zazen256さん
>やはり時代に関係なく、先生は聖職です。 > 子どもたちは目には見えないところで成長し続けています。いろいろ理論的に考え尽くされた教え方が子どもたちを成長させるのではないと思います。 > その意味で私は「暗誦文」についてもキチンと解説付きで教えれば、たとえ子どもたちが、その時理解できなくとも心の奥底ではキチンと受け止められていると思います。 * それをどのようにするのかですね。 僕には、その実践がないので見えてこないですのですよ。 zazen256さんの教室での実践、あるいは子育てなどの中での経験をご披露くださると ありがたいのですね。 * 私たちは小学生の頃には全然気づかなかったことを青年期になってから、思い出し、それらが励みになることがたくさんあります。 * ありますね。 > これが教育だと思うのです。 > 如何なる時代でも先生方は、成長し続けている子どもたちへの愛情だけは失わないで欲しいと思います。子どもたちの成長を無視した規則は修正するぺきですが、批判や非難だけが強調される社会も子どもたちにとっては良くないと思います。 * まったくその通りですね。 有難う御座います。 > 何卒よろしくお願いします。 こちらこそです。 ----- (2007.12.11 20:18:59)
かなにゃん3728さん
>授業で暗誦を指導する必要はないと思います。 * そうですね。 授業ではですね。 ここでは、授業の事を書いているんですよ。 このことは、続けていきますね。 >暗誦したければ、生徒が自分で家ですればよい。 >せっかくクラスメートとともに学習する貴重な時間なのですから、もっとみんなで意見を出し合うなど、「クラス授業」の利点を生かす授業にしていただきたいと思います。 * それが、集団で学ぶ意義ですね。 このようなことを目指してやってきました。 その中で、学ぶ事がおおきいことも実感してきました。 ----- (2007.12.11 20:22:23)
あまの/lpswさん
>巨大掲示板では、自分で調べずわからないとすぐに聞きまくる人のことを揶揄して『これだからゆとりは困るな』という使われかたをしています。 >そもそも成功するよう導かなかった「ゆとり教育」を失敗と切り捨て、記憶型にするというのも、考える力がないのか、隔たっているのでは?とも思えます。 * 教育って、両方が入っているものなのですよね。 >過去の失敗からはなかなか学べないですね。 * これは、重要です。 先ず、先人から、学びなさいと言いたいですよ。 僕らは、それだけの研究はしてきていますからね。 時には、お前さん、それ何?と言いたい事が、ありますよ。 ----- (2007.12.11 20:25:39)
一教師さん
>賞味期限切れ・・・言い得て妙ですね。 >教育に流行は必要ないのですよね。 * そう、教育って、前のことに学びそれを発展させるものです。 前のものに学ばず、平気で、浅い事を言っている、 それが、本になったりしている、そのような事が、ありすぎです。 具体的に書くと、さしさわりがあるので、かけませんが。 おまえさん、もっと、学んでくれ、と言いたくなる事が、ありますね。 最近。 ----- (2007.12.11 20:29:38) |