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カテゴリ:文法
玄関にちょこんと2足。ちいちゃな靴が、並んでいます。孫が、来るといつも、こうなっています。このようにするのは、家を出る時、「おじいちゃんの家に行ったら、靴を揃えて上がるのですよ。」と両親に言われているからでしょう。 靴を揃えてあがる。これは、子供が、そのことに意識を集中したからできたことですよね。この意識を集中せうようにすること、これが教育だと思うのですが、皆様、いかがでしょうか。 さて、主語と述語の問題、これも、それに意識を集中させることの大切さから、僕は、昨日このことを書きました。たとえば『かさじぞう』の次の文章、主語を特定しないと、この文章の深みが、伝わってこないのではないでしょうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ここのところの主語を、うっかりしていると、子供たちは、六人の地蔵様としてしまいがちなのですが、正確には、(六人のじぞうさまの)のうしろすがたなのですよね。六人のじぞうさとした場合と後姿とした場合では、目に浮かんでくるものが、違ってきますね。 そして、ここを読み聞かせする時は、うしろすがたを強調して(際立たせて)よむと、聞き手によくわかりますね。 このことは、2年生の子供には、結構、難しいことですよ。以前、簡単な1文で、主語と述語を確定するテストをしたことがあるのですが、正答率は60パーセントほどでした。ですから、国語の時間に、「何がそうしたのでしょうね?」とか「そのようにしたのは、何ですか?」などの問いを教師がするのでしょうね。 ここでは、主語と述語を確定しているのですね。 昨日「巧みな作家になると主語なども見当たらなくなりますが。」というコメントを逆立ち天使さんからいただきまいした。これは、主語が出ていない文もあるぞ。お前さん、そのことにふれないと片手落ちだぞという応援・協力メッセージで受け止めました。 そういうわけで、このことにふれますね。ご主人さんが帰宅して「ビール」というのは、「僕は、ビールが飲みたい。ビールを出してくださいよ」という意味ですよね。ここでは、僕は、という、主語が隠れていますので、僕らは、「隠れ主語」と言っています。 このことは、話ができるようになった幼児でもよくあることですね。「ジュウース・・・・・・」といって、叫ぶことがありますね。これは、「私は、ジュウースが、のみたい」の主語が、隠れているのですよね。 このようにして、小さい子でも主語と述語は、意識しなくても頭の中において、何か言っているのですね。小さい時から周りの言葉に学びながら、身につけているのですね。そのように自然に主語と述語などは、身につけるのだから、取り立てて指導しなくてもいいのだという考えが、日本の国語科教育には、あったようです。 でも、自然に学ぶだけでではなく、取り立てて指導すつことの大切さを僕らの研究会の先輩が主張してきて、今では、小学校1年生から6年性まで、系統的に指導するようになっているのです。これは、主語と述語の意識化なのですね。 僕は、難しい、ねじくれた文を読むときは、まず、主語と述語を確定してから読みます。このようにして読みますと、読解できない文は今のところありません。(パソコンのダウンロードだの***だの、専門用語が出てくるのは、だめですがね。これは、子供が、漢字語が分からなくて、文章が読解できないのに似ていますね。) また、自分が書いた文を推敲する時は、主語と述語の対応をまず見ます。(田村 利樹) ご面倒でしょうが、
上記に関連することが下記のブログで、書かれています。勝手にご紹介させていただきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/tutor49/diary/200803050000/
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靴をそろえる・・・・ダンナが全くこれができなくて、結婚当初びっくりしました。
「それは主婦の仕事だろ?」 「『仕事』じゃなくて『しつけ』の問題だと思うけど・・・」 なんて、ずっと言ってました。 現在は、30歳のピアノの先生が、靴のつまさきを屋内に向けたまま置いておくのがいつも気になってしまって・・・・・何回か直してしまいましたが、最近はそれも失礼かもしれないと思ってやめています。 「主語と述語」 あっきいはまだ混乱してますね。学校でもまだ習っていないようですが。 習得の過程を興味深く観察しています。 (2008.03.06 12:44:13)
精読と楽しみのための読書、どちらも大事ですが、読み方が異なりますよね。低学年の今までは後者だけに力をいれていましたが、前者にも力を入れることにしました。国語教えるのも楽しいですね!驚きとともに発見も多い今日この頃・・・
(2008.03.06 17:44:18)
家の中で夫とのやりとりは、主語はまったく出現しません。あっちをむいて、「あれ!」「これ!」などという事でもありませんが、いつしかお互いの欲するものが見えてきて、むしろ短い言葉だけ、あるいは言葉なしでも用が足りているようになってきていますね。(苦笑)
気分の悪いときは、気がつかない振りをしたりしてね。 子どもが育っていく上ではそうではいけませんね。 わかっていても、きちんと組み立てた話し方や書き方をしないと、やがて相手に誤解を与え、コミュニケーションもうまくとれない原因になってしまうかもしれませんね。 (2008.03.06 19:20:36)
いやあ、恥しいです。
今、そのような類の本を読んでまして、うっかり書いてしまいました。 実は、3月で公務から退くことになったのですが、 ”命令書”を1通も出してないことが問題になってます。 ”命令”なんて言葉は嫌いですし、幾ら上の職務であっても書く気はありませんでしたから、批判は甘受するつもりでいました。 いつも、”ご依頼”、”お願い”で済ませて来ましたから。 (2008.03.06 21:34:58)
いやあ、恥しいです。
今、そのような類の本を読んでまして、うっかり書いてしまいました。 実は、3月で公務から退くことになったのですが、 ”命令書”を1通も出してないことが問題になってます。 ”命令”なんて言葉は嫌いですし、幾ら上の職務であっても書く気はありませんでしたから、批判は甘受するつもりでいました。 いつも、”ご依頼”、”お願い”で済ませて来ましたから。 (2008.03.06 21:36:34)
かなにゃん3728さん
>靴をそろえる・・・・ダンナが全くこれができなくて、結婚当初びっくりしました。 >「それは主婦の仕事だろ?」 >「『仕事』じゃなくて『しつけ』の問題だと思うけど・・・」 >なんて、ずっと言ってました。 : 習慣だったんですね。 >現在は、30歳のピアノの先生が、靴のつまさきを屋内に向けたまま置いておくのがいつも気になってしまって・・・・・何回か直してしまいましたが、最近はそれも失礼かもしれないと思ってやめています。 * まだ、30歳、やってあげて、気づいていただいた方がいいのでは? > >「主語と述語」 >あっきいはまだ混乱してますね。学校でもまだ習っていないようですが。 * 結構、時間がかかりますね。 >習得の過程を興味深く観察しています。 * また、それを教えてくださいね。 勉強になります。 ----- (2008.03.06 23:53:13)
まるちゃん1100さん
>精読と楽しみのための読書、どちらも大事ですが * そうなのですね。 この視点を持ちたいですね。 これが、混同されていますね。 > 、読み方が異なりますよね。 * そうなのです。これは、前者がるから、言えることですね。 > 低学年の今までは後者だけに力をいれていましたが、前者にも力を入れることにしました。 * そうなのですね。これをしないと、いい加減な表面的な学習になりがちですね。 確かな学力にならないのですね。 < 国語教えるのも楽しいですね! * それがあれば、もう、すべて、満点ですね。 *驚きとともに発見も多い今日この頃・・・ * これからが、楽しみですね。 こうなると、どんどん、力が着きますね。 ----- (2008.03.06 23:58:34)
まるちゃん1100さん
>精読と楽しみのための読書、どちらも大事ですが * そうなのですね。 この視点を持ちたいですね。 これが、混同されていますね。 > 、読み方が異なりますよね。 * そうなのです。これは、前者がるから、言えることですね。 > 低学年の今までは後者だけに力をいれていましたが、前者にも力を入れることにしました。 * そうなのですね。これをしないと、いい加減な表面的な学習になりがちですね。 確かな学力にならないのですね。 < 国語教えるのも楽しいですね! * それがあれば、もう、すべて、満点ですね。 *驚きとともに発見も多い今日この頃・・・ * これからが、楽しみですね。 こうなると、どんどん、力が着きますね。 ----- (2008.03.06 23:58:37)
リエさん0037さん
>家の中で夫とのやりとりは、主語はまったく出現しません。あっちをむいて、「あれ!」「これ!」などという事でもありませんが、いつしかお互いの欲するものが見えてきて、むしろ短い言葉だけ、あるいは言葉なしでも用が足りているようになってきていますね。(苦笑) >気分の悪いときは、気がつかない振りをしたりしてね。 >子どもが育っていく上ではそうではいけませんね。 * そうなのですね。 >わかっていても、きちんと組み立てた話し方や書き方をしないと * まず、学力が付きませんね。 > 、やがて相手に誤解を与え、コミュニケーションもうまくとれない原因になってしまうかもしれませんね。 * そうですよね。 一文をしっかり、正確に考えて発すること、これがいい加減になるからですね。 学力のなさは、ここが、いい加減になっているから起こるともいえますね。 主語と述語の一文がしっかりでき、話せ、書ければもっと子供は、学力が付いていると思いますよ。 ----- (2008.03.07 00:02:55)
逆立ち天子さん
>いやあ、恥しいです。 * とんでもないですよ。 片手落ちを拾って、もらったのですから。 ここをちゃんと述べないと、主語と述語の問題には、入れませんからね。 >今、そのような類の本を読んでまして、うっかり書いてしまいました。 * こちらは、かえって、良かったですよ。 >実は、3月で公務から退くことになったのですが、 >”命令書”を1通も出してないことが問題になってます。 >”命令”なんて言葉は嫌いですし、幾ら上の職務であっても書く気はありませんでしたから、批判は甘受するつもりでいました。 >いつも、”ご依頼”、”お願い”で済ませて来ましたから。 * ご苦労様でした。 ----- (2008.03.07 00:05:37)
隠れ主語と言うのがあるのですか。 勉強になりました。 携帯にて失礼します。
(2008.03.07 05:32:01)
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