日本の教育は、これでよいのかな

2008/08/22(金)14:39

コメントの偉力

・・・抽象漢字の指導(23)

心につきささって、抜けない皆様からのコメントがたくさんあります。それを大事にして、このブログ、進めてきました。次のコメントもその一つです。これは、『子供と教育』に寄稿したものを引用させて戴きました。    黄色く塗られたところが、コメントです。このことを、僕の例で言えば、心理学を何人かで、学んでいる時、表象(ひょうしょう)という言葉が、どんどん出て来るのに接しました。初めて出会う言葉で、何が何だか、分かりませんでした。(恥ずかしいので、聞くこともできません。)一度や二度ならいいのですが、何度も出てくるので、この表象が理解できないと、そこの文章が、分からないのです。このようなことがあって、この勉強会には、行く気がなくなりました。でも、周りの方が、参加するように勧めるので、努力して、続けました。そのようなことを繰り返しているうちに、1年ぐらいたって、少し、分かるようになりました。見当がついてきたのです。でも、アバウトです。 今、思えば、次のような学習を小学校でしていれば、表象の意味は、このように苦労しないで、もっと、早く、理解できたかもしれないのに・・・・・・・です。     ・・・・・・・・August 06, 2008 28歳のA先生の象の授業記録(勉強がわかるようになる抽象漢字語の指導)  (6)[ ・・・抽象漢字の指導 ]   28歳のA先生の「象」の指導の記録です。       ・・・・・・・・・・・・・T(A先生)・・・では、もう一つの字です。見たことあるかな?(この象の指導の前に、和の指導をしています。。)板書・・・象を書く。C・・・仏像のゾウだ。T・・・うん?音読みでゾウと読みます。意味は、どんな意味かな?どうやってできたか見れば、意味がわかります。成り立ちの図を見せる                              (例解学習漢字辞典・藤堂明保編 ・小学館) C・・・ゾウだ。Tそうです。動物のゾウという意味です。どんな象がいるか?C・・・アフリカ象。C・・・インド象。C・・・アジア象。C・・・象牙。T・・・象牙ってなに?C・・・ゾウの牙のこと。T・・・ゾウにこんなのあるよね。ジエスチャー。C・・・もう出ないゾウ。C・・・あはははは。 T・・・良く知っているね。では、こんな言葉もあるだけど。板書。旅の印象を、作文にまとめた。T・・・読んでみて。C・・・旅の印象を作文にまとめた。C・・・印は、しるしっていう字なんだけれど、なんだろう。旅の印象って?C・・・象がいたんだ。T・・・じゃあ、動物園に行ったっていうことかな?(ここのA先生の返しの言葉が、光っていますね。)C・・・ちがう。C・・・思いでみたいな・・・・。C・・・違う意味があるんだ。T・・・そうです。象には、動物のゾウとは、違う意味があります。象は、大きいものの代表になる動物なので、『すがた』という意味に使うようになりまいした。象には、モノの形や姿という意味があります。A先生が、この日常語・抽象語の指導の大切さを主張するのは、次のようなことからのようです。「漢字の学習が不十分な子」・「いつか分かるだろう」と放っておかれた子は、漢字語が多いい教科書の授業は、外国語で授業を受けているいるようなものです。」     ・・・・・・・・・・・・・・コメントの「現象になぜ、象(ゾウ)が使わるのか、今でも分かっていない」は、僕もそうだったのですね。それを気づかない僕だったのですね。とにかく、抽象語って、大事な役割をし、僕のようにその勉強をやめるか、続けるかの原因になることもあるですね。  ご訪問ありがとうございます。それが、今日さんの書く力になります。コメントいただければ、なお、うれしいです。応援クリックを戴けますと、なお・なお、うれしいです。それは、下記のマークです。一日、1っ回有効です。  人気blogランキングへ 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。 * こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。 1セット5過程に基づいた展開になっています。 1~6年生まで揃っています。

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