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カテゴリ:・・表現よみ(音読・朗読)指導の実際
説明文の音読(表現よみ)の研究を、会として、初めて取り上げて研究してみました。授業者は、東京都の50歳を少し超えたA先生(女性)です。 教材は、『さけが大きくなるまで』(2年生)ですが、指導によって、ここまで、音読(表現よみ)ができるのかと、僕は、驚きました。このことについて、今回は、ご一緒にお考え戴けますとうれしいです。 (田村 利樹記)
子どもが、この説明文をどのように表現読みをしたいか、書かせてみました。それが、下記です。(なお、教材文の一部と写真は、後ろに載せておきました。) ・・・・・・・・・・・・ 書いていることを読むと、この説明文をしっかり読みとっているなあと、まず、思いました。A先生は、この説明文の読解指導をしっかりやっていたことが、分かりますね。 * 『わらぐつの中の神様』(5年生)の指導例として、おみつさんの結婚式のプログラムを作るという指導例が出され、問題になったことがあります。この指導は、『わらぐつの中の神様』の読解が中心で、プログラム作りが、中心ではないですよね。 しかし、このような指導例が、いっぱい出されています。これでは、読解指導がおろそかになりますから、読解力が低下しますね。
さて、本題に戻りますが、では、上記のように書けたのですが、子どもが、そのように表現よみができたのでしょうか。ぼくは、どの程度、できるのかなあと思いながら、その表現読みを聞きました。
表現できているのです。これには、驚きました。上記に書かれている 滝を乗り越える姿、 最後の力を振り絞って疲れながら卵をうむ様子 からだをぼろぼろにしながら登っていく様子 尾びれを震わせて、川底を掘っている様子 さけが卵を大事にしている様子 などが伝わってくるように表現読みをしているのです。そのことを表現しようとする読みが、声に出ているのです。 ああ、2年生の子供でも、ここまでできのだということを、知らされました。読解において。表現読みにおいて。
では、この読解と表現よみをどのように指導したか、そのことは、次回にご報告いたします。
表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/
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