|
カテゴリ:A漢字は手首化
漢字ブームで「行火・・・あんか」「湯湯婆・・・ゆたんぽ」「顰蹙・・・ひんしゅく」などの漢字が読めるか、書けるかなどが、話題になっています。首相の漢字の読み間違いが影響しているようです。 本日は、このことについて考えてみます。よろしくお願いいたします。 僕は、自信を持って上記の漢字は、読めませんでした。文のなかに出てくれば、その前後関係で、類推できる程度です。 学校教育では、このような漢字が読め・書けるよりも、もっと重要な漢字があるのではないでしょうか。次のように使われる漢字・発は、読めて、スラスラ書けて、文章の中で使える必要があるのではないでしょうか。 発は、このようにたくさんの使い道があるからです。 ですから、この漢字は、 ・読めて ・書けて ・文を書く時に使える ようにしておく必要があると思っていますこれを、僕らは、A漢字とよんでいます。 例えば、3年生のA漢字は、次の表の中で、×・△印がないものです。 次の3年生の学習漢字の中で、手首化させるまで指導する漢字として、僕らは、20年前に選でいました。国立国語研究所・文化庁などの調査をもとに、現場で教えている先生が集まって、1年余かけて、1006字の1字1字を検討して、選びました。
ですから、「行火」「湯湯婆」などの漢字のよみ方、それは、遊びでやるには、いいでしょうが、それよりも、上の表の中にある漢字をしっかり教えたいものです。 それと、・湯湯婆は、仮名で書かれることが多いいですよね、それは、その方が、普通の人には、読みやすいですからね。仮名で書いても、意味は、通じますよね。 ところが、出発・発熱・発射・・・・・などを仮名で書くと、意味が通じにくくなりますからね。 こちらは、僕らが作った漢字1字・1字の指導の練習帖です。 1セット5過程に基づいた展開になっています。 1~6年生まで揃っています。元・A教科書編集部長・現場教師が作ったものです。A教科書編集部長さんは、長年、国語教科書の編集にあたっていて、漢字指導のあるべき姿を追及していました。その中で、僕らの考えに共鳴してくれました
下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。アマゾンでは、漢字教育の部で、本日も、売れ行き1位でした 国字問題研究会・漢字指導法研究会 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[A漢字は手首化] カテゴリの最新記事
仮名で書いて分かりやすいものは仮名で、漢字で書いてそこから連想しやすいものは漢字で書けばよいと思いますね。
私たちも文章作る上では同じような考えで良いのではないかと思いますね。 そして何より、このようにパソコンだと後先の言葉から適切な漢字を勝手に選んで変換してくれますので、それが正しいのかと確かめるだけで使えて行けますね。 私たち大人はこのように漢字はうろ覚えで良いかと思いますが、しかし、こと学校で今まさに習っている最中の子どもには、だいたいとかということは行けませんね。 できるだけ教科書そのものが、その字をしっかり覚えやすいように書かれていればベストなのですね。 (2009.02.01 21:11:28)
同じ漢字を見てますと、違う文字に見えてくるのは
これは老化現象か、それとも勉強不足かな? (2009.02.01 22:10:05)
何年か勤めて初めて知ってショックだったのは、
教科書に採用された物語文などの漢字が、 難しいのをひらがなにするのはともかく、 ひらがなを漢字にしていることがあると言うことです。 それは、指導要領で、その学年で習うから。1年間のバランスがあるから。 最近は、「この字は読めればいいよ」にしているものもあります。 でも、何でもそれではすまないんですよね。。。 (2009.02.01 22:33:32)
うちの子達は、小さい頃から難読漢字を読むのが好きです。
最近はテレビのクイズ番組の影響もあって、さらに拍車がかかってます。 難読漢字はゲームとしてなら楽しいものですね。 うちでは「漢字は面白いもの」という動機付けにはなっているようです。 子供としても、大人が読めない字が読めるということが、うれしくて仕方ないようです。 とはいえ、学校教育にはなじまないでしょうね。 実際、そんな字は生活では使いませんし。 そんな漢字のテストも、ちょっとゾッとします。 必死に覚えるものではないと思います。 難読漢字は、読めない、書けないから困るということはありません。 みんなでワイワイ楽しむのがちょうどいいかな、と思います。 (2009.02.02 12:42:01)
難しいというか一般的でない漢字が脚光を浴びるのってパソコンの影響もあるのかなぁと思います。手で書くなら絶対書かないぞと思うような込み入った漢字もさらっと変換してくれちゃいますから。
基本的な漢字はおっしゃるとおりです。確実に読めて書けて使える漢字をどう決めるか、は物凄く論議を呼びそうですが… (2009.02.02 21:53:20)
|