|
カテゴリ:教科課程・指導計画
算数・数学科の学習のバランスについて、本日は考えてみたいと思います。また、ご一緒にお考えいたでけますとうれしいです。 100ます計算が、流行り出して、しばらく経ちますね。この100ます計算と算数・数学科の学力向上のことを例にして、本日は、考えてみたいと思います。 この百ます計算は、どうして、起こったのでしょうか。それは、足し算・引き算・九九がちゃんとできない子どもが多く出てきたので、それが、できるようにと、岸本裕史さんの考案で生まれたのですね。 この足し算・引き算・九九ができない子が、目立ったのは、1970年代からの学習指導要領を元にした教科書の進度を速くしたからなのですね。 それで、ついていけない子が多く出てきたのです。新幹線授業・ひかり号授業という言葉は、そのことを物語っていますね。 僕が、新卒の頃は、足し算・引き算・九九は、全員100点になる・するが、当たり前でした。 そういう指導ができなくなるような事態が起こって、100ます計算が、流行り出したのですね。 足し算・引き算・九九は、スラスラできて、当たり前です。それが、できない。 で、100ます計算。 本来ならば、算数の時間内で、スラスラできるようにすればいいのですよね。 その100ます計算が、流行って、これをしてれば、算数の学力が向上するというような風潮はないでしょうか。これは、危険な考えですよね。 このことを、国民として、しっかり認識してほしいと今日(さh)は、生意気に訴えたいですね。 算数で、計算ができるということは、大切なことですよね。ひらがなが・漢字が書けるように、つかえないでできるようにしておくことが必要ですよね。文章題をやっていて、計算で、間違ったり、つまずいたりしていたら、正しい答えが出ないですからね。 ですから、算数の時間の中で、ちゃんとできるようにすること、これが、重要なのではないでしょうか。 算数・数学科も、バランスということは、大事ですね。算数科の目標・全体構造を考えて、100ます計算に対応していきたいですね。
このブログ、ご意見・感想をお寄せ下さい。 そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。
下記は、1字・1字の指導の練習帖です。僕らが、作成したものです。 こちらの本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。アマゾンの漢字教育の部で、本日も、売れ行き1位でした 国字問題研究会・漢字指導法研究会 http://members.jcom.home.ne.jp/kotoba/kokuziken-index.html
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[教科課程・指導計画] カテゴリの最新記事
世の中が狂っていても
真心&誠心誠意の生き方をしていると 自然と福があちらからやって来ます。 日常の心がけで人間らしい生活ができることを 苦労から学びました。 還暦パワー全開の神風ガッツ&スマイル人生! Thanks (2009.03.05 20:22:51)
今、算数の100ます計算の宿題をしています。
太郎の学校では、どのクラスも取り入れているようですが、様々なスキルのうちの一つのようです。 私は70年代に小学校に入学しましたが、なんでも競争・競争だった気がします。落ちこぼれた子は確かにいました。自分が脱落することがきっと怖くて・・一生懸命勉強したんだと思い出しました。 (2009.03.05 20:41:12)
大人の求めるスピードに、子どもたちが着いて来れなくなったということでしょうか。
指導要領の改悪で、ゆとり教育が失われることになりますが、 今まで以上にもっと世知辛い光景が、学校現場に生まれるのかもしれません。 寄り添う気持ち、大切にしたいものです。 応援して戻ります。 (2009.03.05 21:25:14)
こちらでは初コメかと思います。
オキニに頂いてから拝見してますが、どうもオカシナ方向に向かってませんか… 間違った教育と言われた我々(偏差値教育世代)が社会でそれほど低い評価ではないと思います。 悪い所も沢山あったけど、人生に必要な経験(教育)は積んで来たと自負してます。 今の新入社員たちは… (2009.03.05 21:30:42)
九九の暗記を覚えてから、やっとこさ、足し算、引き算が出来るようになったのは小3になってからでした。
でも、時計の10時10分前を本当に理解したのは、高卒後だったと思います。 そんな出来損ないのわたしでしたが成績はオール5でしたから不思議です。 勉強などするよりは本と絵を描いてれば幸せな毎日でしたが、成績が悪いと嘆く母の姿を見たくないだけで 勉強したようなものでした。 (2009.03.05 22:27:48)
こんばんは。
きのうの今日さんの記事にあった「漢字の成り立ち」の学習をしているときの子供たちの目の輝きを持たせ続けたいものです。 意欲や関心そしてそれが表にあらわれる態度がしぼんでいくような競争主体の学習指導は、歪んだ人間教育に陥る危険がありますね。 ポチ応援です。 (2009.03.05 22:38:38)
私の職場では1人しか百ますをしていないようですが・・・
私自身は、やったらいいと思っています。それほど時間がかかるわけではないですから、授業開始の5分ぐらいを使ってやればいいのではないでしょうか。それほど重く考える必要もないと思います。 もちろん、それが万能だ、それができればいいんだと思うことは危険だと思います。 (2009.03.06 00:28:52)
こんにちは(*´∀`*)ノ
100ます計算聞いたことはありますが、 実際どんなものなのかは知りません。 普通に出来るのが当たり前の時代だったような気がします。 何事も基礎は大事ですよね~ 応援ぽち★ (2009.03.06 09:49:57)
100マス計算、うちの学校ではまだやらされたことがないようです。
都道府県でずいぶん状況が違うのでしょうね。 (2009.03.06 11:50:59)
Good afternoon.
今、中3特訓のプリントを 自動コピーしながらPCです。 土、日は6時間特訓で最終仕上げです。 10&11の長崎県立高校入試ですので 神風の指導は8日(Sunday)で終了。 あとは合格吉報を待つばかりです。 Thanks. (2009.03.06 13:01:47)
昨年、お会いした数学者のピーター・フランクルさんが、同様のことをおっしゃっていたと思います 私は親が小学校の教師でしたから、小さい頃から 計算問題を浴びるほど繰り返し、公式は暗記して・・ とずいぶんスパルタ式で育ちました。 ですから、中学まではトップの成績で卒業できました。 でも、高校生になったとき、数学でまずつまずいてしまいまして、計算が速いだけ、そして丸暗記しただけの公式は、ほとんど役に立たないとわかり、愕然としました。理屈が何にも身に付いてなかったのですね。 数学がなによりも大好きで、難易度の高い問題を、楽しそうに解いている息子を見てると、いいなぁと思います(笑) バランス 大切ですよね (2009.03.06 17:54:24)
算数の授業の中で全員が100点取れるようになったらいいですね。でも、今の学校でそれは無理かもしれないなぁと思うのです。
(2009.03.06 21:44:54)
|