日本の教育は、これでよいのかな

2009/03/14(土)11:36

転調と子どもがそばに寄って来る読み聞かせ(3)

・・読み聞かせ(37)

   読み聞かせは、言葉獲得の食べ物です。「ああ、車の後ろををヘイにぶつけちゃった。」と、小さい声でぶつぶつ言っていたら、大きな音でびっくりしたのか、そこに妻が走って出て来た。「体の方は、大丈夫?」と、声をかけてくれた。「大丈夫だったよ。」と、急に明るい声で言った。このようなことがある今日(さん)です。この今日(さん)の声は、暗い声から明るい声への転調がありますね。読み聞かせでもこのことを頭に置いてやると聞き手には、良く分かり、面白くなりますね。本日は、このことを考えて見ます。  左記の応援のマークをクリックして、戴けますとうれしいです。読み聞かせををする時、次のような要素(ポイント)を考えてするとよいでしょうね。転調は、このポイントの中の一つですね。 このことを『ごんぎつね』で考えてみましょう。この赤矢印のところですが、ここでは、はっきりした転調をしてよみたいところですよね。それまで、雨が降って、ごんは、あの中でしゃがんでいて、気持がくしゃくしゃしていたでしょうね。 その次のところは、雨がやんで、穴から這い出した。すると、空は、かっらと晴れています。ごんの気持ちは、晴々としています。赤矢印の前と後ろでは、ごんの気持ちは、まったく違いますね。それを読み手は感じて音声化したいですね。ここに、必然的に転調が起こるのですね。ここで、転調してよみますと聞き手は、自然に理解できますね。転調しないで読みますと、文章の内容と音声化が食い違いますから、理解が難しくなり、努力が要ります。こうなると、子供は、聞くのが嫌になって、逃げ出したくなる場合があるのですよね。僕は、こういう読み聞かせを聞くと、頭が、うんと疲れます。それは、頭の中で、<そうじゃあないでしょう<と、言いながら聞いているからですね。いい読みを聞いている時は、気分がよくなりますよね。  このブログ、ご意見・感想をお寄せ下さい。そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。   人気blogランキングへ * これは、下記の研究会の本を参考にしています。 表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/  これは、4年生です。『ごんぎつね』などの教材研究・指導計画・指導案・実践記録を載せました。  東京都日野市立南平小学校4年生の表現よみとその指導者・田村 操さん朗読がCDで、入っています。この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。本書は、楽天以外では、下記で購入できます。books or.jp         書籍ドットコム        セブン アンド ワイ   ルック(楽天ブックス)          紀伊国屋書店 book web            Syodana.jp          Amazon.co.jp       ・・・・・・・・・・・本日は、それでは、実際、どのような表現よみをしているのか、よろしかったら、それをお聴きになって見て下さい。実際のよみ声を公開致します。 この中で、転調もたくさん出てきます。 作品は、≪宮沢賢治作 よだかの星(20分)≫です。 なお、この録音は、http://www.hhksdra.com/web.html放送表現教育センターのHPから、お借りいたしました。読み手の田村 操さんは、、表現よみ総合法教育研究会の会員です。 

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