|
カテゴリ:・・読み聞かせ
読み聞かせは、言葉獲得の食べ物です。 「ああ、車の後ろををヘイにぶつけちゃった。」と、小さい声でぶつぶつ言っていたら、大きな音でびっくりしたのか、そこに妻が走って出て来た。 「体の方は、大丈夫?」と、声をかけてくれた。 「大丈夫だったよ。」と、急に明るい声で言った。 このようなことがある今日(さん)です。 この今日(さん)の声は、暗い声から明るい声への転調がありますね。読み聞かせでもこのことを頭に置いてやると聞き手には、良く分かり、面白くなりますね。本日は、このことを考えて見ます。 読み聞かせををする時、次のような要素(ポイント)を考えてするとよいでしょうね。 転調は、このポイントの中の一つですね。
この赤矢印のところですが、ここでは、はっきりした転調をしてよみたいところですよね。 それまで、雨が降って、ごんは、あの中でしゃがんでいて、気持がくしゃくしゃしていたでしょうね。
その次のところは、雨がやんで、穴から這い出した。すると、空は、かっらと晴れています。ごんの気持ちは、晴々としています。 赤矢印の前と後ろでは、ごんの気持ちは、まったく違いますね。それを読み手は感じて音声化したいですね。ここに、必然的に転調が起こるのですね。 ここで、転調してよみますと聞き手は、自然に理解できますね。転調しないで読みますと、文章の内容と音声化が食い違いますから、理解が難しくなり、努力が要ります。こうなると、子供は、聞くのが嫌になって、逃げ出したくなる場合があるのですよね。 僕は、こういう読み聞かせを聞くと、頭が、うんと疲れます。それは、頭の中で、<そうじゃあないでしょう<と、言いながら聞いているからですね。いい読みを聞いている時は、気分がよくなりますよね。 このブログ、ご意見・感想をお寄せ下さい。 そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。* これは、下記の研究会の本を参考にしています。 表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/ これは、4年生です。『ごんぎつね』などの教材研究・指導計画・指導案・実践記録を載せました。東京都日野市立南平小学校4年生の表現よみとその指導者・田村 操さん朗読がCDで、入っています。この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。 本書は、楽天以外では、下記で購入できます。 books or.jp 書籍ドットコム セブン アンド ワイ ルック(楽天ブックス) 紀伊国屋書店 book web Syodana.jp Amazon.co.jp ・・・・・・・・・・・ 本日は、それでは、実際、どのような表現よみをしているのか、よろしかったら、それをお聴きになって見て下さい。実際のよみ声を公開致します。 この中で、転調もたくさん出てきます。
作品は、≪宮沢賢治作 よだかの星(20分)≫です。
なお、この録音は、 http://www.hhksdra.com/web.html 放送表現教育センター のHPから、お借りいたしました。読み手の田村 操さんは、、表現よみ総合法教育研究会の会員です。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・・読み聞かせ] カテゴリの最新記事
国道の上で轢殺されてる野性の動物を目にするたび心が痛みます。
全然知らない動物ですらそうなのですから、子供達はごんを知ってるわけですからその死に心痛めるのは当然のことでしょうね。 (2009.03.14 16:21:31)
「転調」によって2歳の娘もいろいろ理解、区別するようになってきたので、絵本を読むときは大袈裟ぐらいにしてます♪
その方が何を言ってるかは分からないかもだけど、 声のトーンで彼女なりに理解してるようです。 応援ぽち★ (2009.03.14 17:11:44)
こんばんは。
田村さんによる「よだかの星」の朗読を聞かせていただきました。ちょっとだけ聞く予定だったのですが、引きこまれて20分間最後まで聞いてしまいました。 子供たちも良い朗読に出会うとこんな気持ちなんだろうなと実感しながら聞かせていただきました。 抑揚、強弱、間の取り方といろいろ勉強させていただきました。 ポチ応援です。 (2009.03.14 19:15:57)
ご紹介いただきましたWEB朗読、拝聴しています。
素晴らしいですね。 1部から5部まで、どれも物語に引き込まれてしまいました。 操さんのはもう3回聞きました。 ずっと余韻が残っていますよ。 私が朗読すると、我がお寺の住職さんの下手なお経みたいになってしまうでしょう。 (2009.03.14 22:40:12)
おはようございます。
イントネーションとの絡みもありますね。 (2009.03.15 06:10:23)
|