日本の教育は、これでよいのかな

2009/03/18(水)20:36

ギャルよみ・美空ひばり・子どもが膝に乗ってくる読み聞かせ(5)・暗唱・教育基本法の改訂

・・読み聞かせ(37)

読み聞かせは、言葉獲得の食べ物です。ギャルさんの中には、「わたしはあ、きのうお、はらじゅくにい、行ってきたのお。それでえ、・・・・・・」と助詞や文末をのばして話す方がいますね。じつは、読み聞かせでも、このようなことが、起こっているんですね。このことについて、本日は考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。(この助詞や文末の処理の力が、一流かどうかの決め手になっているようです。TVなどのアナで、新米の方と力のある方は、それを聞いていて、分かりますね。美空ひばりは、ここも、本当にうまいです。彼女の努力のすごさの表れですね。) いつも、応援ありがとうございます。本日も、左記の応援のマークをクリックして、戴けますとうれしいです。それが、励みになる今日(さん)です。 このことは、下記のように、読み聞かせのポイントの一つなのですね。 ギャルさんが、助詞をのばしたり、文末をのばしたりするのをTVなどで、聞くと、品がないなあと、今日(さん)は、思います。こうするのは、自分のことを分かって欲しいという気もちが根っこにあって、それがもろに出てしまっているからでしょうか。でも、読み聞かせで、そのような読み方をすると、子供は、<もう、いいよ。>という気分になってしまいますね。どうしてなのでしょうか。『ごんきつね』で、実際、考えてみます。  助詞を伸ばして読む・文末をのばしてよむというのは、上のような赤線のところを伸ばして読むことなのですね。これはどうして、違和感が湧いてくるのでしょうか。最初の、「これは、わたしが、小さいときに、村の茂平というおじいさんから聞いたお話です。」は、作家(新美 南吉)が、わたしという語り手(かたりて)を立てて、このお話を語り手に語らせている文ですね。この語り手は、小さかった時に、村の茂平とうおじいさんから、聞いた話を、これからか話すのですよね。何人かの子供の前で、語るのかも知れませね。その状況を、読み聞かせをする人は、理解しておいた方がいいでしょうね。(このように、読解と読み聞かせは、結びついているんですね。)そうしたら、ギャルさんみたいな語りには、ならないでしょうね。ごく自然に、子供たちに、語ってあげている、そんな光景が、見えてきませんか。と、なると、これを、読み聞かせする時には、ごく、自然に語ってあげているような出だしでよんであげたいですね。そうしたら、助詞・文末伸ばしには、ならないですよね。助詞・文末でのばして読むと、だらしがなく、聞かせてあげようといいう意識があるように感じてしまいますね。それを子どもが、感じると、もう、聞きたくないよとなるのですよね。 今度、国語の時間に暗唱が入ってきます。小学校1年生から論語・漢詩・古典の暗唱を、もう、やっている学校もありありますね。 そのような時間が、あったら、上記のような指導をしっかりしたいですね。どうして、このようなことが入ってきたのかなあ、と今日(さん)は、考えてしまいます。先の教育基本法の改訂で、<五  伝統と文化を尊重し、・・・・・・>が、入ったので、それとの関連で、無理をして入れているような気がいたします。伝統と文化、それは、きちんとした指導から育つ(逆立ち天子さん) のではないでしょうか。詳しくは、下記をご覧になってください。国語教育・漢字問題の情勢  このブログ、ご意見・感想をお寄せ下さい。そして、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。   人気blogランキングへ  * これは、下記の研究会の本を参考にしています。 表現よみ総合法教育研究会http://hyoukyouken.gooside.com/  これは、4年生です。『ごんぎつね』などの教材研究・指導計画・指導案・実践記録を載せました。  東京都日野市立南平小学校4年生の表現よみとその指導者・田村 操さん朗読がCDで、入っています。この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。本書は、楽天以外では、下記で購入できます。books or.jp         書籍ドットコム        セブン アンド ワイ   ルック(楽天ブックス)          紀伊国屋書店 book web            Syodana.jp          Amazon.co.jp       ・・・・・・・・・・・本日は、それでは、実際、どのような表現よみをしているのか、よろしかったら、それをお聴きになって見て下さい。実際のよみ声を公開致します。 この中で、文末の表現もたくさん出てきます。 作品は、≪宮沢賢治作 よだかの星(20分)≫です。 なお、この録音は、http://www.hhksdra.com/web.html放送表現教育センターのHPから、お借りいたしました。読み手の田村 操さんは、、表現よみ総合法教育研究会の会員です。

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