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カテゴリ:・・読み聞かせ
ギャルさんの中には、 「わたしはあ、きのうお、はらじゅくにい、行ってきたのお。それでえ、・・・・・・」 と助詞や文末をのばして話す方がいますね。 じつは、読み聞かせでも、このようなことが、起こっているんですね。このことについて、本日は考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。 (この助詞や文末の処理の力が、一流かどうかの決め手になっているようです。TVなどのアナで、新米の方と力のある方は、それを聞いていて、分かりますね。 美空ひばりは、ここも、本当にうまいです。彼女の努力のすごさの表れですね。) いつも、応援ありがとうございます。本日も、左記の応援のマークをクリックして、戴けますとうれしいです。それが、励みになる今日(さん)です。 このことは、下記のように、読み聞かせのポイントの一つなのですね。
ギャルさんが、助詞をのばしたり、文末をのばしたりするのをTVなどで、聞くと、品がないなあと、今日(さん)は、思います。こうするのは、自分のことを分かって欲しいという気もちが根っこにあって、それがもろに出てしまっているからでしょうか。 でも、読み聞かせで、そのような読み方をすると、子供は、<もう、いいよ。>という気分になってしまいますね。どうしてなのでしょうか。『ごんきつね』で、実際、考えてみます。 助詞を伸ばして読む・文末をのばしてよむというのは、上のような赤線のところを伸ばして読むことなのですね。 これはどうして、違和感が湧いてくるのでしょうか。 最初の、 「これは、わたしが、小さいときに、村の茂平というおじいさんから聞いたお話です。」 は、作家(新美 南吉)が、わたしという語り手(かたりて)を立てて、このお話を語り手に語らせている文ですね。 この語り手は、小さかった時に、村の茂平とうおじいさんから、聞いた話を、これからか話すのですよね。 何人かの子供の前で、語るのかも知れませね。その状況を、読み聞かせをする人は、理解しておいた方がいいでしょうね。(このように、読解と読み聞かせは、結びついているんですね。) そうしたら、ギャルさんみたいな語りには、ならないでしょうね。 ごく自然に、子供たちに、語ってあげている、そんな光景が、見えてきませんか。 と、なると、これを、読み聞かせする時には、ごく、自然に語ってあげているような出だしでよんであげたいですね。 そうしたら、助詞・文末伸ばしには、ならないですよね。 助詞・文末でのばして読むと、だらしがなく、聞かせてあげようといいう意識があるように感じてしまいますね。それを子どもが、感じると、もう、聞きたくないよとなるのですよね。 今度、国語の時間に暗唱が入ってきます。小学校1年生から論語・漢詩・古典の暗唱を、もう、やっている学校もありありますね。 そのような時間が、あったら、上記のような指導をしっかりしたいですね。 どうして、このようなことが入ってきたのかなあ、と今日(さん)は、考えてしまいます。 先の教育基本法の改訂で、 <五 伝統と文化を尊重し、・・・・・・>が、入ったので、それとの関連で、無理をして入れているような気がいたします。 伝統と文化、それは、きちんとした指導から育つ(逆立ち天子さん) のではないでしょうか。 詳しくは、下記をご覧になってください。
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* これは、下記の研究会の本を参考にしています。 表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/ これは、4年生です。『ごんぎつね』などの教材研究・指導計画・指導案・実践記録を載せました。東京都日野市立南平小学校4年生の表現よみとその指導者・田村 操さん朗読がCDで、入っています。この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。 本書は、楽天以外では、下記で購入できます。 books or.jp 書籍ドットコム セブン アンド ワイ ルック(楽天ブックス) 紀伊国屋書店 book web Syodana.jp Amazon.co.jp ・・・・・・・・・・・ 本日は、それでは、実際、どのような表現よみをしているのか、よろしかったら、それをお聴きになって見て下さい。実際のよみ声を公開致します。 この中で、文末の表現もたくさん出てきます。
作品は、≪宮沢賢治作 よだかの星(20分)≫です。
なお、この録音は、 http://www.hhksdra.com/web.html 放送表現教育センター のHPから、お借りいたしました。読み手の田村 操さんは、、表現よみ総合法教育研究会の会員です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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