2009/04/06(月)18:05
漢字の筆順(2)・文科省・教育委員会が『筆順指導の手引』(昭和33年)の配布を全教師に
ヒットを打ったら、3塁ではなく、1塁に走ります。これは、ルールだからです。筆順も、このようなものではないでしょうか。ところが、この筆順が、できてないことが、見られます。それは、その筆順指導の元になっているものが、先生方の手元に配布されてないことが、大きな原因だと思います。卒業式で、教師が『君が代』を歌う声の大きさ・口の開け方まで調べている教育委員会があるとのことですが、それより、この『筆順指導の手引』(昭和33年・文部省)の配布をして欲しいものです。いつも、応援ありがとうございます。本日も、下記の応援のマークをクリックして、戴けますとうれしいです。
人気blogランキングへ 昨日に続いた筆順です。
文部省の『筆順指導の手引き』をご紹介し、私見を書かせていただきます。
原則7は、女・子・母・舟などの貫く横線は、
最後に書くという原則です。
但し、世だけは、例外で、先に書きます。これは、その方が、
書きやすいからでしょうね。
原則8は、横画と左払いの関係からの書き順です。
右・有・布・希のように横画が長く、
左はらい短い字では左払いを先に書きます。
左・友・存・在・抜のように横画が短く、
左はらいが、長い字では横画を先に書きます。
最後は、特に注意すべき書き順です。
これは、今まで、広く用いられていた筆順が、
2つ以上ある場合、どちらをこの手引きでは、とっているかという
説明です。
ですから、教科書は、
この手引きの立場をとっているのでしょう。
よく、「それは、私が習ったのと書き順が違う。」
というのは、ここから、出てくるのではないでしょうか。
この説明のように、どちらが、間違いと言う事は、ないのですね。
以上のような文部省の『筆順指導の手引』(昭和・33年)があります。
この手引きが、特に難しいと言うことではないですね。
低学年のうちに、時間をかけて、新出漢字の指導の時に
指導すれば、めちゃくちゃな書き順にはならないはずです。
「ヒット打ったら一塁に行くのだよ。」と、
教えれば、全員の子が、そうします。
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