日本の教育は、これでよいのかな

2010/07/09(金)15:57

学力向上対策・・・その6(お尻に火が付いた?)

学力向上対策(29)

 <都内のある小学校で『論理的思考力』を深めるための指導のくふう>の研究会がありました。知人が講師としていってきたその話をしてくれて、資料を送ってくれました。  ・・・・・この論理的思考力を高めることは、本当に大事ですね。下記のブログを読ません戴きまして、つくづく感じています。  どーやって再現するのよ? ・・・・・・・・・・・本日は、このことについて、考えてみます。よろしくお願いいたします。 人気blogランキングへ   左記の2つのマークをクリックして応援して くださるとうれしいです。 この論理的思考力というのは、教育界で、最近、ようやく、話題になってきたことなのですが、それは、<教育界のお尻に火が付いた?>からと言ってよいでしょうね。それは、2003年のPISA調査の結果の発表が、影響を与えているのでしょうね。その内容は、ア.「勉強に対する意欲」が参加国の中でもっとも低いレベルである。イ.「Reading(読解力)」でいちじるしい低下が見られる. ウ.参加国の中で,家庭学習の時間がもっとも短く,テレビやビデオを見る時間がもっとも長い. エ.無答率が,選択肢のある問題では0%なのに,論述形式になると60%にのぼる.などが、書かれています。(上のアからエまでの項目に、日本という主語を入れてみてください。)大変なことになっていますね。 このことに対して、今日さんが以前に書いたブログがその小学校の研究会の資料として、入っているではありませんか。下記編集してご紹介いたいます。 2006.04.16  http://plaza.rakuten.co.jp/?func=diary&act=write 『文作りと発表』の検討で出た感想・意見,フィンランドの教育との関連・・中学(中学年・高学年)の漢字指導の提案(最終回)   K先生    「PISA2003の読解力が1位のフィンランドでは、この母語に、一番力を入れていますね。」 L先生    「なんと言っても、考えることは、コトバを使ってだから、その母語の力をつけないとね・・・・・。」 M先生    「そのフィンランドでは、経済成長も、目を見張るものがあって、『国際競争力』では、1位になってますね。」 N先生    「フィンランドのことで続けて言えば、この国は、テストを廃止しているね。日本は、これから学力テストを取り入れるという。」 O先生    「テストをしなくても世界一の学力、それに学習意欲もある。学びからの逃避が、日本ではあるが、これが極めて、少ない。」 B先生    「それに、先生方が、元気だそうですよ。」 C先生    「授業時間は、日本より、ずっと、少ないね。」 D先生    「学校が終わった後、専門家によって、ピアノ・水泳・・・・・など希望者は、受け       ているそうですね。それも、無料で。」 F先生    「その専門家に公的機関が、給料をちゃんと出していますね。当然のことですが。  日本では、臨時雇用などで、その身分保障が薄いですね。」 G先生    「大学進学は、やる気がある生徒は、勉強をやるから、希望通りにいっているようですね。日本のような異常な競争は無いようですね。」 X先生    「国が、教育を重視しているから、先生は、国民に信頼されていますね。そ  れで、国は、教育行為を支援する立場にいて、先生方を支援していますね。だから、先生       の責任感が出てくるのですね。」 Y先生    「それに、習熟度別学習は、廃止しましたね。」 Z先生    「なんと言っても、長年の研究で積み重ねた国家カリキュラムがあるんですね。これが。柱になっていますね。」 B先生    「日本だって、これは、作る力、積み重ねてきた研究はあるね。」 C先生    「フィンランドの教育で、注目されてきた、子どもに話し合わせる・討論をさせるなどを取り入れた授業、僕等は、50年も前から実践してきましたね。」 D先生    「その延長として、僕らの研究会の漢字指導のこの『文作り』とその発表・話し合いがあるのですよね。」 E先生    「これは、今までの暗記中心の授業とは、違って、子どもが喜ぶし、力がつくし、その中で、話し合いの力も付くのですね」 J先生    「クラスの人数、これは25人前後ですね。」 H先生    「学校が終わった後の託児所も完備していますね。」 I先生     「放課後の読書などもさかんですね。親が『読み語り』などをしていますね。        親の労働時間ガ、日本のようになっていないのですね。」 J先生    「とにかく、この国の子どもは、自分から学んでいますね。日本は、先ず知識、と言ってそれを詰め込む、これでは、子どもは学習嫌いになりますね。」 L先生    「文作りとその発表だと、その漢字語がどのように使えるのか、どのような概念を持っているのかを学べるから、子供は、意欲が出てきますね。」 M先生    「中学の国語の時間でこれをどうするか、それが課題ですね。週に15分でも、確保して、やれないでしょうか。」 A先生    「それは、できますね。そのためには、どの漢字を授業で指導し、どの漢字は、今まで通りにするか、精選が必要ですね。」 B先生    「中学校のグループで、その精選案を作ってみたいです」   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・教育は、人を育てるものだと思って、意義を感じてやってきました。最近の日本の教育は、これでいいのでしょうかね。まさにこのブログのタイトルと同じような状況になってしまいました。   このブログ、応援してくださる方は、 下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 人気blogランキングへ 下記の本は、このような考えで、僕等がまとめたものです。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。 そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 下記の本は、 僕等ガ20年以上(児言研を入れると50余年)にわたって研究した 漢字教育のあるべき姿と実践の提案です。 「1セット5過程」・「文作り」・「手首化」 の実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とは言えません。 皆さんで、豊かにして欲しいです。  

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る