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カテゴリ:説明文の読解
先日、長男から電話があり、その声が、以前の声と違っているので、振り込め詐欺からの電話かと思って、びっくりして、誰がしゃべっているのですか?などと聞いてしまいました。 しゃべっていると、声は、変わっているのですが、しゃべり癖は、長男のものなので、本題に入った話をしました。(で、振り込みの要請ではありませんでしたが。) このようにおかしいと思った時は、疑ってかかることが大事ではないでしょうか。それは、学校教育でも、教えるべきことだと思います。 活字にされたものは、正しいというような見方がありますが、人間が書いてものですから、書き足りない・わざと間違えているなどがあります。 このことについて教科書教材の説明文で考えてみます。よろしくお願いいたします。 ** 下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。 2年生の『さけが大きくなるまで』の続きです。 次のような文章があります。
子どもは、ここの文章では、 「さけは、水のきれいな川上にたどりつくのだな。」 「それから、おびれをふるわせて、川ぞこをほるのだな。」 「それは、50せちものふかさなのだな。」 「それから、そこに、たまごをうみ、うめるのだな。」などと、分かります。 書きこみ・書きだしを指示しますと、書きこみ(書き出し)ます。 で、次の文章に行きます。 ここでも、書いてあることは、分かるのですが、次のような疑問を持つ子がいます。
「本で読んだけど、卵を産んだ、親は、どうなるのだろうか、また、来年もこうして産むのだろうか?」 「『冬の間に、たまごからさけの赤ちゃんが生まれます』...」とありますが、さけは、たまごを生むメスだけで、赤ちゃんが、うまれるのでしょうか?」 この疑問が出たら、それを調べ、話合っていく、これも説明文を読むことなのでしょうね。 この疑問、この『さけが大きくなるまで』の説明文を読解する上で、重要なことですね。この疑問を解決しなかったら、この説明文を読んだ感動は、生まれないのではないでしょうか。 このような疑問を大事にすることが、説明文の指導では、必要ですね。だから 分かったこと(初めて知ったこと)、 思ったこと(疑問・もっと知りたいこと・・・・・) の項目の順で授業をすすめることは、授業を成功させる元になるのではないでしょうか。 このような授業がされれば、子どもは、そのことに夢中になり、いじめなどをやる方には、気が行かなくなりますね。
次は、大久保忠利氏が説明文の構造について書いた文図です。(大久保忠利著作選集・1の76p 三省堂・アマゾンの古書で購入可) この中にある調査・研究・認識・思考は、筆者のものですね。 この『サケが大きくなるまで』の文章では、 卵を産んだ親は、どうなるか オスをどうして出さなかったのか 分かりません。それは、筆者の調査・研究・認識・思考が、そう書いたのですよね。 このことからして、教科書に書かれている文章でも、補って読んだり、場合によっては、訂正しながら読んだりすることが、必要なのではないでしょうか。 このことを僕らは、教材絶対主義の克服と言っています。(戦前の教育勅語は、それは許されませんでしたね。) 続きます。
は、下記の本に出ています。 * 下記にもありました。(net販売です) *** コメントをお寄せ下さい。(時間の関係で、返信は、していませんが、 勉強させて戴いて、次に生かします。感謝です。) それから、下のマークをクリックして応援して、下さると有り難いです。
下記で、以前に書いたブログが紹介されました。漢字と 作文の実践です。 これらの 実践は、仲間・先輩の実践に学び、 さらに、それを発展させるということの繰り返しから生まれたのものです。 それを取り入れることで、子どもが喜び学力がつく授業ができ、 そのことに教師は、生きがいを感じるのではないでしょうか。 漢字の学習
表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/
次は、朗読・表現よみの本です。 上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。
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