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カテゴリ:中学の漢字指導
<贈・憎・悩 の指導>(2)(贈・憎・悩の指導を10分でしています。 それを3分割にしてお知らせしています。) 本日は憎の指導の報告です。
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T:「次の漢字は、部首が“りっしんべん”で、音符が前の“贈”と同じですね。ということは、音読みが?」
S:「ゾウです。」
T:「そうですね。ソウと濁らない方の言い方はありません。訓読みの方は“りっしんべん”で、気持ちに関係した読み方ですから、~むですか?」
S:「“にくむ”です。」
T:「そうです。漢字語の読みは、憎むと悪いと書いて何と読みますか。」
S:「“ぞうあく”です。」
T:「そうですね。“ぞうあく”とも読めますが、他に読み方は無いですか。」
S:「“ぞうお”です。」
T:「そうです。“ぞうお”と読むことも出来ます。一般的には“ぞうお”で使われますが、この場合の意味は?」
S:「憎み悪く思うという意味です。」
T:「そうですね。“ひどく憎む”とか“憎み嫌う”という意味で使われます。」
T:「一方、“ぞうあく”と読む場合は、“病気の症状が急に悪くなる”という意味になりますが、“ぞうあく”という読みが載っていない辞書もあるくらいですから、めったに使われません。」(“ぞうお”の読みと意味の方を書いておき、“ぞうあく”の読みは脇にカッコつきで書いておく。)
T:「“憎”が入った他の漢字語はありませんか。」
(なかなか出ないので、教師の方からヒントを出す。)
T:「憎むと反対の意味の言葉は何でしょう?」
S:「愛する。」
T:「そうですよね。そこで愛と憎を合わせて漢字語にすると?」
S:「愛憎。」
T:「そうです。“愛憎”という漢字語になります。このように反対の意味の漢字をくっつけた漢字語もけっこうありますよね。」
T:「では、“憎悪”を使った短文を挙げてみて下さい。」
S:「自分の悪口を言った人を憎悪する。」
T:「いいですね。他にありませんか。」
S:「罪のない人を殺した犯罪者を増悪する。」 T:「これもいいですね。前の方を書いておきましょう。」(短文を板書
次回に続きます。次回は、悩 の授業報告です。 お読みくださってありがとうございます。 下記、クリックしていただけますとありがたいです。
この研究会の基本になる本が下記です。 僕らの研究会が、作ったもので、教室での実践をもとに、 理論的にまとめてものです。
木偏は、ハネルのか・・・・・ハネナイのか
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最終更新日
2014.08.16 15:15:48
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