|
カテゴリ:・漢字指導
漢字学習をまず、好きにすることですね。嫌いにしては、だめですね。
嫌いにすると、国語科嫌い、勉強嫌いになりかねませんからね。(引用者注・前回ま での1・2・3・4の続きです。)
下記は、調布市立第三小学校 榎本 祐也先生が1セット5過程の漢字の授業をした後の子どもたちの様子についての記述した文章です。
以前、クラスの子どもたちに、漢字学習についてのアンケートを実施しました。多くの子どもたちが、漢字の意味や使い方を調べたり、教わったりできるから自分の力になると答えました。言葉を集めたり、文を作ったりすることがおもしろのです。友達の文を聞くのが楽しいのです。
ある子は、1セット5過程の魅力を、「友達のことがわかること」と答えました。友達が作った文はその子の自身のものです。その子の内言が作った文です。その子の人格が表れています。その子自身です。
1セット5過程の指導の中で、子どもたちは、互いに聞き合い、学び合って育っていきます。認め合う、高め合う学級づくりにつながっていきます。
漢字学習を通して、子どもたちは新たな文字を知るだけでなく、新たな言葉に出会います。自分にないものの見方や概念に出会います。言葉の世界が広がっていきます。内言が豊かになっていきます。
「勉強は大変です。苦痛です。」そういう面もあることがありますが、本来、学ぶとは「希望」そのもののはずです。新しく知ること、わかるようになること、できるようになること、新しい自分になること。
学ぶことは喜びそのものです。子どもたちは、みな成長したいと思っているのです。できないことを子どものせいにせず、常に自らに改善を問う教師でありたいものです。
新出漢字の指導一回一回が、子どもたちにあたえる影響は微々たるものかもしれません。しかし、その積み重ねが子どもたちの力を着実に育てていくのだと信じています。
お読みくださってありがとうございます。 下記、クリックしていただけますとありがたいです。 この研究会の基本になる本が下記です。僕らの研究会が、作ったもので、教室での実践をもとに、 理論的にまとめてものです。ただし、本書は、楽天では売り切れです。アマゾンの中古であります。
木偏は、ハネルのか・・ハネナイのか
下記は学年別です。ただし、楽天では、品切れの学年が多く、アマゾンの中古では
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・漢字指導] カテゴリの最新記事
|