Z１０００とともにぶらり旅

[本・雑誌] カテゴリの記事

全307件 (307件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 7 >

• 

  最近のお気に入り作家

  ほとんどタイトルとは違った内容？になっていましたので久々に本の話など…昨年は２１０冊を読みましたが今年はまだ７冊ですか…スローペ－スで読んでます同じ作家を読むと読み方の傾向が偏ってきますので（と自分で思っているだけですが）作家を変えて読んでいます昨年の終わり頃に発見したと言っても皆さんご存じだと思いますが今野敏主に警察小説を書いてる作家です現在３冊読みましてリオ朱夏そして昨日読み終えた隠蔽捜査どの本も面白いですどこが面白いかと言いますと主人公のキャラがとても良いそれが一番ですねリオと朱夏は同じ主人公でやり手の警視庁・強行犯係の係長ところが本人は周りの評価を過大評価と思っていて自分は普通の刑事だと思っているそのギャップがいいです曲げないのですよ自分の考えをそれは隠蔽捜査の主人公も一緒警察庁のキャリア官僚なのですがこれまた変わり者で官僚はエリートなのだからそれに見合った権力を持つのは当然しかしそれに伴った大きな義務があるそれは国家につくす事な～んて考えている人なんですよこういう主人公達に割と同化してしまうのです自分が…案外自分も変わった人間なのかもしれませんねだから感情移入しやすいのかも？そいえば月曜にドラマ「ハンチョウ」をたまたま見ていて何か主人公がしっくりくるなと思っていたら原作は今野敏でした自分が読んでいないシリーズだったんですね～また手に入れて読んでいきたいと思います今日からは恩田陸まひるの月を追いかけてを読んでますちょこちょこ読書感想をアップしていこうかないつまで続くかわかりませんが＾＾；リオ朱夏隠蔽捜査

  2010.02.04

  コメント(0)

• 

  yom yom １０月号

  yom yom (ヨムヨム) 2009年 10月号 ［雑誌］新潮社から出版されている小説雑誌以前小説すばるを買って後悔した事がありましたが再挑戦といったところです実はこの本は全部読み切りなのですそう短編のみ連載だと面白みが無い（買った時が盛り上がりの無い章だったり）事もありまた続けて購入しなければならないしなんだか損した気分になるのですその点この本は大丈夫ですさて今月号は小野不由美十二国記シリーズ「落照の獄」がありその他「重松清」「恩田陸」など面白そうな作家が並んでいましたので読んでみましたしかし上記の三作品ともイマイチで案外他の作家（小池真理子や有栖川有栖等）の方が面白かったりします色んな発見がありなかなか楽しめましたまだ全部は読んでいませんがこれなら毎月買っても楽しめそうです来月号は「奥田英朗」「乃南アサ」「横山秀夫」とこれまた好きな作家が名を連ねていますので続けて買ってみたいと思います＾＾ｖ

  2009.10.09

  コメント(0)

• 

  アイスクリン強し

  畠中恵の連作短編小説ミステリー調の小説舞台は明治中期江戸時代の気分が抜けない人々がほとんど本題の謎はどおって事無い物だったが多少の恋愛感情等もエッセンスとして加えてあり良くできた作品となっているこういう本を書いても面白い作家だねしゃばけよりも好きかな？まぁ畠中恵の本はまず買ってハズレ無しってとこでしょうか＾＾ｖ

  2009.08.07

  コメント(0)

• 

  ララピポ

  ララピポ奥田英朗の長編現代小説６人の物語だがそれが少しずつリンクしていて面白く仕上げてあるちょっと話の内容にしてはエロスがきつい感じでその辺りがイマイチかな？読みやすいのだが深みが無い小説だと感じた

  2009.08.06

  コメント(0)

• 

  一瞬の風になれ

  佐藤多佳子の長編陸上小説３冊からなります一瞬の風になれ（第1部）陸上スプリント競技を高校になってから始めた高校生が主人公「新二」先輩や仲間とそして自分に悩みながら少しずつ成長していく姿が描かれる４継の描写がとてもよく描かれていて自分が走っているような錯覚になる読んでいて長男がインターハイ予選で走っていた姿を思い出した一瞬の風になれ（第2部）ちょっと感動的な内容４継に出場出来なくなった「連」が無理をして出ようとするそれを止められない「守屋キャプテン」が謝るシーン「健ちゃん」が交通事故に遭った時思わず「新二」にきつい言葉を投げつける後日謝る「健ちゃん」に自分が事故に遭えば良かったと言ってしまうその時の「新二」の気持ちが分かる気がした両方とも読んでいて涙をこらえるのが大変だった一瞬の風になれ（第3部）立ち直った「新二」が活躍するそれが嘘くさくなくてとても良い４継の優勝で終わるのだがその後少し余韻を持たせているのもまたしっくりとくる「谷口若菜」との恋の行方や４継の次の日にある２００ｍの事インターハイ等々気になる続きはあるのだが書かれていなくてもそれは想像できるそんなエンディングにまとめてある読みやすくスカッとした青春小説である長男がが陸上をやっている時に読んでいればまた観戦の仕方も変わったのにとちょっと悔やまれるまぁ三男の時に生かしていこう！子どもが陸上をやっていたおかげでよけいに臨場感があったのかもしれませんねでも誰が読んでも楽しめる本だと思います最近文庫本になりましたので↓の方がお求め易いかと思います＾＾ｖ一瞬の風になれ（第1部）一瞬の風になれ（第2部）一瞬の風になれ（第3部）

  2009.08.02

  コメント(2)

• 

  愛妻日記

  愛妻日記重松清の短編小説女性には向かない本かな？直木賞作家が挑んだ？官能小説多くは語らない事にするｆ＾＾；良かったのは「ホワイト・ルーム」と「童心」他のはエスカレートし過ぎていてどうかなって感じただ最後の「ソースの小瓶」は上手い具合に仕上げているこの本を読むと夫婦の性生活がこのままでよいのか？な～んて考えてしまうようになるかもね…

  2009.07.29

  コメント(0)

• 

  天使と悪魔

  ダン・ブラウンのミステリー小説文庫本は上中下の三巻からなります天使と悪魔（上）今回はガリレオガリレイの謎をモチーフしている序章は相変わらずちんぷんかんぷんで読みづらかったがだんだんとテンポが上がるにつれて面白くなってきた天使と悪魔（中）この巻も出だしはあまり面白くなかったが終わりに近づくにつれどんどんスピードアップタイムリミットミステリーの本領発揮で引きつけられた天使と悪魔（下）この巻は最初から最後まで楽しめたエンディングはどんでん返しの連続犯人かと思われた人物が実はといった展開ダヴィンチコード以上の面白さだったラストも爽やかになっていてとても良かった全体的に宗教とか芸術に対する知識があればもっと楽しめるのかも？と思ってしまいました…

  2009.07.27

  コメント(0)

• 

  いいわけ劇場

  いいわけ劇場群ようこの短編集色んなこだわりのある人たちの人間模様が悲喜こもごもに描かれていてとても面白いただＯＬの描写は行き過ぎでは無いか？と思うのだがいやいや案外こんなのかもしれないね…そう思わせるような巧い描き方をしていて気持ちよく読める本になっている

  2009.07.26

  コメント(2)

• 

  伝える力

  伝える力池上彰のノウハウ本？相変わらず読みやすさはピカイチです読みやすく面白いわかりやすく伝える事の大切さやノウハウが記されていてとてもためになる本だった特に小泉元首相がカタカナ言葉を使わなかったという話は初耳だから話している内容がわかりやすかったのかと思うこれはホント良い本で手元に置いておきたい本です受験や就職試験の面接前に読むと良いのかもしれませんね＾＾ｖ

  2009.07.21

  コメント(0)

• 

  ぼんくら

  ぼんくら（上）宮部みゆきの長編時代小説上下の２巻からなります最初はあまり面白くなかったのだが主人公の同心平四郎が鉄瓶長屋のおかしな所に気づき始めた所からだんだんと面白くなってくる最初のつまらない話もこのための布石だったようで相変わらず宮部みゆきの話の進め方の巧さにただただ感心してしまう甥の弓之助が霊験お初捕物控に出てくる算術好きの少年とかぶってしまうのもまた宮部みゆきファンならではかな？ぼんくら（下）登場人物が揃い面白さがどんどんと増してくるのだが平四郎と弓之助・政五郎の推理は当たってはいなかった＾＾；しかし仁平を上手く捕らえる事は出来た結局鉄瓶長屋は取り壊しになるのでちょっと一抹の寂しさを感じたエンディングも自分的にはもっとどうにかならなかったのかな？といった感じ爽やかさを出したような終わりにしたのだろうが却って後味が悪くなってしまった気がした…

  2009.07.20

  コメント(4)

• 

  壬生義士伝

  浅田次郎の長編時代小説上下の２巻からなるノンフィクションを元にしたフィクションになっています壬生義士伝（上）新撰組吉村貫一郎の話彼の死に際から描かれ色んな人が彼の半生を語るその合間に切腹するまでの有様が加わっているこの巻は斉藤一が語る途中で終わる義の精神を最後まで守り通した男の素晴らしさが描かれている壬生義士伝（下）下巻になると涙なしでは読み切れないっていうか最後には涙が目にたまってしまい大野次郎衛が江藤彦左衛門に宛てた手紙は読む事が出来なくなってしまったT_Tまた喜一郎が母につぶやく下りでも泣けてしまった…新撰組の吉村貫一朗を元に描かれたフィクションだが実際にこうだったのでは無いかと思わせる力がこの本にはある

  2009.07.17

  コメント(0)

• 

  上と外４・５・６

  上と外（4）「成人式」の儀式に参加した練は「王」であるジャガーに恐怖を抱くノルマを終えないままに１日目が終了してしまう上手く誤魔化したと思っていたがニコにはばれていたそんな中千華子は部屋を抜け出して外に出ようとするが迷路のような地下道で迷子になってしまう面白みがどんどん増してくるあっという間に読み終えてしまった上と外（5）いつもと違う「王」襲われて怪我をしたメンバーを助けるために王をおびき寄せ底に落として殺害する千華子がいなくなった事を知らされた練はニコと二人で地下の穴を探索するハラハラドキドキ感が持続していてどんどん先を読みたくなる上と外（6）最後まで楽しく読めた恩田陸の作品の中ではまとまりがある方で読んでいて違和感も無かったどんでん返しみたいな設定は無いのだがハッピーエンドでおまけ付きといった感じで爽やかなエンディングだったこの３巻は下巻に収録されているはずですからこちらの方が読むには良いですね上と外（下）恩田陸の本は？という内容の物もあり好き嫌いが分かれるところだと思いますただこの本は割と万人受けするような内容だと思いますよ＾＾ｖ

  2009.07.16

  コメント(0)

• 

  上と外１・２・３

  上と外（1）恩田陸の長編小説６巻からなりますが最近では上下巻になってますまず１巻別れた家族が再会しインカの遺跡を観光するしかし乗っていたヘリの中でクーデターが起こり千華子と練はヘリから落ちてしまう観光するまでの前置き？がかったるくって眠くなってしまった＞＿＜恩田陸の作品にありがちな展開だ上と外（2）２巻クーデターが起きそれを日本で心配する親戚離ればなれになって監禁されている賢と千鶴子そして森に落下した二人はたいした傷も無く目標物に向かって移動するしかしその合間に不思議な遺跡を見つけるそこで野宿すると謎の声が聞こえてくるだんだんとミステリアスな展開になってきて面白みが増してきたすぐに読み切れるのも気持ちよい＾＾ｖ上と外（3）３巻ジャングルで移動している内に不思議な地下構造物を見つけるそこを基点として食料を確保したりしていたが千華子が発熱しそこに謎の少年ニコが現れる導かれるまま地下へ進むと千華子は囚われ「成人式」の儀式に練が参加するようにし向けられるだんだんとテンポアップして先が見えない展開になり面白くなってきます＾＾ｖここまでは上巻に納めてあるはずですたぶん…上と外（上）

  2009.07.13

  コメント(0)

• 

  バースデイ・ストーリーズ

  バースデイ・ストーリーズ村上春樹訳の短編集誕生日をテーマとした外国作家の作品集ですいやぁイマイチ面白く無かった短編集最後にあった村上春樹本人の作「バースデイ・ガール」が一番面白かったかな？独特の世界をまた感じさせてくれた他には「皮膚のない皇帝」「ダイス・ゲーム」が理解出来る範疇他は意味不明…自分の理解力が低いせいなのかもしれないけどね＾＾；この本に２編短編を追加したのが出ています安いし買うならこっちかな？バースデイ・ストーリーズ

  2009.07.12

  コメント(0)

• 

  アーモンド入りチョコレートのワルツ

  今日は久々にNHK-BSでサンフレッチェ広島の試合を放映していました相手は浦和レッズ前半に先制して何度もチャンスを作る展開しかしもう１点が遠かったやはり決定力の無さが露出した結果になりましたね後半逆転されてあえなく敗退…地元出身の丸谷君も途中出場しましたが交代させられてしまいこれまた残念な結果になってしまいました＞＿＜まぁそれはともかく読書感想ですアーモンド入りチョコレートのワルツ森絵都の短編集３編からなります２編目の「彼女のアリア」が一番良かったかなタイトルの作品はほのぼのとしていて良いのだがちょっと面白みに欠けるところがあったどの作品もクラッシックの曲をベースに描かれていてその辺りが趣向がこらしてあって面白い感じちょっとクラッシックを聴いてみたくなるようなそんな作品だった

  2009.07.11

  コメント(0)

• 

  空中庭園

  空中庭園角田光代の長編小説連作短編形式で登場人物それぞれの視点で描かれる一つの家庭を６人の目から描いたものほのぼのとした家庭が内側ではドロッとしている事が沢山隠されているちょっとしたブラックユーモアっぽい感じになっている特に母親と祖母の関係のドロドロさは際だっているお互いがそれぞれ誤解をしあっているという所にもあるのだが現実でも起こっていて不思議でないいや自分も案外近いものがあるのかも？と思いそうになる不思議な小説いままでの作者の小説の中で一番面白いとこのときは思ったのですがその後エッセイ集を読んだところそちらの方がまとも？っていうか良かったです

  2009.07.08

  コメント(0)

• 

  巨人軍論

  巨人軍論今は楽天の監督名将野村克也の本野村監督の巨人に対するうらやましさや憧れ等が理路整然と書かれているその分析力はなるほどと思わせる物があり読んでいて飽きない野球だけでなく人生観や会社組織にも当てはまるような奥の深い内容になっている野球に興味が無くても読める一冊です＾＾ｖ今日も暑かった曇りだったのに…明日からは雨模様ですでも気温は同じくらい蒸し暑い一日になりそうです＞＿＜

  2009.07.07

  コメント(0)

• 

  裏庭

  裏庭梨木香歩の長編小説ファンタジー物でしょうね途中まで（Ｐ２５６位）かったるい内容だがそれ以降は読ませてくれるそれまでの小ネタ？が布石になっていて最後に一つになるところはなかなかで思わず感心してしまう位エンディングも爽やかに新たなる旅立ちが始まるようで読み終わってスッキリした気分になった簡単なファンタジー小説とは言えない重厚な内容になっている今日から暑くなりました梅雨も何処に行ってしまったのかって感じですね…晴れてもいいからもう少し気温が低めだと過ごしやすいのですが＞＿＜

  2009.07.06

  コメント(2)

• スピカ

  スピカ高嶋哲夫の長編小説残念ながらリンクがありませんでした＞＿＜新しく出来たプルトニウムを主燃料とする原発で起こるテロの話最初は訳のわからないとろこから始まりどんどんと核心に迫っていく色々な謎というか隠し事がありそれが次々と解明されて行く過程が面白い「ミッドナイトイーグル」と同じく東京と富山の原発での二元中継っぽく展開されるのもリアルさがあって良いラストはハッピーエンドっぽく仕上げてあるが暴力団絡みのロシア経由の武器密売などもう少し掘り下げて書いた方が良さそうな気がした仁美と日野の恋愛関係もちょっと物足りない描き方だった…

  2009.07.05

  コメント(0)

• 

  愛なんか

  やっと梅雨が本格化？雨が続いております明日も降りそうですね相変わらず読書感想です＾＾；愛なんか唯川恵の短編集色んな女性の生態というか恋愛にたいする姿勢が描かれるどれも毒々しくて面白いやら悲しいやら…こういう女性達って案外いそうな感じだが実際はいないかも？と思ったホントはどうなんでしょうね？

  2009.06.30

  コメント(0)

• 

  ウランバーナの森

  ウランバーナの森奥田英朗の長編小説昨年の１２月初旬に読んだ本です＾＾；ジョンレノンをモチーフに描かれているユーモアや哀愁など色々なエッセンスを与えて深みのあるそして楽しく面白い作品に仕上がっているジョンが日本に滞在していた事があまり公になっていない事を考えて想像して書いたという事だが盂蘭盆を上手く使ってホントのようなフィクションになっている読後感も爽やかでクスッと笑いたくなるようなエンディングです＾＾ｖ

  2009.06.28

  コメント(0)

• 

  紫紺のつばめ

  紫紺のつばめ宇江佐真理の連作短編時代小説髪結い伊三次捕物余話シリーズ２作目です前作よりも江戸の人々の哀愁をより上手く描いている伊三次と文吉との別れそして復縁が愛おしく書かれている心がジーンとする短編ばかりだ捕物となってますがミステリー要素はあまり無くどちらかというと人情話って感じですかでもそれがまた良いのです＾＾ｖ

  2009.06.23

  コメント(0)

• 

  グレイヴディッガー

  グレイヴディッガー高野和明のミステリー小説読み進むほど加速感が増しますこの作家相変わらず話が上手い盗まれた死体が何の関係があるのかと思っていたらどんどん繋がっていく途中からは逃亡劇が展開されスリリングな内容になっている追っ手が二手から迫ってきてそれがどういう関係なのかがまた謎になりストーリーをさらに面白くしている小ネタをかまして盛り上げているのもまた作者の巧みさを感じたとても面白い本なので読んで損しないと思います＾＾ｖ

  2009.06.22

  コメント(0)

• 

  顔に降りかかる雨

  顔に降りかかる雨桐野夏生のミステリー小説探偵「村野ミロ」の誕生以降、ネタバレあります＾＾；ハードボイルドミステリー最後にちょっとしたどんでん返しがあるまぁ予想範囲かな？全体的に流れよく上手くストーリーが作ってあり面白く読み進める事が出来るポイントは失踪した耀子を殺した犯人と１億円を取った犯人が違うという点同一犯だと思いながら読み進んでいくと最後に落とされる＾＾；今回からあらすじは省いて感想のみにしましたでないとなかなかアップできないもので＞＿＜

  2009.06.19

  コメント(2)

• 

  幻夜

  幻夜東野圭吾の長編小説白夜行の続編とも言える物語水原雅也は父の葬儀後借金の返済を叔父に迫られる翌朝阪神大震災が起こり助かった雅也は今にも絶命しそうな叔父を前にして瓦でとどめをさしてしまうしかし、その背後に彼の行動を見ていた新海美冬という女がいたそして二人の奇妙な関係が始まるそれは暗闇の中を彷徨って行くような感じで…白夜行と違い女だけがメインになっています新海美冬が恐ろしい計画の元着々と自分の地位を築いていきます一番の犠牲者水原雅也がすごく気の毒なんですが何とも言いようがない利用されている事に気づいた時点で頼子か有子と上手くいけば良かったのでしょうがそれは美冬が許さないかな…読後も少しボーッとするような不完全燃焼の終わりでこれも白夜行と似ていますねこの続編書くのでしょうか？書いたとしたら気分が晴れるようなエンディングを期待したいです…ともあれ読み応えのある１冊というのは間違いないです＾＾ｖ

  2009.05.10

  コメント(2)

• 

  ある閉ざされた雪の山荘で

  ある閉ざされた雪の山荘で東野圭吾の長編ミステリー小説劇団「水滸」のオーディションに合格した７人が乗鞍高原のペンションに集められるそこに閉じこめられたという設定で皆で芝居をしてくれという脚本家からの指示があったその通りに過ごしていると翌朝一人がいなくなっていたそして殺人が行われたという設定でさらなる芝居を演じるようにと張り紙がしてあった…密室ミステリなのですがちょっと一風変わった仕掛けになっていて実際犯罪なのか芝居なのか分からないように描かれます２／３位までは退屈な感じなのですが久我和幸の独白という文章を挿入してそれでしのがれている感じミステリ小説の古典を最初に提示していかにもそれに関連するような内容と思わせるという布石も作者らしくて良いかな？しかし作者の作品の中では平凡な感じがしました決して面白くないのでは無く面白い作品ばかりなのでそう感じるのでしょうね＾＾；

  2009.05.08

  コメント(0)

• 

  怪笑小説

  怪笑小説東野圭吾の短編小説ユーモア小説の部類に入るんでしょうね９編の短編からなりますがどれも面白い話ばかりです中でも鬱積電車おっかけバアさん一徹おやじ超たぬき理論しかばね台分譲住宅は面白すぎて…これがあの「白夜行」や「容疑者Xの献身」を書いた作家かと思うほどですまぁ「あの頃ぼくらはアホでした」を読んでいる人は違和感無いと思いますが＾＾；続編というかシリーズ物で毒笑小説・黒笑小説がありますがまだ手に入れて無いのでゲットしたいと思いますその前に東野圭吾の積読本を片づけねばと思ってます＾＾；

  2009.05.07

  コメント(0)

• 

  夜明けの街で

  夜明けの街で東野圭吾のミステリー小説不倫をする男なんてバカだと思っていた主人公は職場に配属された派遣社員秋葉と不倫関係になってしまう驚いた事に秋葉の実家は以前殺人事件があったところだった秋葉との関係を続けながら主人公はその殺人事件の顛末を知ろうとする…不倫ミステリーっていうんでしょうか？疑いと恋愛が交差して複雑な気持ちになっていく主人公の姿が上手く描かれてますネタバレですが結局不倫相手とは別れその後の主人公の妻の様子に一抹の不安を感じてしまいます＾＾；この本を読んで不倫してみたくなるのかそれともしたく無くなるのか意見が分かれそうな内容ですねｆ＾＾；ミステリーの方もちょっとしたひねりがあり面白い結末になっています＾＾ｖ最後に主人公の友人不倫のアリバイ作りに協力してくれた人物の短編が付属していますこれも面白く読めました＾＾ｖ

  2009.05.06

  コメント(0)

• 

  ゲームの名は誘拐

  久々に読書感想ですゲームの名は誘拐東野圭吾の長編ミステリー小説軽く楽しめる作品です主人公「佐久間駿介」は突然プロジェクトから外されるそれはクライアント側の要求によるものだった指示を出した副社長「葛城勝俊」に出会うべく邸宅に行ってみるのだがそこでは塀を乗り越えて女が出てくるところだった葛城の娘だと名乗るその女を使い誘拐というゲームに仕立てて葛城と対決しようとする…誘拐なんですが誘拐されている女も共犯じみて誘拐の演出が面白く描かれます相手の葛城の行動が変なのですがそれがポイントとなっていて謎が深まるって感じでしょうか主人公の格好良さがまた憎らしい位で出来る男同士の駆け引きが良いですねエンディングはちょっと物足りない感じですがまぁ許せる範囲っていう気がしました＾＾；読んだのは単行本の方でしたが文庫版も出ていますのでこれから読まれる方は↓の方がよろしいかと思いますゲームの名は誘拐今のところ後２冊東野圭吾を読んでますが続けてアップしていきます長男が東野圭吾の本を送ってくれと言い出したのでせめて読み終わった本だけでもアップしておかねば記憶が薄くなってしまいますから…

  2009.05.04

  コメント(0)

• 

  川の名前

  川の名前川端裕人の長編小説自然について考えさせられる本です主人公「菊野修」は夏休みの課題に仲間３人と近くを流れる桜川について調べるしかし川にはペンギンがいたのだ課題をペンギンに変え調べていく内に色んな事に気づいていく「夏のロケット」と同じくためになる小説です大人から子供まで読み手を選ばない感じで小さな疑問を小出しにしながら物語を進めて行きますそれがこの作者の特徴でしょうか？そして少しずつ主人公達を成長させていきますほんわかとした物語に仕上がっていてキャラ設定やストーリーの展開が「夏のロケット」と似ているような気がしましたまた、カヌーのシーンでの情景の描き方はリアリティがあるのだが何故か頭の中にイメージが出てこないその辺りがちょっと物足らなく感じたところでしょうか３人の友情やクラスメイトとの確執や和解そんな内容も描かれていて楽しく読めた１冊でした＾＾ｖ

  2009.02.24

  コメント(0)

• 

  十八の夏

  十八の夏光原百合の短編集４編からなります初めて読む作家なんですがきっかけは４冊２００円で売っていた本の束に恩田陸の「ＭＡＺＥ」があったのでついでに読んだって感じでした＾＾；ところが期待を裏切ってなかなかの短編集でありました最初の「十八の夏」は凝った設定にはなっていますがイマイチつじつまが合わない感があるのが残念「ささやかな奇跡」はハートウォーミングな内容子供の言い回しを逆手に取って少し読者をハラハラさせる展開を作っているのがまた心憎いですね～４編の中ではこれが秀逸かな？「兄貴の純情」も同じく子供の言い回しを使って面白いです「イノセント・ディズ」はミステリー仕立てで二家族の複雑な関係を絡めて深い内容になっています最後の妻の言葉がうれしかった…うれし涙にくれるエンディングになってます＾＾ｖ作者の他の作品を探すのですがなかなか古本には出回っていないようで見つかりませんね…なかなか良い作家だとは思うのですが残念です；＿；

  2009.02.20

  コメント(0)

• 

  日輪の遺産

  日輪の遺産浅田次郎の長編小説年末に金策に困っている主人公が最後の勝負で訪れた競馬場で知り合ったじいさんと成り行きから飲みに行きそこでじいさんは死んでしまう残された手帳には旧日本軍がマッカーサーから奪った黄金の事が記されていた…終戦間際の日本と黄金の隠し場所を探そうとする現代が交互に描かれていく長い本でやっと読み終えたという感じですね終わりは後味が悪いようなはかない終わりになっていて全ての疑問が解けてしまいます宝探しの小説かと思いきや戦争の悲惨さやそれに振り回された人間の悲哀が描かれています作者のターニングポイントとなった作品だけあって力が入っているのが良くわかるのですが今の浅田次郎に比べて少し文章力に若さを感じてしまうのは自分だけでしょうか？しかしノンフィクションを利用したフィクションを作るのが巧いですねこの前読んだ壬生義士伝でもそう感じました＾＾

  2009.02.19

  コメント(2)

• 

  駆けこみ交番

  駆けこみ交番乃南アサの連作短編小説ボクの町に続く「高木聖大」シリーズ２作目世田谷区等々力に赴任した主人公「高木聖大」は閑静な住宅地での仕事で平穏に仕事をこなしている不眠症のおばあさんの夜の話し相手をしている内にその友達グループに見込まれ？事件になりそうな頼まれごとをこなしていくのだが…地域の方々との交流が描かれていますといっても一ひねりある面白い内容に仕上がっていて主人公の成長ぶりも描かれるし微妙な心模様や色んな先輩や上司どれをとっても魅力的な内容で等身大の警察官を感じさせてくれます今回もラストにちょっと恋愛感？をにじませて終わっているのが何とも言えず微笑ましいですね最初の方におばあさんのご主人の謎の死が語られるのですが最後の編でその真相が明るみになるというもって行き方も良かったですまたこのシリーズ続かないかな？というくらい魅力的な主人公です＾＾ｖ

  2009.02.13

  コメント(2)

• 

  ボクの町

  ボクの町乃南アサの長編小説駆け出しの新人警官をコメディタッチに描いたものですっていうかこの本ではまだ見習い中なんですが＾＾；新米巡査「高木聖大」は警視庁城西署・霞台駅前交番に赴任するそこには一癖二癖もあるような先輩巡査がいたり交番にやってくる色んな人に振り回され仕事が嫌になってくるが同期の仲間が犯人追跡中に怪我をしてだんだんと仕事に対しての意識が変わってくる果たして彼は一人前の警官になれるのか…仕事に自信が持てなくなったり昔の仲間と会ってかえって気落ちしたりと喜怒哀楽が激しいところがまた上手く描いてあります読みながらも若者の苦悩？がわかるようなほのぼのとした面白い作品です続きが読みたくなるような本ですが続きがありまして次回に感想をアップしたいと思います＾＾ｖ

  2009.02.12

  コメント(4)

• 

  神はサイコロを振らない

  神はサイコロを振らない大石英司のＳＦ長編小説タイムスリップを取り入れています読んだ事のない作家でしたがまこぺーさんのブログを見て読む事にしました＾＾ｖ１０年前雷を受けて消息を絶ったＹＳ－１１機が突然羽田空港に現れる乗員乗客全員無事だったが皆１０年前と同じ姿だった失われた１０年を取り戻すべく活動を始めるが３日後には皆消えてしまうという過酷な運命が待っていた…乗客達のそれぞれのドラマが良かったです特に子供とその後離婚した両親の再会で行方不明になる前に約束していた富士登山にいくところなんか…乗客それぞれの３日間を描くのでちょっと内容が多すぎて一つ一つの物語が色あせた感も否めないかな？そういう欲張りな事を考えてしまうくらい良くできた作品でもありますねエンディングがきちんと結ばれていてすっきりしているのも日本の小説としては珍しく好感が持てる終わりとなってます＾＾ｖ

  2009.02.10

  コメント(6)

• 

  ｐｕｚｚｌｅ

  puzzle恩田陸の長編ミステリー小説といっても短めの？長編です＾＾；中編と言った方が良いのかもしれませんね～サクサクッと読めて面白いです引っかけは殺人事件と思わせてってとこでしょうか登場人物は二人だけですが片方が推理するといったものですそれが「六番目の小夜子」に出てくる「関根秋」の兄「関根春」だというのがまた面白かったですね＾＾ｖ

  2009.02.08

  コメント(0)

• 

  クライマーズ・ハイ

  クライマーズ・ハイ横山秀夫の長編小説半落ちと並ぶ著者の最高傑作ですもちろん同じく映画化されています史上最悪の航空機事故日航ジャンボ機墜落を元にノンフィクションとフィクションが入り交じった地元新聞社の裏側と担当デスクとなった主人公の微妙な家族模様が描かれる感動の物語メインは航空機事故の紙面での取り扱いそれにまつわる新聞社の裏側のドロドロとしたやりとりが生々しく描かれるのですまた登山中でも岩壁を登るというテーマも一緒に進行しそこに上手く父と息子の人間模様も絡め心に染み入るように描かれていますエンディングも爽やかさの中に暖かみがあり主人公が判断した結果が決して無意味では無かった事を実感させてくれる読み終えて良かったなと思う終わりになっていますこの本も昨年読んだ本の内では３本の指に入る位良い本でした全国のお父さん方に是非読んでもらいたい本ですちなみに文庫化されていますのでそちらの方で読まれると良いと思います＾＾ｖクライマーズ・ハイ

  2009.02.06

  コメント(2)

• 

  キッドナップ・ツアー

  キッドナップ・ツアー角田光代の長編小説児童小説っぽい本です主人公の両親は離婚していて母親の方と暮らしている日々の生活に退屈している毎日そこへ父親が現れ旅行へと誘われるそれは誘拐された事になり父親との奇妙な旅が始まるのだった…なかなかどうして主人公の少女の感情を上手く描ききっていますまた父親の方も少女の目を通して描かれるのですがその辺りも不器用な中に愛情があるところがわかります自分たち親世代が読んでも自然と感情移入できる本です＾＾ｖ

  2009.02.02

  コメント(0)

• 

  むかし僕が死んだ家

  むかし僕が死んだ家東野圭吾のミステリー長編小説です主人公の元に昔の彼女がやってくる彼女の悩みは我が子を虐待してしまう事…自分の過去の体験が何か鍵を握っていると思うのだが何故か彼女は幼い頃の記憶が全然無いその失われた記憶を探しに不思議な家に行くそこは彼女の亡くなった父親が生前隠れるように出かけていた所家の中に入りそこにある物を見て徐々に過去の記憶を取り戻していく…思ったよりも面白くて１日で読み終えてしまいました＾＾ｖ大きなトリックが２つありそれがこの小説の肝になっていますただ１つは想像がつきましたがもう１つの方はやられたという感じでした＠＿＠児童虐待というポイントもありましたがあまり深入りせずにサラッと流しているのも読みやすさの内なのかも？東野圭吾に外れ無しとは思っていましたがやはりこの本も外れでは無かったですね＾＾ｖ

  2009.01.28

  コメント(0)

• 

  地域間交流が外交を変える

  地域間交流が外交を変える画像が無いのが残念ですね光文社新書から出版されています前鳥取県知事「片山善博」が江戸時代に鳥取県赤崎沖で難破して救助した韓国船員の事を知事在任中に調べながら交流の道を開いていった話が主になっているちょうど次男の高校のホームステイ（韓国の高校生を招く）が近かったので読んでみましたためになりましたね～国同士の交流で障害になるような事も地域間ではそれほどの問題にならないという事が書いてあり何よりもお互いの事をよく理解している事が重要という当たり前といえばそれまでなのですが目から鱗的な内容でした韓国船が何故こちらに流れ着いたのかというミステリー？も知事独自の推理が展開されてましてその点でも少し楽しめます＾＾ｖホームステイですが昨年の１１月下旬に無事終わりましてその歓迎会で国同士の事は良い事悪い事色々ありますが我々はそれに囚われることなく良い交流が出来ていてとてもうれしいというような事を話しましたら相手の校長先生が同じような意見を言われただただうれしかったです竹島問題とか話題になった時も変わらない交流がこの二校では出来ているその証を見たような気がしました＾＾ｖ

  2009.01.27

  コメント(0)

• 

  ベター・ハーフ

  ベター・ハーフ唯川恵の長編小説結婚小説といえるでしょう結婚式から始まるのですがいきなり新郎の女関係のトラブルでお互いに冷めた関係になってしまいます決定的に別れるような感じになると何故だか別れられないような事態になり何とか結婚生活は続いていきますそのあたりの作者のサジ加減が上手いですね～お互いに相手のせいにしてしまう自分は尽くしているのに相手は尽くしてくれないそんな損得勘定…思わず自分の事を省みてしまいますそんな教訓めいた所もあって楽しめました解説に「男女の愛と結婚を考える最高のテキスト」とありましたがまさにその通りです色んな時事ネタを挟んで時間の流れ感を出しているのも物語のリアルさに一役買っているような気がしますこの本も昨年読んだ本の中ではかなりお勧めです既婚の方も未婚の方もこれを読んで結婚生活というものをもう一度見つめ直してみてはいかがでしょうか＾＾ｖ

  2009.01.26

  コメント(0)

• 

  ラッシュライフ

  ラッシュライフ伊坂幸太郎の長編小説グルグルと回り回って…という小説です内容的には面白いと思うのですが構成的には良く分からない点も多いと感じましたエッシャーの騙し絵をモチーフしてスタートとゴールが同じ所になってます上手く時間軸をずらして書かれていますが読んでいてそのずれが不可思議というか不自然というか頭が混乱するそんな感じで楽しめないですただ登場するキャラは魅力的なので他の作品で活躍する姿を読んでみたいですね特に泥棒の黒澤はかなり気になるキャラでした＾＾ｖこの本に登場するキャラは他の作品にも出ているそうですそんな本同士がリンクするように書かれているも珍しい形だと思います。

  2009.01.23

  コメント(2)

• 

  リズム

  リズム森絵都の小説児童文学です主人公「さつき」にはふたつの我が家？があるそれはほんとうの我が家とお父さんのお兄さんの家従兄の「真ちゃん」が大好きしかしもう一つの家では家族がバラバラになろうとしていた…こうやってあらすじを書くとなんかドロドロしたようなイメージがあるのですが実際はほのぼのとした内容で心なごませてくれます作者の処女作なのでしょうか？「さつき」と「真ちゃん」そして「さつき」の同級生「テツ」の事も等身大で描かれていてとても楽しかった登場人物が全て好ましいという児童文学の王道？を行くような本でした＾＾ｖ

  2009.01.22

  コメント(0)

• 

  雪が降る

  雪が降る藤原伊織の短編集です「台風」「雪が降る」は秀逸すぎるくらい素晴らしいです思わず読んですぐに読み返してしまいました「台風」は最後に明かされる主人公の今が寒々とした内容だったそれまでを打ち消して暖かいラストに仕上げてあります「雪が降る」は主人公とそのライバルの妻との関係がその息子によって語られます思わずジーンとなってしまいます登場人物が全員潔いのも清々しさを感じさせてくれました「銀の塩」はテロリストのパラソルの主人公の昔話その他の短編はちょっとパッとしない感じですね…「紅の樹」が良い味を出しているのだが、ラストがちょっと可哀相かな？「トマト」は短すぎで内容もイマイチですね「ダリアの夏」は爽やかなラストなのですが途中キモイ描写があるのが残念でしたこの作家はなかなか良い作品を書いているので他の小説も探すのですがなかなか見あたらないのが現実…しかも故人となっておられますので新作もありませんホント残念な事です…

  2009.01.20

  コメント(0)

• 

  Ｔｈｅ　ＭＡＮＺＡＩ　４

  The manzai（4）あさのあつこの長編小説シリーズ４作目です主人公「歩」はいやいやながらも「貴史」との漫才をやるはめにしかし舞台に上がって何を喋ったのかも記憶に残っていない密かに「メグ」に思いを寄せているのだがひょんな事から気づかれたような気がし始める…相変わらずの面白さです今回はとうとう歩がメグに告白してふられますその時の彼の思いが自分の中２の時の思いにオーバーラップしてしまった；＿；その後メグとはどう接していくのだろうか？秋本に依存しているかと感じているのだがそれををどう払しょくしていくのか？次の展開が楽しみですちなみに自分の失恋後は相手とどう接していたかという記憶は全然無いんですなんでだろう？ありがたい事にきれいに消去されてしまっています＾＾；青春時代の失恋って案外そういう物かもしれませんね…歩も早く立ち直って新しい恋に向かって欲しいのですが登場人物にそいういったキャラがいないのが残念です＞＿＜

  2009.01.17

  コメント(0)

• 

  クローズド・ノート

  クローズド・ノート雫井修介の長編小説心温まる物語大学生の「香恵」は借りているマンションのクローゼットで一冊のノートを見つけるそれは前の借り主だった「真野伊吹」が残した先生と生徒の記録そして愛する人に宛てた日記が書かれていた…文具店でアルバイトをしている「香恵」は万年筆を買いに来た男「石飛」と親しくなる彼は以前自分のマンションを何故か見上げていた人物だった…テンポよく読みやすくて面白いですね昨年読んだ本の中で最高の一冊ですエンディングが涙なのですがうまく最後に笑いをいれて暖かなラストに仕立ててあります登場人物の「香恵」や「石飛」そして「伊吹」がすごく魅力的に描かれているのも良いです読んでいく内に万年筆が欲しくなったり（モンブランとパーカーしか知らなかったのですが色んなメーカーがあるんですね～　ちなみにモンブランを学生時代は愛用していました　レポートは万年筆で書かないといけなかったのです＾＾；）小学校の先生になりたくなったりマンドリンに興味が出てきます＾＾；そんなやる気にさせてくれる？色んな面で心に響く一冊でした＾＾ｖこの作品作者にとっては格別の一冊だったんでしょうね後書きというか《参考文献》のところでそれがわかりますそこでも思わず泪…ですね作者の他の本も読んでみたいなと思いました警察小説の作家だと思っていたのですがそれだけでは無かったようですねちなみに長男の通う大学のＯＢでしたもちろん学部は違うのですが何かちょっと親近感がわきましたねあの大学出身の作家で一番売れている作家のような気がしますｆ＾＾；知りませんでしたが最近文庫化されているようで買うならこちらかなクローズド・ノート映画化もされていますがどうなんでしょうね？この作品の良さが表されていれば良いのですが…

  2009.01.16

  コメント(0)

• 

  流星の絆

  流星の絆東野圭吾の長編ミステリー小説昨年ドラマ化もされ作者の本で一番売れた本になりましたハヤシライスが看板の洋食屋の三兄妹ある日の夜家を抜け出し流星を見に行くそして家に帰ると両親が無惨な姿で殺されていた…時が経ち兄妹達は両親の事件の時効間際になって新たな事実を見つけてしまうそれは亡き父の作ったハヤシライスと全く同じ味のハヤシライスだった…次男が高校の図書館から借りてくれた本です＾＾；事件が起こって刑事が来るそして証拠品の傘が出てくるのですがそれには指紋が付いていないそこが大きなポイントでしたねそれを深読みすれば最後のどんでん返しが見えるかも？東野圭吾にしては爽やかなハッピーエンドっぽくなっていて良かったですドラマが昨年放映されましたがあまりにも軽過ぎて小説の重厚さがスポイルされている感じがしましたまた二宮・三浦友和・設楽はなかなか良い感じの芝居でしたが他の人はちょっとといった気が…九藤官九郎が好きな人はそれで良いのかもしれないですが自分的には作品によって好き嫌いが分かれる脚本家なのですただドラマのエンディングは小説よりも上手く仕上げて暖かみのある終わりになってました＾＾ｖドラマの最初と最後だけはきちんと見たのですｆ＾＾；

  2009.01.14

  コメント(2)

• 

  深尾くれない

  深尾くれない宇江佐真理の時代物長編小説ノンフィクション物です鳥取藩剣術指南役「深尾角馬」の物語前半は妻、後半は娘の目を通して語られますタイトルの「深尾くれない」は綺麗な牡丹を咲かせていた「角馬」独自の花の名前です正直言ってあまり内容的には面白くありませんでもラストに感動があります不器用な愛と弟子たちに対する思い等侍として周りの者を超越した意識の高い人物だったのでしょうだから周りと打ち解けられない理解されないという悲しい宿命だったのでは…途中のつまらない内容もエンディングの素晴らしさ清々しさに救われたような感がありますとにかく最後まで投げ出さないで読んで欲しい本です。

  2009.01.13

  コメント(0)

• 

  あかね空

  今朝起きたら外はまっ白今年２回目の雪景色となりましたあかね空山本一力の時代小説江戸時代の家族を描いた物語直木賞受賞作です京都から江戸に一人で豆腐作りにやってきた職人住まいを決めた長屋の周囲の人たちに助けられ家族を築く最初はつまずいた京都の豆腐だったがあるきっかけで持ち直すそれは近くの豆腐屋のおかげだった…豆腐屋の家族間のギクシャクした関係を巧みに描き切っています親子間・夫婦間・兄弟間の気持ちのすれ違いこの豆腐屋がどうなるのだろうかハラハラしながら読んでいましたがラストはハッピーエンド家族の絆さえしっかりしていたら何も怖くないのだと教えてくれますさて明日は消防出初式ですがこの雪はいつやむのでしょうね？夕方からまた降り続きまたすっかりと辺り一面まっ白に大雪警報まで出ていますので明日の朝が心配です＞＿＜

  2009.01.10

  コメント(0)

• 

  きみのためにできること

  きみのためにできること村山由佳の長編小説青年が悩みながら成長していく恋愛物です主人公「高瀬俊太郎」は駆け出しの音声技師幼なじみの「ピノコ」とのメールでのやりとりが支えになっている仕事で一緒になった女優「鏡耀子」とのふとした関わりによってだんだんと惹かれていってしまう…主人公の恋から愛に変わる気持ちが上手く描かれています年上の女に惹かれそうになり最後で良く考えて思いとどまるところも気持がよく伝わってきますその女「鏡耀子」がかなり魅力的に描かれているので自分の方が主人公に代わってはまりそうでしたね＾＾；ロケハン先の情景も雰囲気が伝わるような描かれ方でいいですね村山由香の描き方が自分にフィットしているこの作品を読んでそんな気がしました…うまく説明出来ないのですがとにかく自分には心地よい文章なのです＾＾ｖそういえば今日発売でしたねダブル・ファンタジー果たして売れるのでしょうか？内容的にどうかなと思うところがありますのでね性的描写が今までの作品よりもかなりハードになってますから女性の読者は引いてしまうかも？連載を読んだ限りでは終わり方も疑問が残る感じでしたし…上手く加筆修正されていたらと思います…

  2009.01.08

  コメント(4)

全307件 (307件中 1-50件目)

1 2 3 4 5 6 7 >