わたしのブログ

双対の幻影１１の２

１１の１の続きをやる前に、

http://plaza.rakuten.co.jp/zzzooo/diary/20101018/

分解した部品がそれぞれどういう流れを持って、意味に繋がるか。

というのを示しておく。これでくるもうとするこちら側のストレスも下げられて、

圧縮した部品のバラバラ展示もできると思う。

小学校の教員なら生徒に提示できるイメージがある。

だが、座標を学習した後（あと）にこのイメージを呈示してもピンと来ない。

この小学生ならわかるイメージを言葉として存在させてくれたのが東晃史博士だ。

東晃史（ひがしあきふみ）http://a-higashi.web.infoseek.co.jp/

このホームページは難しいというより、彼の試案であり、あっているというわけでもない。

ので、彼の著作、ポスト「不確定性」文明の曙がいいのだが、頓知集として。

それでもあやふや。俺にとっては、窪田登司（くぼたたかし）氏が、イメージとして、

座標（地）を認識する己が、座標上の形（図）を知るのは、座標外のどっかからだ。

というイメージを喚起してくれた最初の存在だった。

その前に、丸山圭三郎氏や、 北沢方邦氏 からジャック・ラカンという名を知り、

軽く読んでいた。といっても解説書のたぐいと、「 ラカンと哲学」。

なにが書いてあるかさっぱりだが。

例によって、俺の独自解釈。内容はわからなくても、本質はわかる。

俺はその能力を持っていると思っている。患者の立場として。そこで、

そこに、象徴界・想像界・現実界とかシニフィアン・シニフェとか用語があるんだが、

その擬似的操作方法を体得すると、 座標を認識しただけの思考実験と、

その座標を認識させられた己が存在する実験物理学の違いがわかるようになる。

もちろん用語なんて覚えてもらう必要はない。

野生の思考は、それを具体物で提示できる。

「日常の世界」と「数学の世界」と「物理学の世界」。

本来的には、数学の世界を物理なんかより上と診（み）た方がいいのかもしれんが、

日常の世界と関わったときだけは、地に足が着いた物理が優先される。システム構想において。

さて、鉛筆の両端と中央を同時にイメージできるとき、

生身の眼では、現場事象の同時性は確認できない。

〔鉛筆中央イメージ情報〕は、〔鉛筆両端イメージ情報〕より若い。目に近い。

鉛筆をロケットに見立てると、ロケットの長さ、全長は、模型や発射台にあるときは認識できる。

だが、宇宙へ飛び立って逝くと、消しゴム付き鉛筆なら、消しゴム部分しか見えなくなる。

生身の眼にとって、尾部が近く、中央はその次。そして先頭はもっとも遠い。

ロケットに乗っている人にとって、中央で音を鳴らせば、両端に跳ね返った音は同時。

だが、地上からロケットを見上げる人からは、。。。

線路上に立って、やってくる列車、過ぎ去る列車で、イメージしてもいい。

音の場合は、同時性が破綻しているのは当然だ。

なぜ、座標に描かれた列車の場合、光の同時性が破綻しているぐらいで驚くのだろうか。

そもそも、鉛筆の横姿を見れるとき、日常では、集まってくる現場情報の時刻は不揃い。

「同時収集した現場情報」の時刻は不揃いだったことに気づけば、

同時性が破綻しているという思い込みに、気づくことができるようになる。

数学者は音の住人。どちかというと音の住人。

メロディーを楽しむ為には経過時間が必要なのに、ギターの記号。

コードというのかな。これは音を発生させるときの仕組みの同時性。

指でいくつかの弦を押さえる同時性。

そして和音は、重なった音が同時にやってくる同時性。

そして、楽譜（座標）には、イントロ　アウトロが同時に描かれている。

それに対して、物理学者は絵の住人。超越的な見方はできない。

いましかわからない。

日常の人と同じである。

さて、俺の切り札。小学生ならできるイメージ。

それを幼稚だからと拒絶させない、手続きをやろう。

あ