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2020.03.28
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この度のウイルスによる事態が。

これまでに起こってしまった「災害」と大きく異なるのは。


日本中の全てが平等の危機に直面している、というところなのだろうと思います。







コンロを磨くのは「煮込み料理」の手持ち無沙汰のときがいい。立っているついでだから。



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都道府県によっての感染者数の違いこそありますが、
自然災害のように、日本列島の中の限られた地域だけでの被害が甚大で、
他の地域は平常どおり、ということでは、今回は、ない。

日本という国土全体が(今回はもはや世界中が)同様の危機に瀕している。

そういう国全体の。 「全国民の生命を脅かすような危機」という経験は・・・

戦争を知らない世代にとっては、初めてのこと、なのかもしれません。





家ごもりと「煮込み料理」は好相性です。この日は「特製チキンカリイ」。わくわく。



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このところ たびたび勃発する「買い占め騒動」は、
未曾有の災害の後に起こってきた、
これまでの「買い占め」の仕組み、とは全く種類が異なる、というか

本当に物資が不足していて、
被災地に向けた物流が寸断されてしまったことによる切実な「買い占め」なんじゃなくて、

なんていうんだろ。

「人間の本性」がそうさせている、というような うすら恐ろしさを感じるのです。

「自分さえ良ければ」というと露骨な表現になりますが、

まさにそういう感じを否めなくて。

ふだんは鳴りをひそめているような、
もしかすると自分でも知らなかったような「本性」「エゴ」みたいなものが表面に出てきてしまって、剥き出しになってしまって、
もう、自分で自分の制御もきかなくなるような。

自分の住むところが無事な時には心に持てたはずの「助け合う気持ち」が、
日本全体の被害になってしまったなら、
誰も持てなくなってしまうのだろうか、というような。


相手は未知の、見えないウイルスだから、終わりが見えないから。

買い占めは良くないことだとわかっていても。
いつも通りの買い方で大丈夫なのだ、とわかっていても。
「いつもの量プラス備蓄」って考えると、みんな「初めて」のことだから、
もっと要るような、何もかもが足らないような気がしてきてしまう。

こんなこと、誰もしたくてしてるんじゃない。

こんなことさせる国が、政府が、ウイルスが悪いんだ! というような気持ち。

トイレットペーパーが消え失せた記憶が。
何もなくなった棚の前で立ちすくむあの記憶が、
まだ、あまりにも生々しいですものね。

(「おしりセレブ」は、いまだにどこにも見当たらないです。おしりセレブ、どこ行った!)








パスタの麺も沢山ある。まだ買わなくて大丈夫。常温保存可の穀類は備蓄の強い味方。



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ウイルスや伝染性の疾病がどれだけ蔓延したとしても、
罹らない人が必ず存在するように。


どんなときも 買い占めない人はいる。


わたしはもともと「週に1度のまとめ買い」で1週間食べてゆく暮らしを何年もしているため、

どれだけ買えば家族3人が「7日間」生きられるのかは、もう、本能的にわかります。






週に1度の買い出しで調達する量は、いつもバスケットに2個分。意外と少ないでしょう?





これよりも多過ぎれば、必ず残りますし、少なければ、やはり足りない。


ちょうどいい量。 1週間で完全に使い切る量。 
我が家における「廃棄ゼロの食料の量」の買い方、というのを、
わたしは完璧に心得ています。


とはいえ、です。


例えば「外出自粛」の要請が。
買い出しをした日の直後に出されたものなのか、
はたまた もうまもなく冷蔵庫が空っぽになる!という状態の日に出されたのかでは

ピンチの度合いは大違いなわけです。

たまたま空っぽになる時だったなら・・・ やはり、それは、どうしても焦ると思う。


昨日、わたしはスーパーにはいかなかったですけれど、
この辺りのスーパーの様子は、どうだったんだろう。
いつもと変わらなかったのならば、とても嬉しいのだけれど。


お米だけは、先週のうちに少し多めに買いました。




お米さえあれば。 

我が家の場合、もうそれだけで、きっとなんとかなるんだろう。

マスコミの報道は、安心させたいのか不安を煽りたいのか、まるでわからないです。
お米やパンの陳列棚がすっからかんの様子や、
みんながスーパーに殺到する映像なんて見せられたら、
こんな時には、きっと逆効果でしかないのに。




パンは「パン屋さん」で。スーパーよりも「個人のお店」の方が、供給が安定していることも。



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ロックダウンは最悪だ。

ロックダウンが起こったら、こんなに大変だ。
具体的にはどんな暮らしになるのか、というコラムを
怯える気持ちで読んでいたら・・・


「近所のスーパーと公園くらいしかいけなくなりますよ!!」とありました。


え? これ、わたし、もともとからしてそうですよ ?


なんの予定もない日なら、そんな行動範囲です。
自粛要請があってもなくても、家から1歩も出ない日の方が、わたしはもともと多いです。


わたしの日常って・・・ あれ?  (゜∀。)

ウイルスの騒動前と、今とで。 ほとんど何も変わらないんだ。

今はお出かけ全般を控えたり、
この間のトイレロールの件では、本当にびっくりして慌ててしまったりもしたけれど。


ここで。 もともとの暮らしを、いつも通り、わたしは続けていたらいいんだ。  


手洗いやうがいも。 毎日の掃除も。 「今までどおり」を、淡々と続けるだけ。


そう気づいたら。  なんか、とても「安心」してしまった。












特別なことしないと!なんらかの対策を講じないと!なんて思うと疲れちゃいますが、


元々のままでいいんだ、と 気づく。


すると、なんとかなるような気がしてくる。

元気も湧いてくる。

買い出しの日はまだまだ先なのに、
ちょっとスーパーの様子を偵察しに行ってみようか、などと思った昨日の自分が
途端に可笑しく滑稽に思えてくる。


それこそ「不要不急」ですよね。











これから。

どんなふうに状況が変化するのか、今はまだ、誰にもわからない。

いつまで続くのかもさえ、わからない。

こんな悠長なこと言っていられないような展開が、
もしかすると待ち受けているのかもしれない。


何もかもわからない。 初めてのことだから。


今、日本中の全ての人が、その気持ちは、きっと同じ。 

日本人は「みんなと一緒」が好き。と。

その没個性的な国民性を、時として揶揄されることもあるけれど。
こういう時の「みんな一緒」って すごく心強いものなんじゃないかな。
どこかの都道府県だけ!だったりしたなら、それはとても心細いことなんじゃないかな。


今、不安なのは。 日本中の、みんなが一緒。


ならば 今こそ 「みんな一緒」に。 


日本人にしかできない団結力で、みんなの力で、
この局面を、力を合わせて乗り越えられたら、いい。

日本はどうなってるんだ!? と、世界をびっくりさせられたら、いい。

どんな出来事も、永遠ではない。

どんな出来事も、過ぎてゆく。

あんなことがあったよね、と、懐かしく話す時が・・・ きっと訪れるのだから。






                                   おわり






自粛ライフは、わたしは掃除したり、何かを煮込んだり、本を読みまくっています。
みなさまはどんな風にして1日を過ごされていますか ( ´▽`)ノ


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最終更新日  2020.03.28 15:21:39



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