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テーマ:オシャレ大好き(194638)
カテゴリ:靴のおはなし
この靴を。
とがったつま先と、 ストラップのバランスがとても可愛いこの靴を 購入しました。 「履いてみたかったから」。 「わあ可愛い!履いてみたい!」と、とても思ったから。 理由は、ただそれだけです。 「今の数では足りなくなったから」 「必要な用事ができたから」 「手持ちの靴が傷んでしまったから」 そういう大義名分は、何もないのに、 こんな100%キラキラな理由で靴を買ったのは、 このブログを始めてから、 おそらく「初」のこと、かもしれません。 とても懐かしいというか、 赦された?ような、そんな気持ちがしました。 本来、一番自然なはずのこういう気持ちを、 わたしは自分自身に対し できうる限り封印し、 その感情を、まるで「悪」や「罪」かのように 扱ってきてしまいましたから。 ここに書けるだけの真っ当な理由があるのならば買ってよし! そうでなければ断じて買ってはならん!というような、 自分を監視するような・・・自分? 楽しいはずのブログをいつか楽しめなくなるとすれば、 きっとこういうことの積み重ねが原因となりうるのだろうな、と はっきりとわかっているのに。 己の在り方のルールをゆるめることは、 思いのほか、難しくて。 厳しくしている方が、楽だったのです。
笑った。 「マゾ」て www けれど、もう。 そんな自分を、手放したい。 マゾな自分を、 わたしは今日ここで。 手放します。 ↓ 派手すぎることのないメタリックカラー「ゴールド」も、とても素敵です。 ↓ 全身グレーのコーディネートにこれを合わせたら可愛いなぁ。怖すぎない、甘いレオパード。 この靴の「良いところ」を、どうか聞いてください。 沢山歩いても足が全く痛くならなくて、 金具のないストラップゆえ、脱ぎ履きがたいそう楽で、 いいところ、とても沢山あるのですが、 その中でも「カツカツ音」が、特にいいです。 フラットな靴やぺたんこな靴って、 靴底の材質にもよりますが、 歩くとき「ペタペタ音」のするものが多いでしょう? この靴は、一見ぺたんこで、 とても歩きやすいのだけれど 若干、ほんの1.5cmほどのヒールのあるおかげで、 歩くとき、とてもいい「カツカツ音」がします。 わたしがフラットシューズに求める、 地味ですけれど、これはとても大切な条件です。 その靴を好きになれるかなれないかを分ける程の条件。 「カツカツ」か「ペタペタ」か、で。 耳に届く音の気持ちよさはもちろん、 「歩き方」「立つ姿勢」までもが、 わたしの場合、全く別のものになってしまうのですから・・・ 不思議です。 「持ち物が少なければ少ないほどミニマリストなんだよ!」 「油断すると衝動買いばかりしてしまった頃のお前に戻ってしまうよ!」 「自分に優しく」なんて、そんなの絶対ダメ!! この大馬鹿ものめが!!! と わたしの中の「エゴ」が。 そして「マゾ」が。 今、慌てふためいている。 もう大丈夫なことは、誰よりもわたしがわかってる。 エゴとマゾ。 悪いけど、ちょっと黙ってて。 ************************************ 「着てみたい!」「素敵!」「履いてみたい!」 そういうキラキラした気持ちを、 無理矢理に押し殺してしまうことは、もうよそう。 そういう気持ちを大切にしながら 自分の気持ちを大切にしながら その上で「少ないもの」で暮らすことを、 昔のわたしは、どうしてもできなかったけれど、 今のわたしなら。 もう大丈夫。 それができるよ。 時を同じくして、黒のパンプスを手放しました。 悲しみにさよなら。 絆創膏ライフに、さよなら。 このパンプスは、実は。 素足で履いて10分以上歩くと、 どうしても靴擦れができてしまうのでした。 ほとんど出かけることのない毎日でしたから 頻繁に困ることはなかったのですが、 履く日は、いつも絆創膏に頼っていたのでした。 形も、見た目も大好きだから。 まだ新しいから。と。 手放すことから逃げようとしていましたが、 靴擦れって、臨界点越えると。 そこから1歩も歩けないくらいの、 もう裸足になるか這うしかないってくらいの激痛です。 マンションの下まで車で送ってもらって、 最後、部屋までのわずかな階段を歩けなくなった日・・・ ああ、もうこの靴、無理かもしれない。 これ以上我慢するのはやめよう。 そう観念しました。 まだ4月に下ろしたばかりでしたし、 もっとなんども 履けば徐々に馴染むんじゃないかと この8ヶ月間、諦めきれなかったのです。 いつも大丈夫なブランドのいつもと同じサイズなのに、 こうして足に合わないことがあるのですね。 そんなはずはない!と握りしめていたんだけれど、 もう認めないと、ね。 諦められなかったわたしごと、手放そう。 痛いのは嫌です。 わたしはマゾではない。 ************************************ さて。 このパンプスを手放すとなると困るのは「喪」です。 そうか「喪服」を持つことで、 普段の服選びが格段に自由になったように。 「喪パンプス」を持ってみよう。 日常と完全に切り離した専用のものを敢えて1足用意することで、 ふだんの靴選びはとても自由になれるはず。 お出かけ靴と喪の靴を(半ば無理やり)共用することで 「黒いパンプス」の所有数を1足に抑えることが これまでのわたしの中では、「善」でした。 お葬式が雨だったらどうしよう、とか、 法事の道中ぬかるみにはまったらどうしよう、とか、 お盆がゲリラ豪雨だったらどうしよう、とか、 お寺さんまでの道のりが、 舗装のされていないじゃり道だったらヒールがー、とか。 本来しなくてよかったはずの余計な心配と共に、 思い込んでいた「善」を、もう手放そう。 たくさんの心配や不安を、 ああ、わずか「2690円」で手放せるのなら。 *********************************** 靴擦れしてしまう 黒パンプスを手放し、 靴擦れしない フラットパンプスを迎え入れ、 「喪」用の、プチプラパンプスを買いました。 安定感のある 「走れる3cmヒール」と。 かかとの内側には、こんなクッションが。 インソールが「黒」であることも、喪の靴として最適! この靴がとても良かったなら。 これまでの「プチプラ靴」に対する偏見を・・・ わたしは悔い改めたいのです。 「充分に目的に適う、信頼できるプチプラ靴はあるのだ。」 と。 このパンプスが。 そんなきっかけになってくれたなら、うれしいなあ。 *************************************** 長靴は、靴です。 雨具でも防災用品でもなく「靴」としました。 喪の靴は、靴ではなく 喪服の仲間の「喪用品」としようと思います。 あら? そうしてみたら、 ・この靴 ・アンクルストラップサンダル ・ビルケン ・スニーカー ・長靴 あらら? わたしの普段の靴の数は、 結局は変わらないままなのですね ( ´▽`) ************************************* 脱ぎ履きに手間取るスニーカーには、 このところすっかり手が伸びなくなっていることに、 この写真を撮ったことで気づきます。 由々しき事案です。 履かないでいられているということは、 わたしの暮らしは、わたしも気づかぬうちに もしかして 「スニーカーのいらない暮らし」と化しつつあるのでしょうか。 そ、そんなはずは! このスニーカー大好きなのに! お出かけが少なかったから、今年はたまたまそうなだけ! そ、そ、そうであると・・・ 今は 信じよう! *************************************** 「今の数では足りなくなったから」 「必要な用事ができたから」 「手持ちの靴が傷んでしまったから」 そういう理由と関係なく買った靴が、 今、キラキラと輝いて見える。 自分の気持ちに素直になりたかったから、なってみた。 ただそれだけのことが、これまでは難しかった。 その気持ち全部を、正直に書きました。 長い日記を、最後まで読んでくださって、ありがとう。 お話を聞いてくださった読者さま、ありがとう。 自分の気持ちを大切にして買った2足の靴を・・・ たくさん履こうと思います。 たくさん たくさん たくさん 履いて、 手放す最後のその日に「ああ、買ってよかった」と思えたなら。 「エゴ」は。 そして「マゾ」も。 この日のわたしの選択を。 わたしの変化を。 ようやく「祝福」してくれるのかもしれません。 おわり 今日もお読みくださって ありがとう。 ↓ 「読んだよ」と ポチッとしてくださった あなたの今日が・・・ にほんブログ村 あなたの「本当の気持ち」を うんと大切にできる・・・ そんな1日となりますように。 読者登録をしてくださっている947名もの皆さま・・・いつもありがとう。 今日も、書けたよー ( ´▽`)ノ : お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.08 16:25:45
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