【後悔まったく無し！】　わたしと「キッシュ」。そして「製菓道具」との決別。

2016.11.22

【後悔まったく無し！】　わたしと「キッシュ」。そして「製菓道具」との決別。

カテゴリ：捨て部

「キッシュ」。　おいしくて、ちょいとオシャレな食べ物、キッシュ。
みなさまが「キッシュ」という食べ物を知ったのは、おいくつ頃のことでしょうか。
お若いお方々には、生まれた時から普通にあったわ、という感じなのかもわかりませんが、
わたしは、わたしが初めて「キッシュ」なるものを知ったのは、たしか小学校４～５年生のころだった、と記憶いたしております。

　名古屋市東区白壁「TETRACONTA（テトラコンタ）」　れんこんと里芋のキッシュ

今は、ベーカリーやカフェや、デリのショップなどで　手軽に購入できる日常食「キッシュ」。

しかし、わたしがその　なにやらえらくおいしそうな未知の食べ物の存在を知った、
ひと昔前の昭和のあの頃は・・・・　まだ、そんなの、多分どこにも売っていませんでした。

それなのに、
まだ校庭を、朝から晩まで猿のように転げまわっていた頃の、そんな小４のわたしが
なぜまたそのような洒落た食べ物の存在を知り得たのか。

４つ上の姉が購読していた少女漫画のなかに出てきたのです。　それらしきものが。

お菓子作りが得意な主人公がいて、その少女が恋をするんですけど、
その憧れのお相手は、甘いもの全般が、まるで苦手。見るのも無理なほど（そんなバカな）。
その彼に、なんとか自分の作ったお菓子をたべてもらおうと考え抜いた「甘くないケーキ」。
「甘くないケーキ」という謎の扱いでの登場でしたが、
そのレシピは、明らかにキッシュ。「キッシュ・ロレーヌ」でした。

あああ、なんなんだ、このおいしそうな食べ物は！　ベーコンとか、チーズとか。
レシピも載ってる。　ああ、何とかして、作りたい。　わたしは　これを食したい。

少ないお小遣いを握りしめスーパーへ向かい、メモを見ながらどうにかこうにか材料を調達し、
猿なりに、１人がんばって作った、おそろしく風変わりな食べ物。
あれが、恐らくわたしの「人生・初・キッシュ」。
冷凍パイシートを使った、それはそれは簡易的で稚拙なものでしたが。

　　　　　　薄く切った全粒粉のカンパーニュを添えて、いただきます！

自作のキッシュを、わたしはその後も　たびたび作りました。
キッシュというものを作り、そのキッシュを今、わたしはまさに食べているのだが、
きっとこれは違うんだろうな。
きっとこれは本当のキッシュとは遠くかけ離れた、ただのしょっぱい食べ物なんだろな、と、
うすうす理解しながら（笑）

お店でキッシュを見るたび、買うたび、こうしていただくたび、
いまもほんわり思い出す、３０年以上も前の・・・キッシュに焦がれた　あの時の気持ち。

おいしいキッシュがあちらこちらで手に入るなんて。　いつでもありつけるなんて。
なんともはや　ありがたき、良き時代となったことです。

結婚後も、時折作ったりしていましたが、今は、もう、やめました。

底の抜ける型や、マフィン型、シフォン型、ハンドミキサー、アルミの重し、ホイッパーや
めん棒、スケッパーなどなど・・・・　
製菓・製パンその他手作りおやつにまつわるあらゆる道具・モノを　昨年、全て処分しました。

これまで長いこと　よく使ってきましたが、
今後の「使用する頻度・完成品のクオリティ」と「けっこうな収納スペースを確保してまで所持しておく価値・意味」とを　総合的に、冷静に考えた時・・・　
これらをこのままずっと所持し続けるべきか。このあたりで手放すべきか。
答えは、もはや火を見るよりも明らか、だったのでした。　→　オール捨て。超・スッキリ！

ケーキやパン、そして特に「キッシュ」は、お店で買ったほうが、断然美味しい。（私の場合）

そして何かを「ホール」で作ったりしてしまう事の危うさ（焼きたての魅力に負ける → 我を見失いドカ食い →　身を滅ぼす）。
そんなことも防げて、つまりは「食べ過ぎ」と「食欲の暴走」を防げて・・・
昨年の自分の下した「捨て」の判断に・・・　わたしは、一切の後悔　無し！　

買ってきた、１ピース。　限りある、１人分の量の「キッシュ」を大切に大切にいただく。
このくらいが、もうちょっと食べたいな、くらいが　１番美味しくて１番ちょうどいい。

健康で長生き・・・・　したいですものね（笑）！！

昨日（11/21）すずひを応援くださいました「152名」のみなさま、ありがとうございました。
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