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テーマ:オシャレ大好き(190658)
カテゴリ:ミニマル ワードローブ
とある待ち時間に、置いてあった雑誌をパラパラとめくっていたら。
大変興味深い一文に出会いました。 ファッションに関する対談の記事だったんですけれど。 「最旬アイテムばかりのワードローブでは、 カジュアルなお洒落コーディネイトは、 かえって難しくなります」と。 へぇ・・・・・・・ ( ´▽`) ![]() ようやくこのニットにふさわしい冬らしい気温に。濃色ニットに衣類コロコロは・・・必須! ファッションの流行は 毎シーズン、毎シーズン、目まぐるしく移り変わります。 そうしないと売れませんからね。 流行の情報が 巧みに操作されるわけです。 去年のままのアイテムでは恥ずかしくなるように、上手に操作。 ほんと、ひどいっ(;_;) それに振り回されておりますと。 去年や一昨年に買ったものは、どれもこれもイケてない、ダサいもののように見えてしまって、 ああ、宝くじ大当たりして 毎年 クローゼットの中 一式、靴一式、全取っ替えできたら・・・ 毎年全て 最旬アイテムだけに買い直せたらいいのに! って 思ったこと、ありませんか? あります。 わたしは 何度もあります。 ミニマル・クローゼットを叶える前、までは。 ![]() 「白」をほんの少し。ちらりと挟み込む。シャツ選びって、だから、裾の形がとても大切。 そのスタイリストさん曰く。 最旬アイテムというのは。「手持ちのベーシックなものと合わせてこそ」。 なのだそう。 全身全て 最旬アイテムで固めちゃったりしたら・・・それはただイタいだけの人です、と。 ほ、ほほぅ・・・・ ( ´▽`) その雑誌は「少ない服で着回す」を ファッション特集のテーマに掲げている号でした。 そうでなくても・・・最近、こういうことおっしゃるスタイリストさんが 増えましたね。 どんどん買って、どんどん持つことを決して良しとしないような。 メーカーさんたちからすれば、もうやめてくれ! 頼むっ! といったところでしょうか。 「少ない服での着まわし」こそ流行であり、 単なるブームで、操作で、一過性の盛り上がりだ!という見方もあるようなのですが・・・ いいや。 ブームにしては、これ、長すぎるよね。 支持する裾野、広すぎるよね。 「モノの少ない暮らし方」は、今や社会全体に、幅広い世代に受け入れられ・・・ 懐かしい文化、ではなく「新たなる常識」として 特に若い人を中心に、浸透し始めてる。 モノのない時代に生まれた人は、モノが欲しくて欲しくてたまらなかったのに、 何でも手に入る時代に生まれた世代の方が、逆にモノを求めないなんて・・・皮肉な話です。 ![]() 昨シーズンはできなかった「ネイビー+グレー」のコーディネイト。新鮮で、嬉しいな! 数云々、もそうだけれど。 どんどん新しいものばっかり、「最旬のもの」ばっかり持つ必要なんて ないんだよ、って。 雑誌の中の対談で語られた言葉に この間は はっとしたわけなんですけれど。 少ないもので暮らしているとね。 少ない服で暮らしているとね。 本能的に、それに気づきます。 或る日、自分で、わかります。 人気スタイリストさんが 改めてはっきりとそう仰ってるから、ちょっと新鮮に響いただけ。 服をじゃんじゃん買っていた頃は。 そのシーズンの傾向を、自分なりに早め早めの研究をして熟考し、最旬アイテムに大金をはたき、 これだ!と狙い定めたアイテムを、5つも6つも、気合満々で導入しているのに。 その増えた「最旬」を全然上手に着られなくて、コーディネイトできなくて、いつも落ち込んだ。 それがいけなかったんだ。 どんどん買うからいけなかったんだ、って、 プロだって、そうなんだ。 わたしのような「ずぶの素人」が、そんな得体のしれない新アイテム・素材ばっかりを与えられたところで、それを、うまく料理できないのは・・・当然のこと、だったんだ。 今は、わかる。 少ない服での暮らしの中で 今は、肌で それを実感しているけれど・・・ いっぱい買っていた頃、欲しかった頃は、そんな考え、受け入れられるもんですか ( *`ω´)! コーデがまとまらないのは、あとアレとコレが足らないからだ!!って。 足りないものを指折り数えて、もっともっと何かを買いに 街へ、ネットへ繰り出すありさま。 「迷走」と「散財」を シーズン初めからシーズン終わりまで、ずっと。 年中心が休まらず、自分のワードローブに常に納得がゆかず、エンドレスに繰り返すありさまで。 「素敵なもの」や「旬のもの」を揃える作業は、楽しいけれど、とても難しい。(出費もかさむ) 「変なものを減らしてゆく」の方が・・・ 間違いなく 簡単なんだ。(多くの場合、無料) おしゃれに変身しよう!新しく生まれ変わろう! と躍起になるよりも、 変なもの省こう!変なもの捨てよう!に専念した方が・・・ずっと簡単に いい感じになれる。 ファッションでも、インテリア雑貨でも、キッチンツールでも。 きっと仕組みは同じ。 最旬のものに次々と飛びつかないで。 手持ちの「変なもの」を減らすうちに・・・ 自分にとって心地よい「ベーシック」に絞り込まれる。 自分でも気づかなかったような「本当に着たかった服」「必要なもの」。 そう。「本当の自分らしさ」へと、回帰できる。 ![]() この「衣類コロコロ」がピンクや黄色だったりしたら、わたしには しんどいことなのです。 変な衣類コロコロや 生活雑貨には、どうにも耐えられない性分です(笑) 衣類用クリーナー/約幅6×奥行6×高さ21cm ![]() どんなにものが少なくても、その少ないものが「変なもの」だったり 混じってたりすると。 少ないからこそ、余計に目立っちゃう。 その「変」さ加減、が(笑) それだけが すごく目立っちゃう。 全体の「整い感」が、露骨に損なわれる。 「変」っていうのは 極めて主観的で、個人的な線引きではありますが、 暮らしを自分好みに整えたい時。 今よりもいい感じにしたいと思う時。 素敵なもの増やすのって センスが必要で 難しくて 失敗も散財もありがちだけれど・・・ 変なもの減らすことって、「新しい何かを増やす」に比べたら、はるかに簡単。 ![]() ストールのタグが赤かったりしても耐えられないです(笑) 「うわぁ、変だ!」って(笑) わたしの12着の少ない服も・・・ 選ぶ際、絞る際、とびきり素敵な 旬のものばかりに拘った! ということは全くなく、 変なものや、流行もの、突飛なモノを避け、極めてベーシックなものを選んだ、というのが基準。 ![]() THE ベーシック。ここにニットを足したり、ストール足したり、足元をスニーカーにしたり。 ※ 少ない服系ミニマリスト。少数精鋭服の最新一覧はこちらです → ★ 難しく考えすぎて、旬を意識しすぎて、これまで いっぱい散財して、いっぱい失敗した。 本当にベーシックなものばかりの「12着」だけれど・・・わたしは これが好き。 ミニマリストさんの多くは、たぶん。 みんな こんな感じを 決して お嫌いではないはず。 派手なものや 鮮やかな明るい色、柄物が大好きな方から見たら つまらな過ぎて くらくらする、イラつくワードローブ、なのかもしれないけれど(笑) なんでそれ持ってんの!? というような「変なもの」は決して混じってないって、言える。 自覚的にも。 他覚的にも。 自信を持って、わたし、 そう言えるよ。 おわり シルバーヘアの年齢になっても そのまま着られそうな格好ですよね(笑) こういう格好、わたしは 自分で着るのも、着ている人を見るのも、大好きです。 ![]() にほんブログ村 わたしのブログの「服の撮り方」がとても好きだ、とおっしゃってくださる方がありました。 「1着1着への愛情を感じる。」「服に対する愛情が、画像から伝わってくる。」って。 服の記事を発信することは、好きだけれど、緊張もしているわたし。とても嬉しいお言葉でした。 最後までお読み下さり、ありがとう。 寒くなりました。みなさま、お元気でいてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.26 16:30:57
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