2023年の桜行脚(1)~京都・「醍醐寺」、「清水寺」の桜
今年、最初で最後の京都の桜。醍醐寺・清水寺の桜、雄大で華麗だ!梅行脚が終わった途端に、今年の「桜行脚」を始めました。本来なら「桜行脚」は、早咲き桜を別にして、例年は4月上旬から始めるのせすが、今年は3月の「史上最高の高温」のため、ソメイヨシノの開花は異常に速く、こちら関西でも殆どの名所で、3月末が「見頃」となってしまいました。で、リュウちゃんは、3月27日から3月30日まで4日間連続で「桜行脚」に出掛けたのです。ソメイヨシノの命は開花してから約一週間、「桜行脚」は忙しいのだ!今年の「桜行脚」の第1弾と致しまして、京都の「醍醐寺」と「清水寺(きよみずでら)」の桜をアップしてまます。3月27日の新聞の「桜便り」で、「京都の桜の名所」が殆ど「満開」になったことを知りました。よし、昨年、一部しか観ることが出来なかった「醍醐寺」に行ってみよう!という訳で、午前中に「醍醐寺」に出掛けてみました。朝8時30分に家を出発、午前10時過ぎ、醍醐寺に到着、おお、「総門」の前の桜、満開だ!「総門」を潜り。境内に入ります。「総門」から「仁王門」までの参道の桜、ゴージャスだ!「三宝院」の横手にある拝観券売り場に並んで1500円の拝観券を購入、醍醐寺の拝観券は、「仁王門」の手前にある「三宝院」と「霊宝館」、そして仁王門」の奥にある「伽藍」の3か所を拝観するチケットです。昨年も同じチケット委を購入して入場したのですが、この時に入場したのは「伽藍」のみで、「三宝院」と「霊宝館」には入場しなかったのです。事情が分からなかったとはいえ、昨年は痛恨の極み!「醍醐寺」に行って「三宝院」、「霊宝館」に入らなかったという事は、「醍醐寺の桜」の1/3しか観なかったことになる!<三宝院>で、拝観券売り場の横にある「三宝院」に入場しました。「三宝院」には桜は数本しかありませんでしたが、以下の「太閤しだれ桜」が有名なようです。この桜は推定樹齢170年、昭和47年に日本画家:奥村土牛(とぎゅう)の「醍醐」という作品で有名になったようです。境内のピンクの枝垂れ桜、こちらのほうが華麗だ!「三宝院庭園」は豊臣秀吉が慶長3年(1598年)、「醍醐の花見」に際して自ら基本設計をした庭として有名なのですが、本日は「桜見物」がメインですので、1枚写真を撮っただけで、国宝の「表書院」には入りませんでした。国宝の「唐門」の前を通り、「仁王門」に向かいます。(三宝院唐門)「仁王門」の周辺の桜、華麗だ!「仁王門」を潜り、「伽藍」に入ります。昨年、初めて「醍醐の桜」を観に行った時の記憶では、「五重塔」の周辺の桜が一番見応えがありましたので、今回も最初に「五重塔」の下に行ってみたのです。先ずは「五重塔」の前にある「清瀧宮」の裏手にある巨大枝垂れ桜です。醍醐寺の桜の中でも、屈指の巨樹のようだ。「清瀧宮」の前にある巨大枝垂れ桜です。昨年訪れた時には、ほぼ「散り桜」だったのですが、今回もほぼ「散り桜」、この枝垂れ桜、何時、訪れたら「満開」を観られるのだろう?<五重塔と桜のコラボ>「清瀧宮」を見下ろすように、京都最古の木造建築物である「五重塔」が建てられています。五重塔と桜のコラボ、醍醐寺の桜の一番の見所なのだ!五重塔を後にして、「伽藍」の一番奥の「観音堂」に向かいました。観音堂の横には「弁天池」があり、この池の周辺も、醍醐寺屈指の桜のビュースポットなのです。昨年は弁天池の水面に桜の花筏がいっぱい浮かんでいたが、今年はまだ花筏だ少ない。やはり今日は、一番の見頃の時期だったのかな?<霊宝館の桜>「仁王門」を出て、「三宝院」の対面にある「霊宝館」に向かいました。「霊宝館」は醍醐寺の文化財や宝物が収められているところなのですが、「醍醐大しだれ桜」などの巨大なしだれ桜が多数あり、実際には「醍醐寺随一の桜の見所」のようです。下の写真は「霊宝館」の前の参道の桜のトンネルです。「桜のトンネル」の真ん中に「霊宝館」の入場口があります。入場口から、建物の周辺を時計回りに一周します。以下、その時に撮った写真をアップしてみます。<醍醐大しだれ桜(醍醐深雪桜)>本日の醍醐寺桜見物の一番の目的だった「醍醐大しだれ桜」です。残念ながら、花は殆ど散ってしまって、ほぼ「葉桜」になっていました。「醍醐深雪桜」、「見頃」は何時頃なのかな?「醍醐深雪桜」の近くに、下の写真のような、幹だけで長く伸びた枝の無い桜の老木(?)があります。この桜の老木と隣のピンクの八重桜のコラボ、本日の醍醐寺の桜の中で、リュウちゃんの一番の「お気に入り」になった!約2時間ほどの醍醐寺散策を終えて、京都駅に向かいました。京都駅の駅ビルの中にある大衆割烹店で昼食を摂るためです。午後1時、大衆割烹店に到着、いつものように、「寿司御膳」とビール2本を注文し、ちょっと遅い昼食、プファ~、ビールが旨い、割烹店の壁に展示されていた花鳥図の一筆で描かれたワラビの図に春を感じた。ちょっと酔っぱらったのかな?<清水寺(きよみずでら)の桜>さて、清水寺です。京都人でないリュウちゃんにとりましては、「京都と云えば清水寺」というくらい、「京都のシンボル」的な存在なのです。三重県伊勢市出身のリュウちゃん、小学校6年生の時に京都に修学旅行に行ったのですが、現在まで覚えているその時の記憶は「清水寺」のみなのです。ブログで「清水寺の桜」を採り上げるのは今回が初めてですが、「桜行脚」で一度は行って見たい所でしたので、今回、行って見たという次第です。「高台寺」までタクシーで行き、「二年坂」、「三年坂」、「清水坂」を歩いて清水寺に向かいました。参道の清水坂、凄い人混みだ!着物姿の女性が多い。京都のお花見は華やかなのだ!修理を終えたばかりの仁王門と三重塔、朱色が眩しい!本堂(清水の舞台)、阿弥陀堂、奥の院、桜よりも人のほうが圧倒的に多い。これじゃ、桜見物というよりも、「人混み見物」だ(苦笑)