|
カテゴリ:カテゴリ未分類
フィリップ・K・ディック、早川書房。
ディックは虫の一番好きな小説家。とにかく一冊でも読んでほしいのですが、分り易く分量も手ごろということでこの作品を上げておきます。映画「ブレードランナー」の原作として知られています。 なお、この本はまだ販売されていますが、この本はもとより長期品切れ中のものも、図書館においてあることが多いと思うので、興味を持たれた方は探してみてください(ディック・フリークの宮部みゆき氏は、90年代初頭ディック作品が軒並み廃刊だった頃、復刊キャンペーンしてくれなければ図書館のをカッパラってやると、編集者を脅したそうですが)。 ところでこの本もそうですが、ディックの本には表紙のすばらしいものが多く、それも一見の価値があります。 一例として「アンドロイド~」と双璧をなす代表作「ヴァリス」の表紙。日本随一のリアル系シュールリアリズム画家、藤野一友氏の「抽象的な籠」を、そのまま使っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
ディック氏の作品はマイノリティ・リポート以来ご無沙汰でした。今年はロボットが話題な作品も多く見られますね。
(2007年01月22日 00時36分46秒)
藤野さんって、女名も使っておられるでしょう。
女性な訳がないのに!と思ってだいぶモヤモヤしました。 胸の中の怪しい世界を見てみたいです。 「ペンネームを複数使うのもあり」だと、複数の画風と、 (かつては)複数のへんてこなペンネームを持って、 かなりご活躍されているイラストレーター氏に助言されましたが、 性別はわかるようにしておかなきゃ、と思ったりしました。 男か女かわからないような名前ならいいかな? 私はこんなに素敵な絵は描けないなから、名前が残ることもなく、 ペンネームもどうでもいいと言えばいいんですけどね^^ 画力があったとしても、やっぱりこういう絵は女性には描けませんね。 ロボットとか機械的な絵を余り描かないですね。 ヌードも恥ずかしいし。 ちょっと全然リアルじゃない胸のトップを描いちゃっただけでも、もうダメ^^ (2007年01月22日 16時43分47秒)
ゴマ太郎6406さん
>ディック氏の作品はマイノリティ・リポート以来ご無沙汰でした。今年はロボットが話題な作品も多く見られますね。 ----- 四作映画化されてるうち、マイノリティ・リポートだけ見てないんですよ。 ディックの世界や人造人間観はここ数年の世界とあっていると思うので、映画化はさもありなん、ぜひ見たいものです。 (2007年01月22日 22時47分53秒)
アネムさん
>藤野さんって、女名も使っておられるでしょう。 >女性な訳がないのに!と思ってだいぶモヤモヤしました。 >胸の中の怪しい世界を見てみたいです。 そうなんですよ。私は今回ディック関係で調べて初めて知ったのですが、中野彩子名義で活動していました。 でもそれがSMを中心とした猥画だったとのことで、画家の没後20年間遺族が事実を認めなかったという話もあるようです。 藤野一友名義の作品はあまり多くなさそうで、翻訳家の大瀧啓裕氏が、ディックの表紙に採用したのを機に、所在を確認して広く紹介していきたいと書いていました。 >画力があったとしても、やっぱりこういう絵は女性には描けませんね。 >ロボットとか機械的な絵を余り描かないですね。 >ヌードも恥ずかしいし。 >ちょっと全然リアルじゃない胸のトップを描いちゃっただけでも、もうダメ^^ それは性別によるだけじゃないだろうけど。 ここまで人体を客観視できる感性は並じゃありません。 ちなみに「レダのアレルギー」という絵は、水木センセの「悪魔くん」でメフィストが使う魔術「細胞変化」の元ネタと思うのですが、そこでは「人体ならざる人間」、虫が最高傑作と思う「眺望」では「人間ならざる人体」を、静謐に描き切っています。 (2007年01月22日 23時30分36秒)
「天使の緊縛」という本をお持ちか、またはご覧になられました?
彩子のは酷いんでしょうね。(女性から見ると) やっぱり玲子(でしたっけ?)という女名で緊縛絵を描いていた人がいましたが、 あんなのが載っていると困るかな・・・、見たいような、見たくないような本。 見たら不快になるかしら? 買う訳にはいかなそうなシロモノなので、「誰かいいところだけ見せて~」といったところ。 私は「抽象的な籠」が好きですよ。 蒼ざめた色の方がより静謐で冷徹な感じ・・・。 「眺望」もそうですけれど、絵に描かれた子供が何をしているのか見たいでしょう? 福岡にある?原画を見れば分かるのかしら・・・。 「抽象的な籠」に限らず、体の中に別の世界がある絵が好きなんです。 どうしてでしょうね。 「私の中にも他人には分からない世界とか、闇とか秘密とかがあるのよ」と思っているのかしら・・・。 たいした中味でもないんですけどね^^ (2007年01月23日 01時04分22秒)
サンリオのヴァリスの表紙。福岡市美術館に収蔵されています。仕事で福岡に行って、時間が余ったので覗いてビックリ。バスキア、ダリ、フォンタネージなど秀逸な作品が収蔵されています。ポケットのデック「逆まわりの世界」や「人間がいっぱい」、「ジョナサンと宇宙クジラ」の新井苑子さんもいいね。
(2021年11月15日 08時00分57秒)
|
|