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子等のお手製弁当をつつきながら、一日をゆっくり過ごす。
真夜中にふと、グロッサリーショッピングついでに、ローカルダイナーにも寄って、コーヒーとサンドイッチで相方とお喋りに興じてみたりする。 翌日。 曇天の晴れ間をついて、愛車を、足回り点検ついでに、タイヤの補修に持っていく。 胚芽米ごはんだけ炊いて、スピニッチサラダ、ロティサリーチキンはコスコーからピックアップの簡単ディナー。 辛口の白ワインが美味しい。 日本のお菓子、懐かしのカプリコもコスコーからのもの。 子等が、大量に一気喰いしないように訓戒を与える。 翌日。 三昼夜ほどかかって、手まめにフォンドボーから仕込んだ、相方のお手製ビーフシチュウ。 赤ワインとともに、ありがたくいただく。 ここ数日姐やんは、ずっと子猫育児にかかりきりでした。 てのひらの中で暖めるように、大事に慈しんでいたのです。 三時間おきの授乳も、けっして苦にはならなくて。 もうすぐ瞳は開くかしら? へその緒はいつ取れるのかしら? 人の手の温もりにも馴れてきて、両手で包み込むと、すやすやと眠るのが可愛くて。 そうやって、てのひらの中で穏やかに眠りながら、ふうっと静かに、儚い命が消えました。 人のてのひらの温もりが子猫に伝わって、小さな体は、最後の最後まで温かかったです。 そっと両手で包んでいたから、小さな生き物の感触は、いつまでも私の手にしっかり残っていて、なんだか姐やんは、身の置きどころなくせつない。 横になって休もうと思っても、どうにもこうにもいたたまれなくて、力なんかも出てこない。 ついさっきまで、確かに生きて一緒にいたのに。 小さくても軽くても、何より温かくて重かった。 雨の中の小さな小さなお弔い。 子ちびは涙をこらえていたよ。 姐やんは、我慢できなかったけど。 子1にハグされ支えられながらも、最後まで看取った小さな体を、土に返してあげなくちゃ。 相方は、雨に濡れながら小さなお墓をつくって、あとは寡黙なまま、水道の水漏れなんかぶすっとして直してた。 べつに頼まなくても、姐やんが起きられないときは、不器用な手つきで、子猫にミルクをあげていてくれた相方。 たかが子猫と、どうか笑わないでやってね。 子供達は、命の生き死にから学んで、これからの人生に、大事なことを身につけていくだろう。 こないだ来た、犬と仲良しになった子猫が「タコス」だから、赤ちゃん猫のほうには「サルサ」って名づけたよ。 呼吸の止まる、数時間前にさ。 ベィビーサルサよ。 動物霊になろうが、小っちゃい化け猫になろうが、ずっとここにいていいからね。 想い出が薄れかけた頃に、またぞろひょっこり、可愛い顔して戻ってくりゃいいさ。 そんときは、でっかい声で「にゃあ」と言え。 ほんの数日だったけど、家族の中いっぱいに、優しい時間が流れてた。 姐やんは相変わらず、子供の頃と同じことを繰り返してばかりいる。 犬や猫や、数々の動物たちの、ほんの身近に育ったのも運命です。(苦笑) なんたらにつける薬はないっていうけれど、どうせ姐やんにつける薬もないんだろ? 売ってないのかロングスで? 売ってくれよ頼むよひとつ。 ……… さあもうこれ以上哀しまないよ。 姐やんは、明日からはまた、お気楽な文を書くのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.26 20:43:14
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