熱帯香粧館

子ちびの同級生ちゃんちは、犬猫大好き動物家族。
そちらのご家庭に望まれて、ミニピンのティミーくん、行儀見習いも兼ねて、一旦棲み替えということになりました。
だからやっぱり、ちょっと淋しい。
なんだかとっても静か過ぎ。
向こう様に気に入られて、そのまま居ついちゃったらどうしよう。
でも、たったワンブロック先の家だけど。（苦笑）

気晴らしに、デートでもしましょうかということになり
でも、連れて行かれたのは、配管屋さんやペンキ屋さん。
ハードウェアハウス系統のお店は、相方にとっては娯楽の殿堂。
でも当然、ロマンティックのロの字も見当たりゃしないわよ。
ペンキ屋さんで色見本眺めながら、ダイエットコーク飲むのも、まぁまったく楽しくないってこたないけれど。
空が青空で、花が咲いてりゃ、ここはちょいと強引に、すべて良しということにしておこう。

子等のために、和風の甘口カレーライス＆福神漬けいっぱい。
相方のために、ちゃちゃっとホットプレートで何でも焼いちゃえ。
姐やんは、ダイエットのために、糸こんにゃくの煎り煮を、お蕎麦のようにズルズルと啜る。

翌日。
キッチンテーブルに、５ガロンのメネフネウォーターのボトルがあるではないか。
そのボトル、無地のアイボリーホワイトクロックポッドの上に、で～んと逆さに乗っている。
姐やんの知らないうちに、相方がお水の配達を頼んだらしい。
ん～ま～。
便利といえば、とても便利でいいわね。
二日酔いで、喉が渇いてツラいとき、このクロックポッドが、ベッドサイドにあったらい～な～って姐やんは。（笑）

で、結局静か過ぎて、やもたてもたまらなくなり、知り合いんちで産まれたっていうキツン見に行く。
ママ猫は、アクアブルーの瞳に、ラベンダースモークみたいなポイントの薄っすら入ったトンキニーズちゃん。
四匹のキツン、どれもみんな、毛色の濃淡微妙に違う。
「…＾＄＃＠＊）＊％☆★☆☆…っ！！！（あまりにも激プリにつき、言葉にならないワタシ）」
ママ猫は、「あんたたち何様っ？」
っていう態度で、キツンの首根っこくわえて運び去っていく。
その光景に、深い母性を汲み取り、感動しきりな私達。
離乳がすんだら、一番色白別嬪の、プラチナムカラーのコが、我が家にやって来るようです。
っていうか、子ちびはもう、すっかりその気よ。

で、カカアコのほうの、風通しのいいフィールドで、う～んと背筋伸ばして日向ぼっこ。
マウカのほうまで、すっきりクリアな日和じゃね～。
風も柔らかくて暖かくて、なんとも気持ちがよいやね～。
深呼吸しときましょ深呼吸。
ハイ、息を吸って～！ハイ、息を吐いて～！
さぁ～！
一杯引っかけに行きましょ～！（←この時点で、マルガリータのことしか考えてない）

レストランロウの、CARNAVAL LAS PALMAS
ひょおおおお、ホットラテンワールドな雰囲気。
カラマリフライや、トルティーヤチップスをサルサソースでいきながら
ブルーキュラソーの美しい、カタリナマルガリータを喉に流し込むのよ。（下戸の相方は、いつものアイスティよ）
か～っ！
ここのソース素敵に辛い。
ひぃ～！
こりゃ、マルガリータは、ぜひともお代わりしなさいってことかしら？
ワタクシ、サルサソースは、辛いほうが断然好き～っ！
シェフが全員女性みたいで、ライムビーフソフトタコスや、リフライドビーンズで、さらにすすんじゃうよマルガリータ。
それに、特製チョリソーのエンチラーダ、スパイスの風合いが複雑で絶妙。
時折り、美味しいマルガリータが、狂おしいほどに呑みたくなる。
それはほとんど、突然襲いかかってくる、発作か何かのように。
ラティーノのお酒の女神様。
この世に、テキーラをもたらしてくれて感謝します。

こちらのお店、週末の夜は、九時から二時まで、ホットフィエスタなんだそうですよ。
サルサやメレンゲのラテンリズムで、熱い世界へトランスね。
姐やんといえば、お腹いっぱいになってしまい、デザートのフライドアイスクリームまで、なかなか到達できなかったのが心残りよ。
（なんかここまで書いて、サンタナの「スムース」って曲が、頭の中で鳴り出したぁ～）

でも姐やんは、帰ってきてから子等と一緒に、今年のオスカー獲った、ウォレス＆グルミットの、うさぎちゃんがいっぱい跳ねて人参齧ってるやつのＤＶＤ観たもんね。
ずいぶん前にこのＤＶＤ買って来たときに、子等と一緒に観なかったからって、「今夜こそ、母さん一緒に観なくちゃだめだ！」って、説得されたもんね。
でもって皆のお夜食に、ソースやきそばなんかつくったもんね。
（ウォレス＆グルミット観ると、どうしても、サクサククラッカーと一緒に、コクのあるチーズ齧りたくなりませんか？
相方はそれにイングリッシュティが良いというが、姐やんはコーヒー派だな。
初作品の「悪いペンギンちゃん」が好き。笑）
………
こういうのもコレなりに、ホットフィエスタではある。
ソースやきそばに紅生姜添えながら、マルガリータの余韻を愉しんで
姐やんは姐やんの、ラテンパッションな道を突き進むということデス。