2604240 ランダム
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いいじゃんく

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CPUファン取替

前にPCから変な音が出たときに、時間が無くて応急処置でごまかしていたがこの週末を利用してオーバーホールする。




PC内部

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新しく買ったケース用ファン、CPU専用タイプではないが動作に定評があり長時間駆動に適している。
もっと安いファンもあるが、ファンコントローラーを使用するため電圧を下げても正常駆動するものを選ぶ。


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電源ファンにぎりぎりまで近づけて取付が出来るように、全てのパーツを選んだので外すだけでも一苦労。
このPCのコンセプトは、徹底した空冷での「消音PC」の為、多少無理な配置に見えるが、空調設計と空気力学(航空力学)である程度計算してこんなもんかなと決定した配置である。
(市販のパーツを組み合わせる為、計算通りにいかない、有圧ファンが少なく高い、ダクト式にしても小型シロッコファンにろくなものがない等の理由)

写真の形にすると、冬場はほとんどファンは回らない電源ファンが勝手に排気(吸気)してくれる為。
この形にするのが一番苦労した事で、電源ファンの半分をこの排気に当てて残りをケース内の排気にする、前に同じ方式で組んだPCは、絶えず熱い排気を電源側に送りこんだ為に電源ユニットのコンデンサーがお亡くなりになった、北斗の拳に出てくる悪役がヒコウを突かれて「ひでぶ、あべし」と頭が吹き飛ぶシーンとオーバーラップするが、それはそれはひどい有様になった。
コンデンサーの中に液体が入っているとは・・・それにものすごい臭いが部屋中に立ち込めて、この時の煙は、有毒だそうです恐ろしい・・・。
今は、電源ユニットにも温度計をつけて上限管理している、異常があればファンスピードが自動的に上がり警報を鳴らす、部屋に居ないと聞こえないのだが。


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なんとか馬鹿でかいヒートシンクを外して、両側のファンを取り替えるのだがここで防振クッションを間に挟む、ちょっとしたことだがこれだけで共振が防げる(空調基板を乗せるための物で業務用、取引先の計装業者からもらったが、これがなんにでも利用出来て重宝している、エアコンのビビリ音など隙間に張れば一発解消。もっとくれー店を探したが売ってねー)

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もったいないから、角の当たるところだけ貼り付ける、これをもらったときに先方から「床に貼って上から玉子を落としても割れませんよ」と言われたがまだ試してません、そのうちネタが尽きたらやってみます。


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まずはテスト用電源で動作テスト、ファンを回したまま昼飯へ

2時間後スピードテスト、それぞれの最低動作電圧、共振点、安定点を記録。
同じ型番の製品でもこれだけは、それぞれ違いが出る安物だから仕方が無いが、テストも良好なのでMBに組み込む。


温度センサー

外した温度計センサー部を新しい耐熱テープに取り替えて、銀粉入りのシリコンをちょっとだけ付ける

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ヒートシンクに耐熱テープで十文字に固定、この温度計が全てのファンを制御する元になるので慎重に取り付ける、マザーボードのバイオスで表示される温度はメーカーにもよるが、バイオスのバージョンで温度表示が変化するので注意が必要、一度実測してバイオスとの差を調べておけば、温度管理ソフトなどで修正が出来る、それまではバイオス画面を信じたらひどい目に・・・。



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最後に各吸い込み口(給気)のフィルターを掃除、これがないとケース内がホコリまみれに、半年でこれだけ汚れる12cmファンで表面積は広いほうだがやはり床に近いのでよくホコリを吸い込むようだ。
全て元に戻して、これで約一年間はノーメンテでフル稼働出来るはず・・・。
以上です。



・HYPER 6KHC-V81-U1でかいヒートシンクの説明ページ


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