ドンペリの気持ち
朝日新聞のウェブページのコラムが好きで良く見ています。その中に、最近私が感じたことと非常によく似た趣旨のコラムがあったので、おもわずそーそーと言ってしまいました。そのコラムはこちらどういうことを感じてたか。きっかけはホストクラブのことをとりあげたテレビ番組です。次々とドンペリが抜かれて、あふれんばかりにグラスに注がれ(というか溢れてる・・・)、ビンごと飲んでいる人までいました。他のお客さんが高いお酒を注文すると、張り合いのためにこれまた高いお酒を注文して、飲み干されることもなく・・・これを見ていて「ドンペリって高いんだね」と思うと共に「作り手が見たらなんというかなー」と思ったんでした。ホストクラブの人たちにとって、ドンペリがどういう味のお酒か、どういう作り方をされていて、なぜに高級かということは大した問題ではなく、ただただ高級なお酒であるということだけが重要なように感じたのです。それは、作り手から見たら本当に嘆かわしいのではないかと思ったのです。そういうわけで、このコラムは本当にタイムリーだったし、ふむふむと思ったわけです。本当においしいお酒を飲みたくて、ホストクラブでドンペリを頼む人だっているでしょう。否定しているわけではないんです。私だって、味が分かる人ではないし。でも、なんだかドンペリがかわいそうに見えたんです。私は持っているものにかわいそうな思いをさせていないかな・・・わが身を振り返りたいと思います。