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テーマ:アニメあれこれ(26369)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
『ひとりの少女が唐突に殺された』
『ある日、魔法使いの姫君が樽に詰められ島流しにされた』 ★そして、ある日、復讐と魔法をめぐる、時間と空間を超えた戦いが始まった ・前のお話は →第1話~第16話 あらすじまとめ (ハムレット、テンペストのあらすじ・名言もこちらで) 第17話 「マリンスノー」 絶園の魔法使いの出現で、早河は再び中央政府に。 羽村はエヴァンジェリン山本、夏村とともに世界中を飛びまわっていた。 『軍の攻撃を吸収し、生物を金属に変えることもできる、はじまりの樹。皆それを受け入れるしかできなかった。蓄積されていた不満、それにこたえる超人的英雄の登場。はじまりの樹に反感や疑問を持つ人が、表立って発言し始めるかもしれない。その勢いを上手く利用できれば...』 絶園の魔法使いの活躍をネットで見る葉風と吉野。左門たちの考えが読めてきた。 吉野の彼女がはじまりの樹に殺されるかもしれない。吉野への恋心を諦めなければと悩む葉風は、彼女がどんな女性なのか吉野に聞いてみる。「そうですね、彼女はとてもきれいな子で...」吉野は愛花と過ごしたバレンタインデーを思い出していた。 バレンタインデーに彼女と雪を見ながら過ごすのは特別感があると吉野。他の女の子からもらったチョコに、「わたし以外の女性からチョコをもらっておいて、彼女と特別もありませんよ」と愛花。自分の彼がチョコのひとつももらえない嫌われ者というのも困った話だから怒ってはいないとも。 「『マリンスノー』深海に降る白い雪。海がある限り、その中を永遠に降る雪。水の中だからその降る様はゆっくりで、まるで時間の流れがそこだけ穏やかになっているように見えるんです。ここもどこか、そんな感じがしませんか」 「そうだね、ぼくらも深海底でふたり、マリンスノーにふりこめられているみたいだ」 と、そのマリンスノーは正体は主にプランクトンの死骸が粉々になったもの。この雪も...と語る愛花。やはりチョコをもらったことを怒ってる。「知的で想像力が豊か」と言う葉風に「たぶん、嫌味っぽくて性格が悪いだけですよ」と吉野。だったら自分とふたりで旅行などしていてはマズイのではないかと葉風は言うが、吉野は心配ないと言い切る。そして夏休みの話を。 愛花が作ったかき氷を食べる吉野。他の女の子とつき合ったら、このかき氷機で削られるのは氷じゃなくて吉野だと。人間かき氷~ 「でも、そんな時は来ないでしょう。わたしとつき合えるのは吉野さんしかいないのと同じ、吉野さんとつき合えるのもわたしくらいしかいない。少なくてもわたしには吉野さんしか考えられません。そういうわたしを裏切る度胸が吉野さんにありますか」 それくらいから、あまり他の子がどうしたとか言わなくなった。彼女にはやはり、ぼくしかいない気がする。彼女にはぼくが必要なんだと...葉風は自分も吉野が必要だと考えてまた混乱。 世間では、はじまりの樹と絶園の樹についての論争が起きていた。人を殺す度胸のかけらもない羽村に吉野が絶園の魔法使いという疑いが強まる。左門は、絶園の魔法使いは心とからだに分かれているのではないかと話す。吉野が絶園の魔法使いなら、真広の妹を殺した可能性もあるという左門に、真広は吉野が誰にもおしえていない、彼女の身柄を押さえようと言う。吉野の彼女が誰か特定することに。 悩む葉風。 「無理だ。吉野の彼女は聞けば聞くほどややこしい娘ときているし、吉野はその娘にベタベタに惚れているし、小憎らしいやら愛しいやらはっきりせん。姫宮たるわたしが色恋に悩み、それに世の行く末がかかっているなど...これは何か? ラブコメか? 世界の命運をかけたラブコメなのか???」 こちら吉野の彼女を特定する会議。真広にも教えない女性はどんな人かで会議は盛り上がる?みんなの話を聞いて、羽村には、ひとりしか思い浮かばないのだが。 「こうなれば最後のの手段」と考える葉風は、雪の庭で携帯の彼女の写真を見ている様子の吉野を見かける。「マリンスノーか...」 「こうしていると、いつまでも吉野さんと一緒にいられる気になります。こうして、ずっと一緒に...」 「わたしは吉野が好きだ」 葉風は告白する。そしてはじまりの姫宮である自分が欲すれば、はじまりの樹が吉野の彼女をわたしのために殺し、排除しようとするかもしれないとも。 「わたしは、もはや自身で気持ちをコントロールできん。だから吉野、わたしにおまえをあきらめさせろ」 「彼女のことは心配いりません。どうせ、はじまりの樹にも、どうにもできませんから」 『オフィーリアを愛していた。たとえ幾千幾万の兄があり、その愛情すべてを寄せ集めたとしても、おれひとりのこの愛にはとうてい...』 「一年前に死んだ彼女の、何をいまさら心配する必要があるんです?」 羽村が言った。 「吉野君の彼女、真広君の妹さんじゃないかな」 次回、舞姫 (感想) あ、ついに吉野の彼女が誰か真広にもわかりましたね。これからどうなるのでしょう。予告によると左門さんにも読めないようですが。言わないほうが今はいいとはいえ、吉野は愛花を失った悲しみも、ずっと隠してきたのですよね。心中察するに余りある感じです。ハムレットではなく、テンペストのラストになるといいのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.12 05:35:54
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