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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。
☆前のお話は→ 第1話~第13話 あらすじまとめ 弱虫ペダル 第14話 「朝霧の再会」合宿3日目。霧の朝。坂道はみんなより先に起きて部屋を出る。昨日までで390km、一番遅れている。のこり2日で610km。 『自分の可能性が知りたくて自転車競技部に入ったんだ......ぼくも今、自分にできる精一杯をやる』 みんなより周回ペースが遅いから、たくさんの時間を走るしかない。ひとりで3日目のスタート。昨日よりも周回ペースが上がっているような気がする。少し重たいホイールに慣れてきたようだ。上りでギアを1枚重くしてみた。行ける、登れる。このペースが維持できれば100kmいけるかもしれない。 『少し希望が出てきた。それになんとなくだけど、昨日より坂が楽しい』 坂道の前方に自転車が見える。他にも朝から走っていた人がいた。結構上り早い。誰だろうと坂道は追いかけてみる。見たことある自転車と走り方、待ってと声をかけると振り向いたのは、真波だった。 なんでここにいるのかと驚く坂道に、千葉代表の総北高校、しかも自転車部だったんだねと真波。偵察に来て、出会った第1号が坂道だと言う。ここは坂があるし、見ているだけじゃつまらないから早朝に入り込んで走っていたのだった。 真波は昨年のインターハイの覇者、箱根学園の1年。「じゃあ、今年のインターハイ出る?」真波に聞かれて坂道は、たぶん無理と答える。他に強い人たちいるから。つまんないなあと真波。このあいだ坂が好きだと聞いたからインターハイで一緒に走れたら楽しいかなと思ったと言う。 残念だなあと言う真波に坂道は、せっかくだから、あの坂の上まで競争しようかと言う。それいいね、楽しい企画だと喜ぶ真波。坂道は忘れていたボトルのお礼をあらためてして、ボトルを返すねと言う。あげたやつだからいいよと言う真波に坂道がそれじゃ悪いからと言うと、この競争に君が勝ったら返してと言う。 走り出すふたり、名前を聞いていなかったねと真波。坂道が名乗ると、 「最高の名前じゃん。おれが真波山岳で君が小野田坂道、それって最高の組み合わせじゃん」 行くよ、と真波がスピードを上げる。速い。坂道も追いつく。 「楽しい」 坂道の走りを見て真波は思った。カーブでバランスを崩したり立ち上がりも遅いようだが、ホイールのせいかな。でも真っ直ぐな坂になればすぐ追いつく。圧巻なのはケイデンス。速度の緩急もほとんどケイデンスでやっていると言ってもいいくらいよく回る、よく駆動する。自在に。まるでペダルと足が一体化しているような走り。 「おもしろい。いましたよ先輩、おもしろい登りをするやつ。自分以外で初めて会った。坂道くん、君のもうひとつおもしろいことは、登る時、笑うところだ」 残り100m、最後の勝負。真波がスピードを上げた。坂道は全然追いつけなかった。すごいねと坂道。ボトルは返せなくなった。真波の自転車を見せてもらう。勝った真波だが驚いていた。坂道は普通のスニーカーを履いていた。 自転車競技用のシューズにはクリートが付いていて、この金具でペダルとシューズを固定できる。そうすることで通常のペダリングの倍ちかい力をペダルに伝えることができる。坂道は普通のスニーカーで、そして真波はホイールが重いことにも気づいた。カーブでバランスを崩したりしていたのはこのせいか。この重い車体とクリートなしのシューズでここまで追いついてきたのか。 真波の自転車を、ピカピカ白くてかっこいいよねとながめる坂道。 「すごいな」 真波は坂道にそういうと、遅刻すると委員長に怒られるから帰ると言う。ボトルありがとうねと言う坂道に、やっぱり返してと真波。坂道が部屋から取ってくるから、ちょっと待ってと言うと、 「今じゃないよ。今年の夏、インターハイで待ってるから。約束だよ」 そう言うと真波は帰っていった。約束? インターハイって......驚く坂道。 今泉と鳴子も仲良く? 同じ時間に起きて走り出した。2年も準備をしている。3日目開始。ここからが肉体的にも精神的にも正念場だと3年生たちは話していた。 真波に電話で偵察はどうだったとたずねる東堂。真波は楽しかった、特に上り坂は先輩の言うおもしろい登りするやつがいて最高だったと答える。楽しそうな笑顔で短髪でメガネも似合っていて......真波の話に、巻島の走りを見てきたと思っていた東堂は??? 誰の話? 坂道は走りながら真波の言葉を思い出していた。 『インターハイ、約束、ぼくが?』 2年の手嶋と青八木も一緒に走り出した。 「今年こそ行くぞ、インターハイ。おれたちふたりでな」 ☆次回 「策略」 【感想】 坂道くんと真波くん、爽やかなコンビですね。インターハイ、2年も1年に負けてはいられないでしょうからね。出るのも大変そうですね。真波くんは、素晴らしい上りをするようだけど、レギュラーは決定なのかな。箱学はクライマーが多いような。とりあえず、合宿を乗り切らないとですね。次も楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.15 11:08:11
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