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テーマ:■南の島の過ごし方■(814)
カテゴリ:ロタ旅行記 2014
☆ロタ島の旅☆20142014/2/1~2/5 グアム経由ユナイテッド航空利用 2日目 ロタの飲料水や自然の話と本日の夕食~☆前の記事で「ロタの水道の水はそのまま飲めます」って言って、今回はその話なんですが、2日目の写真は残り1枚。食事の写真だけでした。なのでハイビスカスの写真と一緒にご覧くださいませ。歴史の話もしたいと思うので文章多めになるかと思います。嫌いな方はスルーしてもらっていいけど、サイパン、ロタ、テニアン。近くて似たような感じの島みたいだけど、ビックリするほど違う歴史や興味深い出来事もあったりします。少し知っておくと旅が楽しくなるかもですよ。 ☆宿泊したロタリゾートには浄水、発電の施設があって、水道の水は地下水を処理したもの。ホテル以外でも、ロタの水道の水は問題なく飲めます。まず一番の理由は雨と地形かな。前にテニアンは平らな島という話をしたけど、すぐ近く、大きさも人口もそれほど変わらないロタですけど、地形は起伏が多いです。山があって原生林があって。サバナ高原というのが西のほうにあるんだけど、スコールが多くて地下水が豊富です。 ☆もともとロタの地下水は上質で、日本統治時代には、ロタで日本酒を作っていたくらい。そしてその原生林が昔からそのままの形で今もあるというのも理由のひとつかなと思います。これは他の島と大きく違うところです。第二次世界大戦でサイパンは島が茶色に見えるほどの集中砲火をあび、テニアンも岩山だけの島になってしまい、あとでアメリカ軍が痕跡を隠すためにカリブの島から種を持ってきて空からばらまいたほどでした。で、ロタはといえば、被害がなかったわけではないですが、他に比べるととても少ないです。 ☆さて長くなるかもですが、前に一度載せたテニアンと比べると興味深いのでお話しますね。1521年、マゼランがグアム島に上陸ロタ島も発見(テニアンは発見されず) サイパン、テニアン同様、ロタもスペイン、ドイツの統治を経て第二次世界大戦終了まで日本統治となるのですが、マゼランに発見されず、ドイツには家畜だけの島にされたテニアンが、日本統治時代になって急速に発展したのと対照的に、日本のロタの開発は遅れていました。 ★1934年当時、ロタの日本人は約1000人。テニアンにはすでに10000人の日本人が住み大規模な製糖工場、道路鉄道も整備。ロタにも1935年12月に製糖工場が完成。砂糖の生産が始まる。1937年、テニアンの砂糖の生産量は台湾に次いで東洋第2位に。で、1935年にできたロタの製糖工場はといえば、砂糖の生産がうまくいかず、3年で操業停止に。 ★第二次世界大戦。テニアンにアメリカ軍が上陸。1万発もの集中砲火で全土が焼野原に。テニアンでの日本軍の戦没者は8100人。民間も入れると10000人。日本軍の生存者は313人。そして平坦な地形のテニアンはアメリカ軍の軍事拠点となり、島の真ん中に作られた真っ直ぐな道で原爆を運び、日本へ向けて飛び立つことになる。 ★高原や山など起伏に富んだ地形のロタのほうは、空襲はうけたものの、アメリカ軍は上陸せず、他の島に比べると被害は少なかった。ロタ島内の日本軍の戦没者は236人。1945年9月2日、アメリカの駆逐艦が投錨。日本の降伏調印式より1時間遅れて局地降伏調印式が行われる。9月4日、日本軍2800人がロタを離れた(一部Wikipediaより引用) ☆「昔のままの原生林に降るスコールが良質な地下水を作る」という話だったのですが、長くなってすみません。水以外にも言うと、よくパワースポットなどで紹介される古い大きな木。ロタには、どれにしましょ、ってくらいたくさんあります。他では見られなくなった、マリアナ鹿や野生の鶏(にわとり)もけっこういます。 ☆アニメの話じゃないですけど、車で走っていて、鹿なんかはねた日には、これはもうご馳走~鹿も鶏も肉は硬めですが味はとてもいいらしいです。まあ、そこいらの車道にマリアナ鹿が出て来ることはあまりないですけどね。野生の鶏はけっこういますよ。黒いニワトリです。写真を撮ろうと思ったのですが、飛んで逃げました。普通にしっかり飛びますw ☆さてさて、晩ごはんです。家からコーヒー、ウーロン茶、焼酎、などの飲み物と水筒やペットボトル。食べ物はインスタントの食品などを持ってきていたし、グアムでビールとパンなどを買ってきたので食べ物はあったのですが、メインの料理がない。ということでレストランに行ってみました。 ☆で、レストランで飲み物をたのむと高いので、テイクアウトにすることにしたのですが、部屋に持ってきてくれると言うので、ルームサービスと同じですね。でもレストランの方がメニューは豊富だし、お値段も少し安かったりするので、ルームサービスをたのむよりいいよね。テイクアウトもできるかわからなかったのですが、言ってみてよかったです。 ☆はい、本日の夕食。大好きなチャモロ料理です。レストランのメニューは、さすが韓国資本に変わっただけあって、韓国料理が多かったです。チゲ鍋定食とかキムチとか。あとはルームサービスと同じような感じかな。で、少ない地元料理の中から高くないものをチョイス。 ☆右はケラグエンの3種盛り。レモンと醤油ベースで玉ねぎのみじん切りを加えたソースで鶏、エビ、牛肉を和えたさっぱり系。トウモロコシの粉で作ったティティーザスというパン(トルティーヤみたいなもの)をカットしたものと辛~いロタペッパーソース(真ん中のオレンジ色のやつ)がついています。私は牛肉のが好きだったんですが、食べてみたら鶏やエビもとても美味しかったです。 ☆左はチャモロレッドライス。赤い色はアチョーテの実で色づけしてあります。写真は黄色っぽく見えますかね。実際にはもっとオレンジ色の感じかな。でもケチャップじゃないんで、味はないです。アチョーテの実はビタミンAが豊富なんだとか。レッドライスは日本の赤飯のようなものとかガイドブックなんかに出てますけど、別にお祝いとかじゃなくても日常的に食べている感じです。 ☆私もグアムやサイパンでもレッドライスはけっこう食べます。きれいだし、美味しいし。それと、白いごはんだと水のせいか、においが気になったりすることがあるんですが、レッドライスならそれもないので安心です。 ☆ビールはグアムのスーパーマーケットで買ってきたもの。350缶で1ドルでした。 ☆レッドライスは一人前で十分ふたり分ありました。なのでティティーザスは明日の朝食に残しておきます。レストランの2品で22ドル。ビールも入れて、ひとり12ドルのディナーでした。 ☆食事のあと焼酎を1杯のんで、シャワーを浴びたあと、またビールを1缶のんで寝ました。明日は海に行きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.22 22:25:47
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