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テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。
☆前のお話は→ 第1話~第29話 あらすじまとめ 弱虫ペダル 第30話 「荒北と今泉」インターハイ1日目のゴール争いが始まる。取る、絶対に。今泉は思った。鳴子がボロボロになってスプリントを走った。小野田が信じられない走りでチームを引っ張った。 「ふだんなら、あいつらには負けたくないって思うところだが、おかしいぜ、今日は。あいつらのためにゴール取んなきゃって思ってる」 今泉は福富の一瞬の踏み込みを見逃さずにコースを塞ぎタイミングを殺した。頭のいいやつだ、鍛え上げたな金城と福富は感じる。 ゴールまで残り4km。峠を超えて、つづら折りを下れば後は平坦。5分以内で決着がつく。金城は前を走る今泉に、今チーム総北にはお前の力が必要だ。残り4km、このまま行けるかとたずねる。今泉は、実はさっきから夏の暑さにやられてましてねと答える。 「行けますよ、当然。金城さんが、ついて来れれば」 残り3km。前は総北。箱学との差は50m。下りに入る。組んだレースはすべて優勝している福富と荒北。福富が荒北に前に出るように言う。遅いぜという荒北に、カーブのたびに敵がチラチラ見える距離、そして残りわずか3km、燃えるだろうと言った。 巻島と東堂は、エースが追いついてくるころだと話していた。どちらが先に来るかなと言う巻島に東堂は、エースアシストの荒北は大舞台になると豹変すると話す。特にゴール前で目の前に敵がいるときの集中力はまるで動物。もしこの状況で総北が数十メートル先行していたら、残念ながらうちの勝ちだよと言った。 インターハイ、ゴール前2500、これが燃えずにいられるかと荒北。総北に追いつくと凄い勢いでとばす。頑張れの声援にも、見てるだけのやつに言われる筋合いはないと悪態。俺は自分の力だけでここに来た。前に進むためにすべてを使って。 下りセクションが終わり、ゴールまでの平坦、残り1900。じゃまだと前に出ようとする荒北を今泉がガード。いい反応に確かに福富の言う通りこいつ賢い、並じゃないと感じた。1年なのに俺たちと対等に踏んだら...荒北は今泉に言った。 「ゴールには入れねえな、おりこうちゃんだからな。俺は、お前とは違う」 ★中2の夏、大事な試合の前に肘を壊した。高校は野球部がない箱学を選んだ。荒れていた荒北のまわりは誰もいなくなり、学校にこれ以上いても意味がないかと考えていた。バイクだけは裏切らなかった。信じられるのはこいつだけ、手首をひねれば、どこだって連れていってくれる。思いのまま。 箱根の山で自転車部の福富に絡む。苛立ちを発散できれば誰でもよかったのだが、ダサい自転車なんかに乗って何になると荒北は言った。福富は、進む、前に、確実に。と答えた。俺は俺自身、前に進みたくてこいつに乗っている。おそらくお前とは違うという言葉に荒北が怒る。 中1で県の新人投手賞を取って、中2の夏、華々しく県大会でデビューするはずだった。ケガがなけりゃ。俺は絶対に悪くないという荒北に、原因を他者に求めても前には進めない。お前はそういう目をしていると福富は言った。突き飛ばした荒北に勝負したければ道の上でやろうと言った。 ここから学校の正門まで約5km、荒北の原付と自分の自転車で勝負だと福富。わかりきってることだと勝負するが道は下り坂、福富に抜かれて追いつけなかった。自転車競技の下り勝負では、70キロ、80キロは当たり前だと言われた。勝負は福富の勝ちだった。それをきっかけに荒北は自転車に乗り始めた。なかなか乗れない荒北に福富は言った。 「前を見ろ、遠くを。すべてを忘れろ。過去も、しがらみも。自転車にエンジンはついていない。進も止まるもお前次第。進まないのはお前が進もうとしていないからだ。すべてを使って進もうとしなければ自転車は速くはならない」 「俺が認めるのは、福ちゃんだけだ。だから、俺が福ちゃんをゴールまで運んでやる。誰よりも速く」 このままでは抜かれると今泉は思った。だが今は集中する時、スタート前、金城に言われていた、全ステージを通してのオーダーを思い出した。「成長しろ、この3日間で」それがなければ俺たちは勝てないと金城は言った。自分と向き合い、現状を知り、打破する方法を考え試せ。他人を真似ても答は出ない。本質は自分の中にしかないと。 本質って何だ。今、成長しなきゃ俺はと考える今泉。そういうところが、おりこうちゃん、てめえじゃ力不足だと言うと荒北と福富が抜いて行く。ここから先、戦えるのは選ばれた真の強者か野獣だけ。今泉は抜かれてやっと本質がわかった。自分の思いはいつもシンプル。 「どけよ、細目。俺はうるさいのが嫌いなんだ。先頭は俺が走る」 今泉が抜きにかかる。エースアシストの仕事はゴールラインの間際までエースを運ぶこと。エースを勝負所まで全力で届けること。総北と箱学が並んだ。ゴールまで残り500m、「あとは頼むぜ、福ちゃん」 「頼みます金城さん、みんなの思いをゴールに届けてください」今泉が金城の背中を押した。金城と福富の一騎打ち。と? 「お待たせや」 御堂筋が来ていた。 ☆次回 「強者3人」 うわ~出た~御堂筋くん。すごいタイミングで来ましたね。面白くなりました。次回が楽しみです。早く続きが見たい~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.05.07 23:53:02
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