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テーマ:アニメあれこれ(26160)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
小野田坂道、千葉県の総北高校の1年生。毎週ママチャリで秋葉原に通うアニメが大好きな気弱な少年が仲間と出会い自転車競技部に入部。試練を乗り越え才能を開花させていく......原作、渡辺航の自転車ロードレース漫画。
☆前のお話は→ 第1話~第35話 あらすじまとめ 弱虫ペダル 第36話 「最強最速」新開と御堂筋が並ぶ。残り70m......残り50m。勝利以外、意味がないと御堂筋。勝たなくてはいけない。背負っているもののレベルが違うんだ。ゴールライン目前で極端な前傾姿勢の御堂筋に勝てると感じた新開。勝敗はバイクに取り付けられたセンサーがラインを先に越えたかどうかで決まる。御堂筋はバイクが後ろになっている。だがゴールの瞬間、御堂筋がバイクを前に押し出した。グリーンゼッケンは京都伏見の御堂筋だった。シナリオ通り最強最速の男を抑えた。インターハイの総ての勝利は僕のためにあると喜ぶ御堂筋。 ファーストリザルトの結果が伝わる。新開の敗北に動揺を隠せない箱学。ふたりに箱学、京伏のメンバーが追いつく。すまないと謝る新開に福富はペダルは全力で踏めたのかと聞く。ああと答えた新開に、そうかと肩に手をやると下がって足を休めるように言う。泉田が前に出る。 給水所に先頭集団が近づいて来た。トップは京都伏見。僅差で箱学が続く。総北を待ちながら、スプリントを取った京伏が全体を制圧した動きをしていると感じる手嶋。王者箱学も引かない。だが俺たちはそこに食い込んでいかなければならないんだ。たった4人で。 早く来てくれ。チーム総北。給水所に総北が近づいて来た。金城が引いて熊本台一を引き離している。チームはまだ生きている。手嶋、青八木、杉元、幹が走る。手嶋の必ず先頭に追い付いてくださいの言葉に金城がああとうなずいた。 給水所を過ぎて鳴子が先頭で引く。金城にあんなに簡単に返事して追いつく算段はあるんですかと鳴子。このまま4人で追いついても勝負できないと言うと、金城は4人で追いつく気はないさと言った。我慢して待ってりゃいいことあると前方を指す巻島。ここまで平坦が苦手な小野田は追いついていない。だが2日目のゴールまでの残り40kmは富士山の西側139号をひたすら走る緩やかな上り。あの小野田が追いつかないわけないっしょ。 坂道と田所が熊本台一に追いついた。道は上りになる。平坦で足を使ったから、すぐに泣きながらちぎれていくと熊本台一の田浦は言う。しかし、坂道を見ると笑っていた。やっと平坦区間が終わった。今までペースが上がらなくてすみませんと田所に謝る坂道。田所はかまわねえさ、お待ちかねの上りだ、行けと言う。すぐにチームに追いつきますと坂道がペースを上げる。坂道がクライマーだと気づいた時には熊本台一は追い越されていた。 ふたりで上ると楽しいですねと坂道。こんな状況で楽しいと言う坂道に田所は金城の言ったとおり意外性のある男だと感じる。田所も楽しいと言った。引っ張ってくれたおかげで俺はここを走っていられる。スタートさえまともにきれなかったが、普段通りまで回復している。小野田が笑うからつられて笑った。田所が、歌うかと声をかける。ラブヒメを歌いながら進む。田所は監督の言葉を思い出していた。 「自転車は競技の道具でもありますが、本来楽しいものです。過酷さも困難も失敗も全部楽しさに変えてくれる。まだ見たことがない道を進むという素晴らしさ......彼が見せているのは自転車の根源的な面白さです」 だから俺も引っ張られるんだ。この小さな背中に。ふたりだと心強いはこっちのセリフ。前に選手が見えてきた。ひょっとしたらと坂道が言うと田所は泣いていた。いいから前むいて走れよと田所。そしてチームに追いつくまで言わないと決めていた言葉、してもしきれないほど感謝している。ありがとうなと言った。もう一度この目であのジャージを見られるとは思わなかった。 戻って来たぜ、チーム総北。田所が手を上げた。2日目、残り30km。6人全員が揃った。遅くなりましたが全員を連れてチームに合流しましたと坂道。金城は、よくやった小野田と肩を抱いた。めっちゃ大変やったろうと鳴子が言うと、下りとか平坦が得意じゃないから田所さんに迷惑かけちゃってと坂道。田所がそんなわけねえだろと言った。 文句も言わず一言の弱音も吐かず俺を引き続けてくれた。箱根から富士山の麓までたったひとりで俺を引っ張って来たんだ。そんなことないですと坂道。チームに合流したら沈んでいたチームの雰囲気が変わったと感じる今泉。凄い事をやってのけたからか。いやあいつは、出会った時から周りの空気を変えてしまうおかしなやつなんだ。 総北は揃った。金城からもう一度オーダーが出る。巻島とふたりでこの上りで先頭集団までチームを運べ。追いついて勝負だ。力強く返事して坂道はペダルを回す。この先に箱根学園が、真波くんがいる。チーム6人全員の勝利のために行くんだ。3日目まで。 待ってろ東堂と巻島。金城は待ってろ福富。王者箱学を目指す。そのころ先頭では箱学がばらけはじめていた。エーススプリンターが負けて亀裂が入ったから......そろそろ仕上げといこか。御堂筋が笑う。 ☆次回 「王者交代」 ★わあ、ここまで来たら新開さん勝って欲しかったな。御堂筋くん恐るべし。坂道くんが追いついて総北はすっかり明るくなって、この先、期待できそうな気がするけど、箱学は大丈夫なんだろうか。ところで、レベルが違うという御堂筋くんの背負っているものの話は出て来るかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.19 22:56:54
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