仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。
SAO事件から1年。
死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。
そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。
★前のお話は→
第1話「銃の世界」 第2話「氷の狙撃手」
★I期はこちら
→ 「
ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」
ソードアート・オンライン II
#03「鮮血の記憶」
シノンは現実世界では、
朝田詩乃(あさだしの) 高校生。学校の帰りに不良少女に路地裏へ連れ込まれ、金を出せと言われる。嫌だと断って立ち去ろうとするが指をピストルの形にしてバーンとやられると足が震え気分が悪くなり動けなくなる。今あるだけ出せと言われているところに「こっちです、おまわりさん」の声がして不良たちは逃げ去る。
詩乃を助けたのは、
新川恭二(しんかわきょうじ) 詩乃の友人。ふたりで喫茶店へ。一昨日は大活躍だったそうだねと言われGGOの話に。次のBoBは上位入賞を狙うと詩乃。『敵をすべて撃ち倒して私が最強だと確信できれば、そのときにはきっと』
朝田さんはすごいな。GGOに自分が誘ったが、すっかり置いていかれちゃったと新川。そんなことないと詩乃は言うが出ても無駄だから次はエントリーしないと言った。勉強もあるしねと詩乃。新川は病院の息子。父親と医学部に入学すると約束していて予備校の体験コースに行っていた。現在は学校に行っていないが(いじめ?)模試の順位は学校に行っていた頃を維持しているよと言った。
新川のプレイ時間がすごいようで、ちょっと心配だったと詩乃。新川は昼間はちゃんと勉強している。めりはりが大切だからねと言った。そろそろ帰るという詩乃にごはんを今度ごちそうになりたいなと新川。そのうち、もうちょっと腕があがったらねと詩乃は答えた。
あらためて助けてもらった礼を言い、カッコよかったよと詩乃。いつでも守ってあげられればいいんだけどと新川。学校の帰りとか迎えに行こうかという新川に、大丈夫、私も強くならなきゃだからと詩乃は言ったが、ひとり部屋に戻ると鮮血の記憶が蘇り発作が起きる。
父親は詩乃が2歳になる前に交通事故で他界。母と詩乃は東京を出て母の実家で平穏な日々を送っていたが、それは唐突に破られた。郵便局で強盗事件に遭遇。銃を持った犯人に警報ボタンを押そうとした局員が撃たれ近くにいた母も撃つぞと言われる。小学生の詩乃は母を守ろうと夢中で犯人に噛み付き、犯人が落とした銃を拾った。そして犯人を射殺してしまった。母の怯えた顔と流れ出た犯人の血、それからPTSDに悩まされるようになった。
キリトは都立中央病院へ。アスナには菊岡に頼まれて数日、他のバーチャルMMOの様子見をしなくてはいけないと話した。アスナはそれならしかたないが菊岡さんは全面的に信用していいのかなという感じがすると言った。俺も同じ。ちょっとリサーチするだけだからすぐに戻るよとキリトは言った。
デス・ガンの話は99%噂の産物だろうと思っている。仮想世界から現実の人間に死をもたらすことが可能とは信じられない。しかし残り1%の可能性が足をこの場所に向けた。菊岡に指定された病室に行くとリハビリ中に担当だった看護師の安岐(あきナツキ)がいた。モニターのチェックを依頼されたそうで菊岡は伝言だけで来ていなかった。
体はしっかり見ているから、安心していってらっしゃいと安岐。
「リンク、スタート」キリトはログインする。
詩乃は祖父と電話。学校にも慣れ発作もあまり起きていないと話す。
郵便局での事件以来、詩乃は銃の写真や映像を見ただけで、状況結合性のパニック発作を起こすようになってしまった。遠く離れた東京の学校に進学しても症状はほとんど改善しなかった。新川にすすめられてGGOを始めたのも一種の暴露療法のつもりだった。
不思議なことに仮想世界のシノンでいるときは、銃を握っても向けられても発作は起きなかった。シノンが強くなれば現実世界の自分も強くなれる。そう信じてヘカートIIと一緒に戦ってきた。次のBoBで優勝できれば、そのときはきっと...
「リンク、スタート」シノンがログイン。
次の標的は彼女? シノンの写真を撫でながら笑う男。デス・ガン?
☆次回 「GGO」
★う~ん、相変わらずの突っ込みどころ満載ではあるのですがw シノンのトラウマのくだりへの突っ込みはやめておきましょうwww
1%の可能性といいながらキリトくん、ログインしましたね。確かに仮想世界と現実世界の両方に殺し屋でもいないと無理かなと思うんだけど、どんな展開になるのか、次回からのお話に期待したいと思います。
ところで、新川くんは信用できる人なんだろうか。ちょいと怪しい気が。