仮想世界で銃で撃たれたプレイヤーが現実世界でも死亡。
SAO事件から1年。
死銃(デス・ガン)事件の捜査を依頼されたキリトはガンゲイル・オンライン(GGO)にログイン。
そこで出会ったのは、スナイパーの少女、シノンだった。
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ソードアート・オンライン 第1話~第25話あらすじまとめ」
ソードアート・オンライン II
#07「紅の記憶」
キリトがALOからGGOにコンバートしたことは妹の直葉も知っていた。フレンドリストにないのに気づいてアスナに聞いたのだという。電話でアスナは何か手伝おうかと言うがキリトは大丈夫だと答える。あいつは本戦に出て来るだろう。アスナを巻き込むわけにはいかない。これは俺の問題だから俺が決着をつけないとと思う。
直葉もときおり怖い顔をしている兄を心配していた。また遠くへ行ってしまったらと。キリトは、どこへも行かない、今度のGGOの大会が終わったら、ALOとこの家に必ず帰って来ると約束した。
リアルでのシノン(朝田詩乃)はキリトにむかつくと不機嫌。新川は朝田さんがそんなストレートに言うなんて珍しいねと言う。ずうずうしくて、かっこつけて、始めは女の子のふりして...キリトのことをいろいろ言う詩乃に新川は初めてだと驚いていた。普段は他人に興味などない様子なのに。
それならフィールドで待ち伏せして狙撃しようかと新川。そういうんじゃないのと詩乃。キリトはむかつくけど戦い方だけは馬鹿正直なやつだから私もフェアーなやり方でと言った。覚えてなさいよと指をピストルの形にするが怒っているせいか何ともなかった。
新川が何だか心配だと言って詩乃の手を握る。いつものクールで強い朝田さんじゃないと言う新川は、強くなんかないと言う詩乃に自在に銃を操るシノンが朝田さんの本当の姿だと思うと言った。いつか現実もああなれる。だからあんな男のことで怒ったり動揺しているのは心配だ。僕が力になるからと言った。
抱きついてきた新川を詩乃は突き放した。そう言ってくれるのは嬉しいし君のことはこの街で唯一心が通じ合える人だと思っている。でも今はまだそういう気分になれない。私の問題は私が戦わないと解決しないから待っていてくれと言った。うなずく新川。
デス・ガンのことを考えるキリトにカウンセリングの看護師の安岐さんは怖い顔してとどうしたのと聞く。亡くなった患者さんのことを覚えているという安岐に忘れたいと思ったことはないかとキリト。安岐は、人ってそれが忘れるべきことなら、ちゃんと忘れてしまうんじゃないかな。忘れたいと思いさえしない。忘れたいと思う回数が多いほど記憶は確かなものになっていく。それは心の奥底、無意識の中では本当は忘れちゃいけないことだと思っているんじゃないかなと言った。
自分はとんでもない人でなしだとキリト。SAOの中でプレイヤーを3人殺した。彼らは殺人者だったけど殺さないで無力化する選択肢もあった。でも怒りや憎しみ復讐心から斬り殺した。そしてこの1年間、彼らのことをきれいに忘れていた。今でも2人の顔と名前は思い出せない。おれはこの手で殺した相手のことさえ忘れてしまえる人間なんですと言った。
安岐はキリトを引き寄せると言った。カウンセリングしてあげると言ったけど私には君の抱えた重荷を取り除くことも一緒に背負ってあげることもできない。SAOも知らないがわかることは、君がそうしたのは誰かを助けるためなんでしょう。医療でも命を選ばなきゃならない場面がある。その結果、助かった命を考える権利は関わった人みんなにある。君にもある。君は自分が助けた人たちを思い浮かべることで自分も助ける権利があるのよと言った。
俺は殺した人たちを忘れてしまった。救われる権利なんかと涙を見せるキリト。安岐はキリトを抱きしめると、本当に忘れてしまったら、そんなに苦しんだりしないよと言った。君はちゃんと覚えている。思い出すべき時が来たら全部思い出す。その時は君が守り助けた人がいることを一緒に思い出さなきゃだめだよと言った。安岐に礼を言ってキリトはGGOへ。
ALOではキリトが出る大会の観戦の準備をすることに。キリトのことを心配するアスナに、大丈夫、パパは絶対優勝しますよとユイは言った。そうよね、どこに行ってもキリトくんは、キリトくんだもんね。
BOB本戦会場に到着したシノン。シュピーゲル(新川)が来て優勝を信じているよと言う。酒場で中継を見るというシュピーゲルはさっきの待っててという言葉を信じていいんだよねと言う。朝田さんが自分の強さを確信できたら、そのときは僕と...今は大会に集中したいとシノンは言った。
キリトが現れた。今日は負けないとシノン。こっちこそとキリト。
BOB本戦開始まであとわずか。
☆次回 「バレット・オブ・バレッツ」
★ハグ回?w で、おいしいところはキリトくんかwww 安岐さんの話はよかった。シノンはすっかりキリトに攻略されてしまったようでしょうか。新川くんは、ちょっと怖いね。デス・ガンの正体は気になるけど、こちらも危ない感じですね。