セブ旅行記 2014 (7)
☆ビバリーヒルズに万里の長城?
セブ2日目。朝食を食べたら市内観光へ。ツアーに付いていたので、たまにはいいかなと参加。空港に迎えに来てくれたフィリピン人のガイドさんの案内でセブ市内へ。私たち夫婦の他に一組、日本人の若いお嬢さん3人を乗せて出発。
お嬢さんたちは、別途オプショナルで申し込んだ観光のようで、日本円でひとり8500円だったかな、結構高いです。あちらはフィリピン料理の昼食付きということで同じコースを回って、昼の時間は私たちは買い物でそのあとホテルに送ってくれるということでした。
数か所まわっただけですが、コメントでいただいた質問やフィリピン情報なども交えてお話したいと思います。
★台風が発生したらしい。
空はどんより曇り。「マーヨン、ブンタ~」とやって来たガイドさん、台風でマニラは大荒れだと言っています。明日は回復するだろうけど、今日は天気は悪そうとのこと。そう、前回、ベストシーズンについて質問をいただいていました。前々からお話していて、南の島の雨季・乾季は、ずれてきていると言っていたのですが、セブはあまり区別がはっきりしておらず、旅行会社のパンフレットなどでは表記していないところもあります。
一応、雨季は6~10月くらい、乾季が11~5月。なので今は雨季ということになります。この時期、フィリピンは台風の被害が結構多かったりするのですが、セブ島はフィリピンの中では、台風の被害が少ない地域です。今日も雨は降りそうだけど外に出られないようなことはないみたい。泳ぐのは波が高いし魚も見えそうにないですけどね。
★セブの人は、何語を話す?
朝の挨拶のマーヨン、ブンタですけど、これはビサヤ語の「おはようございます」で、セブ語、セブアノ語とも言います。フィリピンの公用語は英語とタガログ語。英語を話す人がとても多い国なので、英語がある程度話せれば不自由はないかと思います。タガログ語とビサヤ語は、同じものもあるけど、まったく違うものも多いです。
フィリピン人どうしの会話だと、タガログ語が多いかと思っていたけど、ビサヤ語は話す人口が多く、セブの人となら会話はビサヤ語。話してみたらタガログ語は使わないのでよく知らないという人もいます。なので英語で話す人も多いです。
Good Morning は、タガログ語では、Magandang umaga. (マガンダ ウマガ) ビサヤ語は、Maayong buntag. (マーヨン ブンタ) 綴りとカタカナが合わないかもですが、掘った芋じゃないですが、発音の感じはこれが一番近いかな。語尾のgは発音しない感じ。ユーミン yuming みたいなw ホテルのレストランでも、朝の挨拶は現地語だったりするんで、覚えておくと、ちょっとだけいいかもです。私は下手な英語のほかにタガログ語の読み書きを少々と会話はビサヤ語をミックスで使うんだけど、世界中これで何とかなる感じかも。言葉の話は長くなるので、また機会があったら単語でも紹介しますね。
★はじめはビバリーヒルズへ
さて、話を観光に戻します。もらった日程表を見て、予定のところは、一通り主人に説明してありました。英語ガイドだと困るだろうし。でもオプショナルの観光コースになったので、私が予定していなかったところにも行くことに。ちょっと得した気分かな。ホテルのあたりからセブの街中へは車で1時間ほどです。ガイドブックだともう少し短い時間で載っているかもだけど、年々交通量が増えて、いつも朝はやくから夜まで道は混んでいるので、結構時間がかかります。
最初に向かったのは郊外の高台にある高級住宅地「ビバリーヒルズ」でした。入り口にはゲートがあってセキュリティチェックをしています。高級外車が並んだ大きな家がいっぱい。ビバリーヒルズてのも何だかなだけど、ビックリなのは、そこにドカンと建っている、失礼かもだけど、不可思議なお寺でした。
★道教寺院は老子が祀られているらしい
道教寺院です。華僑が建てたお寺だそうで、眺めの良いところでした。写真は1枚だけですみません。悪いけどあまり中国のお寺さんに興味がなかったので、本殿のあたりに行ったら何枚か撮ろうかなと思っていたら、撮影禁止でした。写真で見える長い道は、万里の長城のつもりらしいです。セブにいながらこれで万里の長城に登ったことになるとか。
本殿は信者さんでいっぱいでした。知識がなくて申し訳ないですが、どんな宗教やらさっぱりわからん。ガイドさんが言うには、宗教ではなくて生き方なのだそう。それならなぜ信者と呼ばれるひとがお供えをするのか、ツッコミたくなったけど、フィリピン人には珍しく、教会の前を通っても仕事中とはいえ十字を切らない人なので、もしかしてと思い、いろいろ聞くのはやめておきました。
撮影禁止の場所ですけど、入るのは誰でも大丈夫みたいです。お供えをして、床に頭を着けて祈る人がたくさんいたので、近くには行きませんでしたけど。願い事をかなえるために占いをするのだそうです。木片の見方とか紙が貼ってあって、結果がYesとNoで木片に現れるのだとか。Yesが出ると願いがかなうので、いい結果を出すために通いつめるらしいです。と入り口のおばあちゃんが、いろいろ話してくれたんだけど、あまり覚えてないです。ごめん。
★フィリピン人は9割がキリスト教
ちなみにフィリピン人は9割以上がキリスト教といわれていて、そのうち8割がカトリック。道教やイスラム教はキリスト教以外の約1割の中に含まれているということになりますね。それにしては混んでいるかも。あ、宗教ではないとガイドさんが言ったのはそういうことかもですね。誰でも占いやお願い事はできるからかな。
★タクシーは待たせておかないと大変
さて、何だかよくわからないお寺さんをあとにして、セブ市内、次は街中に向かいます。そう、市内観光ですけど、個人で行っても問題ないですけど、ビバリーヒルズは、タクシーとか走ってないですから、タクシーで行ったら待たせておかないとえらいことになるかもです。街まで歩いたらすごい運動に、てか暑くて倒れそうです。
道教寺院のあと、途中、お土産屋さん1軒に立ち寄りました。別に欲しいものもなかったので、ガイドさんとお店のおばさんと雑談。ガイドさんが、私のことを、彼女、エルニドやボラカイにも行ったんだってと紹介すると、お店のおばさんは、いいな、どうだった? 海、きれいだった? とか聞いてきました。そう、フィリピン国内と言っても、仕事でもない限り、店員さんレベルの人が、高級ビーチリゾートに行くことはないみたいですから。
1島1リゾートというようなところなら別だけど、少し滞在すると、フィリピンは階級社会だなあと実感します。昔、1割の人が9割のお金を持っていると、出稼ぎに来て近所に住んでいたフィリピンダンサーが言っていて、ウソだろとか言ったけど、そうかけ離れた話でもないと思う。
ビバリーヒルズのゲートを出ると、全く違った生活がいきなりあって、まあこちらの生活のほうが多いのだけど、ちょっとすごいなとか感じつつ、雨が降り出しそうな中、にぎやかな街に到着です。次は古い教会やマゼランのお話など。
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