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新宿の路地裏で、午前0時から朝7時頃まで営業しているめしや「深夜食堂」
店をひとりで切り盛りするマスター(小林薫)と客の交流を描くドラマ。第三部。 ☆前のお話は→ 第1話~第7話 あらすじまとめ ☆2011年に放送された第二部はこちら→ 「深夜食堂2 全話あらすじ」 ☆2009年に放送された第一部から→ 第5話「バターライス」 深夜食堂3 第8話 (第28話) きんぴらごぼう常連客のゲンは地回りのヤクザ。ごはんの上にきんぴらごぼうを乗せて美味しそうに食べる。チンピラだから金平が好きなのかなと言われて怒るw かたわらには注文したビールがあったが、ゲンは見かけ倒しwで酒は飲めず、ビールは置いてあるだけだった。 女性客がひとり入ってきた。きんぴらごぼう、あるかしらと聞き、あるよと答えると、良かったと言って座り、きんぴらごぼうと冷や酒を注文する。さっそうとした感じの女性を見たゲンが驚いた顔をする。出されたきんぴらごぼうを見て、やっぱりきんぴらは、こうじゃなくっちゃねと女性。ささがきにしたんじゃ、この歯ごたえが出ないものといいながら美味しそうに食べる。 それを見ていたゲンが、やっぱりきんぴらは千切りですよねと言った。お兄さんも好きなんだと女性が言うと、ゲンがいきなり立ち上がって、ご無沙汰しています、市川先生と言った。女性は市川千鶴(つみきみほ) ゲンの高校の英語教師で、ハンド部の顧問もしていた。ケンカばかりしていた、あのゲンくん?と千鶴。 千鶴はゲンに抱きつくと、見違えたわよ、いい男になったわねと言った。千鶴は教師をやめてニューヨークで通訳の仕事をしていて、10年ぶりの帰国だった。最初に再会したのがゲン。何か縁があるのかしらと千鶴は言った。ニューヨークで千鶴は同じ職場の女ともだちと一緒に暮らしていて独身だと言った。先生はあの頃と全然かわっていないですとゲンは言った。千鶴に誘われてもう一軒のみに出かけた。 小寿々の店で酔っぱらったゲンは千鶴に愛していると大騒ぎしたらしい。翌日店に来た千鶴が大変だったのよと話した。今日は千鶴の高校時代の担任の先生が誘われてやって来た。憧れの先生と楽しそうに飲む千鶴。ゲンちゃんがいなくて良かったとマスターは思った。 千鶴のお土産さがしに付き合うゲン。仕事は大丈夫なのかと聞く千鶴に、自由業だからとゲンは言った。店で小寿々に女が一番きらいなのは隠し事をする男よと言われ、頃合いを見計らっているんだと答えた。日本滞在2週間の予定の千鶴はのこり5日ほどとなった。ここに呼べばと言うと毎晩、昔の仲間や世話になった人と飲み明かしていて忙しんだとゲン。ゲンは順番待ち状態w 何だかお別れを言いに来たみたいねと小寿々と忠さんは言った。 その3日後、ゲンの出番がきた。ふたりで美味しいねときんぴらごぼうを食べる。今日は飲ませないからという千鶴にゲンは、みっともないところを先生に見せてしまってすみませんでしたと謝った。明日から熱海に行く予定だったが連絡がないと話す千鶴。昔の男だが、どうせ女房が怖いんでしょと言った。 熱海、俺じゃダメかなとゲン。千鶴はこんなお婆ちゃんでいいの?と言った。お婆ちゃんなんてとんでもない、そんなこと言うやつはぶっ殺してやりますとゲン。千鶴はマスターも大変ねと笑った。ゲンは千鶴をホテルの前まで送った。明日は遅れないようにねと千鶴。ゲンが帰ろうとすると男がやって来て遅くなったが明日は一緒に行けると言った。千鶴はゲンを昔の教え子だと紹介した。 手を払いのけた千鶴に怒っているのかと男。ゲンはそりゃ怒りますよと言った。先生が電話をどれだけ待ちわびていたか。だからもっと大事にしてあげてください、お願いします。ゲンは深々と頭を下げた。そして千鶴に先生も意地張らないで気持ちよくふたりで行ってきなよ。土産は干物でいいですからと言うと、失礼しますとその場を離れた。 千鶴が、行かないでとゲンの腕を掴んで男を置き去りにしてホテル内に入った。何で?と言うゲンに、お互いとっくに賞味期限切れてたのだからいいのと言った。ゲンは先生に隠していたけど実はと言った。ヤクザなんでしょ、どう見ても堅気には見えないもんと千鶴。俺なんかでいいんですかと言うゲンに、そのかわりちゃんと抱いてねと言った。明日まで取っておくつもりだったけど残っている時間は少ないからめいっぱい楽しもうと。 ゲンがマスターに話す。高校をやめて上京するとき、先生は、いい男になって戻っておいでと言って餞別をくれた。そのときいっしょに自分の弁当を汽車の中で食べなさいと持たせてくれた。他にも具は入っていたけど、その中でもきんぴらごぼうの甘じょっぱさが体にしみた。ゲンは足を洗って先生を幸せにしたいと思っていると言った。 明日には帰る先生に伝えてあるのかと聞くとまだだとゲンは言った。でもまた思い出にしてしまいたくはない。そこに千鶴が来た。入院している友だちの見舞いに行くと言っていた千鶴に具合はどうだったかと聞くと元気で来月には退院できるそうだと答えた。それはめでたいから飲まないととゲンもビールを飲んだが酔って寝てしまった。 次はいつ帰ってくるんだいと聞くマスター。わかんないと千鶴は言った。ゲンちゃん寂しがるだろうなと言うと、私はもう思い出さない。ここで会ったときも言われなきゃ思い出さなかったしと言った。ずっとアメリカにいるつもりかいとたずねると、今度はもっと遠くに行くからゲンくんも私のことを忘れてほしいと言った。 酔っぱらってホテルの部屋で眠るゲン。千鶴は頬にキスをすると、バイバイと旅立った。 ゲンが足を洗ってそろそろひと月になる。今日ものぞいたらちゃんと働いていたと話す常連客たち。ゲンはパチンコ店で働いていた。剣崎がたずねて来て手紙を渡した。読んだゲンは号泣した。 ★感想 あ、先生は病気で亡くなったとかいうくだりはないのですね。まあそれが深夜食堂かな。千鶴は随分と若いなあとか思ったけどwゲンちゃん、良かったですね。それと久しぶりにちょっと出た剣崎さんも。きんぴらごぼう、私もけっこう作ります。そう千切りでね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.12 17:59:05
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