桃園奈々生(ももぞのななみ) 女子高校生。父の借金のためにある日突然、家を追われホームレスに。そして、ひょんなことから神様になる。キスで契約、妖かし系ラブコメディーの第2期。ミカゲ社に全国の神々が出雲に集結する会議「神議り(かむはかり)」の招待状が届き、ミカゲの代わりに駆け出しの土地神、奈々生が行くことになるが...
★第1期(2012年放送)は
→ 「
神様はじめました 第1話~第13話(最終話)あらすじ」
神様はじめました◎ 第1話 「神様またはじめました」
桃園奈々生(ももぞのななみ)女子高生。父親が家出して住む家がなくなった奈々生は、公園で偶然出会った土地神のミカゲから神社の主の座を譲られ神様の仕事を任されてしまった。
神に仕える神使の巴(ともえ)や瑞希(みずき)、社の精である鬼火童子の鬼切(おにきり)と虎徹(こてつ)と共に神様として生活することになった奈々生だが、ひとつ問題が。
それは神使の巴衛に恋をしてしまったこと。
今日も平和なミカゲ社。奈々生が土地神としての自覚を持つようになって良かったと話す鬼切と虎徹。白札を書いていて寝てしまった奈々生は巴衛に叩き起こされ慌てて学校へ行こうとするが、新学期は明日からだったw
庭にいる巴衛の近くを蝶が飛んでいた。そういえばミカゲ様の化身は蝶なんだってねと瑞希。化身とは神様にはそれぞれ宿りものがあって、ミカゲ様は蝶、(瑞希が仕えていた)夜ノ森様は梅の花だと話す。蝶を見つめる巴衛を見て、ミカゲさんに会いたいのかなと奈々生は思った。
そこにいきなり来客。おじさんおばさんおじさん(風神の乙比古)がやって来た。出雲の召喚状を持って来たという。毎年10月に一週間、全国の神々が出雲に集まって会議を開く「神議り(かむはかり)」にミカゲの代わりに後継者の奈々生を呼ぼうかという話になったが、まだ未熟なので試験をクリアすれば出席させることにしたと乙比古は言った。
勝手に決められても行きたくないと断る奈々生だが、全国の神々が集結するから、ミカゲの居所を知っている神もいるかもと乙比古は言い帰っていった。巴衛は出雲に行く必要もミカゲの居所を知る必要もないと言ったが、奈々生は本当はミカゲに会いたいんじゃないかなと思い乙比古に試験を受けると告げる。
乙比古は卵をひとつ出した。試験は式神の育成。式神の卵は所有者の気を養分にして育つ。七日後に無事に式神が孵るまで肌身離さず持ち歩き、乙比古の好みの美しい式神に育てられたら合格だと言った。奈々生は式神も知らなかったが孵化させるくらいならできそうだと思った。
卵を持ち帰ると巴衛は出雲には行く必要がないから返してこいと言った。争っていると卵が転がり瑞希が踏んでしまった。初日で卵が割れてしまったと嘆く奈々生。すると割れた卵から小さな猿が出てきた。孵化が早すぎた未完成品だから試験は受からないだろうと巴衛は言うが奈々生はまだ七日あるから大事に育ててみると言った。
気を養分にして育つと聞いたので学校にも連れて行った。こんなチビ猿じゃ役に立たないぞと巴衛。元気に育ってくれればいいと奈々生が言うと、巴衛は、俺はお前の役に立つぞと言った。俺はお前のものなんだから。その言葉に奈々生は動揺。言った巴衛も自分の言葉に驚いた。
図書室で式神のことを調べながらも巴衛の言葉を思い出して、ひとりでニヤニヤする奈々生。乙比古が来て、出雲行きを決めた人神に対する嫉妬がやって来るわよ、どうやって乗り切る?と言った。土蜘蛛の妖かしが現れて奈々生を襲うが巴衛が助けた。いつも守られているだけで、これじゃ出雲に行けないと奈々生は思った。
出雲に行くまでに通力を上げるから、しばらくかまわないでほしいと巴衛に言い、白札を持って学校に行く。クラスメイトのあみ(猫田あみ)が妖怪が出たと言って走って来た。教室に行くと何もいなかったが、確かにいたと言うあみに奈々生は信じるよと言った。そして魔除け札があるから大丈夫と言った。
土蜘蛛の瘴気(しょうき)が学校中に広がっている。お前には無理だ、俺を頼れよと巴衛は言ったが、奈々生は浄化はもともと土地神の仕事だから手を出さないでと言った。枯れてしまった木に浄化の白札を貼ると木が元気になった。私にだってできると奈々生は思った。
瘴気の元、図書室へ行く。すごい荒れようだ。白札を貼ったが効かなかった。妖かしが現れて奈々生を飲み込もうとする。悲鳴を聞いて入ってきたあみも襲われるがふたりを巴衛が助けた。無事ふたりを救ったが巴衛の手は洗ってもきれいにならなかった。ミカゲと初めて会ったときもこんなふうだったと思い出す巴衛。きれいにしてあげるとミカゲはいったが、なぜあの時、俺は血まみれだったんだろう。
保健室で目覚めた奈々生。あみは隣のベッドにいて先生にしばらく寝ていれば治ると言われたと言って眠った。先生?と見ると乙比古で、瘴気を吸い込んで弱った子ザルを抱えて試験官の面目丸つぶれだと嘆いていた。あみまで巻き込んでしまい、札を書くのをやめるようにと言われた。他に出来ることがないと泣くと、乙比古は式神の子ザルを札だと思えばいいと言った。
白札に字を書くように、この式神に名前を付ければそれが能力になり奈々生の望みを代行すると乙比古。一番望む力は何かと言われて奈々生は「護(まもる)」と式神に名付けた。誰もケガしないように、誰も怖い思いをしないように。護が走り出した。名前をもらったことで仕事がわかったのよ、術者はあんたよ、行きなさいと乙比古は言った。
護くんが走ると金色の軌跡が現れ、浄化されてきれいになっていった。浄化できないまま妖かしと戦い続ける巴衛の元へ走る。奈々生が笑顔で駆け寄ると巴衛の手がきれいになった。学校じゅうの瘴気も消えた。
乙比古に式神の使い方を教えてもらったのと奈々生。巴衛に、助けてくれてありがとうと言った。巴衛は、それは俺のセリフだなと言った。合格、出雲行き決定ねと言って乙比古は去った。
★感想 約2年ぶりの2期です。ちょっと忘れかけていましたわ。かわいい式神の護くんは、かなり役に立つようですね。それと、いまさらだけど、乙比古さん、優しいね。巴衛の過去を知る人なども出て来るようで楽しみです。