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テーマ:アニメあれこれ(26498)
カテゴリ:★アニメ・本・映画
暗殺教室 #12 「球技大会の時間」☆前のお話は→ 「第1話~第11話 あらすじまとめ」 ![]() 梅雨も明けて暑くなってきた放課後、遊びの相談をしながら帰る渚、カルマ、杉野。グランドを通りかかると練習をしていた野球部の主将の進藤が杉野に声をかけた。杉野を見つけて集まってくる部員たち。来週の球技大会に投げるんだろう、楽しみにしていると言った。 E組は毎日あそんでいられていいなと言われ杉野の顔が曇る。よせよ傷つくだろうと進藤。進学校での部活の両立は選ばれた人間でなければしなくていいことなんだと言った。凄いね、まるで自分が選ばれた人間みたいだねとカルマ。そうだよと進藤。気に入らないなら球技大会で教えてやるよ、上に立つ人間とそうでない人間のこの年でひらいてしまった大きな差をなと言った。 球技大会のメンバー決め。健康な心身をスポーツで養うのは大いに結構と言う殺せんせーだがトーナメント表にE組はなかった。1チームあまるという理由でE組はエントリーされない。決勝戦終了後のエキシビションで男子は野球部、女子はバスケ部と戦うことになっていた。 適当にやっておいてくれと教室を出る寺坂たち。野球といえば頼れるのは杉野だけど勝つ秘策はあるかと聞かれて無理だよと杉野。野球部はかなり強い。特に今の主将は剛速球で名門高校からも注目されている。勉強もスポーツも一流とか不公平だよなと言った。 だけど勝ちたいんだと杉野。善戦じゃなくて勝ちたい、好きな野球で負けたくないという思いが野球部を追い出されてE組に来て強くなった。こいつらとチーム組んで勝ちたい。 殺せんせーは一度スポ根ものの熱血コーチをやりたかったとワクワク。殴ったりはしないのでとちゃぶ台返しの用意までしていた。最近の君たちはやりたい勝ちたいと目的意識をはっきり口にするようになった。その心意気に応えて勝てる作戦とトレーニングを授けましょうと殺せんせーは言った。 そして球技大会。3年の野球はA組の優勝で試合終了しE組対野球部のエキシビションマッチ。整列すると進藤は杉野に言った。学力と体力を兼ね備えたエリートだけが選ばれた者として人の上に立てるのが文武両道だ。お前はどちらもなかった選ばれざる者だ。 殺(ころ)監督は烏間先生に目立つなと言われて遠近法でボールに紛れていた。顔色でサインを出す。最初のサインは「殺す気で勝て」確かに俺らにはもっとでかいターゲットがいる。あいつらに勝てなきゃあの先生は殺せないよな。「味あわせてやりましょう、殺意と触手に彩られた地獄野球を」と殺せんせーは笑った。 1回表、E組の攻撃。1番サード木村。140キロ出るという進藤の球は速い。3人で終わらせて裏に10点取ってコールドだなと野球部顧問。殺監督のサインが出て木村はセーフティーバント。E組一の俊足は楽々セーフ。悔しがる進藤。2番の渚はプッシュバント。どこにも投げられずノーアウト1塁2塁。 進藤クラスの速球を狙った場所に転がすのは至難の技のはずと顧問。E組は300キロの球を投げる殺せんせー相手に練習。偵察に行った竹林は進藤の球速はマックス140.5キロ、球種はストレートとカーブのみで練習試合も9割方ストレートだったと報告した。ストレートさえ見究めればこっちのものですと殺せんせー。進藤と同じフォームと球種で投げるとさっきまでの300キロと比べたら止まって見える。 3番磯貝もバントでセーフでノーアウト満塁。4番ピッチャー杉野がバッターボックスに立つ。殺せんせーのサインで杉野はバントの構え。たとえ弱者でも狙いすました一刺しで巨大な武力を仕留めることが出来る。杉野はバスター。打球は右中間を深々と破り2塁ランナーに続いて1塁ランナーもホームイン。杉野も3塁へ。走者一掃のスリーベースヒットでE組3点先制。 ![]() これはマズイと言う野球部顧問の前に理事長が現れ、顔色が悪いからすぐ休んだほうがいいと言った。元気ですと言う顧問に病気で良かった、病気でもなければこんな醜態をさらす指導者が私の学校に在籍しているはずがないと理事長。倒れた顧問を医務室に運ぶように指示。その間、監督は私がやります。少し教育を施すだけですよと言った。 女子はバスケ部に惜敗。男子の応援に駆けつける。顧問の先生が重病で理事長先生が指揮を執るとアナウンス。マウンドに行った理事長は全員内野の極端なバントシフトを支持。流れをリセットしようと言った。君たちのような選ばれた人間には宿命がある。これからの人生でああいう相手を何百何千と踏み潰して進まなければならない。これは野球ではなく何千の中のたった10人を踏み潰す作業だ。 E組は簡単に3アウト。理事長は進藤に球種はストレートだけでいいから体を大きく使って威圧するように投げるようにと指示。そしてこれは野球ではなく一方的な制圧作業だと繰り返した。その様子を見ていた烏間はあの男も教育の名手でふたりのやり方はよく似ていると感じた。なのに教育者としてこんなにも違う。この采配対決は興味があるなと思った。 1回裏、野球部の攻撃。ピッチャーは杉野。カルマの足元に殺監督が来て次の回の打席は挑発で揺さぶってみましょうかと言った。三者凡退でE組の攻撃、バッターはカルマ。野球部の守備に理事長にずるくないかとカルマ。こんだけ邪魔な位置で守っているのに審判の先生も何も言わないしおかしいと思わないのかと見ている生徒たちに言い、お前らバカだから守備位置とか知らないのかと言った。 口に出してはっきり抗議することが大事なんですと殺監督。2回の表、E組凡退で野球部の攻撃。2点を返される。最終回の3回表もE組無得点。その裏ノーアウト満塁で進藤をむかえる。鬼の形相の進藤。マウンドに集まったE組に殺監督の指令をカルマが伝え全員が極端な前進守備をとった。さっきそっちがやった時、審判は何も言わなかったからモンクないよね理事長とカルマ。ご自由に、選ばれた者は守備位置ぐらいで心を乱さないと理事長は答えた。 じゃ遠慮なくと振ればバットが当たる距離に進むカルマと磯貝。ピッチャーの球は邪魔しないから気にせず打てよと言った。くだらないハッタリだ、構わず振りなさいと理事長。骨を砕いても打撃妨害をとられるのはE組だ。進藤はバットを振ったがE組一の動体視力のふたりはほとんど動かずにかわした。進藤空振り。 そんな遅いスイングじゃダメだよ、次は殺すつもりで振ってごらんとカルマ。理事長の戦略に体がついていけなくなった進藤は打ちそこないでトリプルプレー。ゲームセット、E組が野球部に勝った。見ていた人たちはふたりの監督の戦略のぶつかり合いを知る由もないだろうなと渚は思った。 ![]() 座り込んだ進藤に杉野がハチャメチャな試合をしてしまってゴメンなと謝る。でも野球選手としてお前のほうが強いとわかっているからこれで勝ったなんて思っていない。ならなぜここまでしてと言う進藤に、みんな頑張ってくれたけど結果を出さないと上手くそれが伝わらない。 要は昔の仲間に今の仲間のことをちょっと自慢したかったんだと杉野は言った。覚えておけよ、次にやるときは高校だと進藤。高校まで地球があったらなと杉野は言いかけてやめた。杉野が手を差し出して進藤が立ち上がる。ふたりはかたく握手を交わした。 ☆次回 「才能の時間」 ★殺せんせーの采配お見事でした。野球部の進藤君も嫌なやつと思ったけど最後は爽やかなスポーツマンでしたね。理事長は凄いやり手だけど恐ろしいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.14 23:49:54
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