神ども、殺し合え。
マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられるが、それがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。
夜トに拾われて神器となった雪音と共に妖(あやかし)との戦いを繰り広げ絆を深めた3人であったが、最強武神の毘沙門は夜トの命を狙い続けていた。
あだちとか原作、夜トと毘沙門の過去が明らかになる第2期。
☆前のお話は→
第1話~第8話あらすじまとめ
★第1期はこちら→
ノラガミ1~12話(全話)あらすじ
黄泉の入り口に立つ。黄泉なんか風穴に飛び込むのと一緒で妖に喰われに行くようなもんだろと夜ト。妖に喰われるならまだましで無限に生き続ける黄泉の女王イザナミに捕まったら永遠に黄泉に留まることになると緋は言った。
やまちゃんが好きな先輩をカピパーランドに誘いたいからトリプルデートしようと言う。カピパーランドと聞いていつか一緒に行きたいと思っているんだけどとひより。誰と聞かれたが思い出せなかった。
ノラガミ ARAGOTO
第9話 「 糸の切れる音 」
また神議が開かれた。大国主に小福が抱きつき会いたかったとキスをし大黒に止められる。小福が苦手な大国主は逃げ出した。小福が神議に来るのは珍しいと声をかける毘沙門。夜トが1ヶ月も帰って来ないので楽しみにしていた神議なら会えるかと思って来たと小福は言った。
黄泉を歩きながらあっちは何日経っただろうと考える夜ト。黄泉では高天原同様に時間の流れがデタラメだ。今頃ひよりや雪音はと思っていると面の妖が襲う。まさか術師か。そこに現れたのは恵比寿だった。
神議では術師の正体がわかったと発表される。妖に名を与え操っていたのは恵比寿で恵比寿と道標の巌弥を拘束、恵比寿邸を家宅捜索して全神器の尋問をするので七福神はここに残るようにと言われた。
黄泉で恵比寿に出会った夜ト。父様の依頼は術師恵比寿を救うことよと緋。とっとと帰ろうと夜トは言うが今は帰らないと奥へ進む恵比寿。妖の数が増えてきた。ひとり妖を斬る夜ト。恵比寿は運動音痴なので自分では靴紐も結べないと言い邦弥ら3人の神器を紹介する。
座り込む恵比寿。ヤスミが現れた。大したことはないと薬を打つ。集めた面で妖を使役しているだけで術は完璧には遠いがこのシステムは悪くないと恵比寿。妖に名を与えて神器と同じように使役するという発想に惚れたが失敗すると差されるので難しい。面を扱うにはさらなる力が必要だからイザナミに会って黄泉の言の葉をもらい受けるのが目的だと言った。背後から手が伸びて夜トと恵比寿が引きずり込まれた。イザナミに捕まった。
久しぶりのお客様と笑うイザナミの姿はひよりにそっくり、恵比寿はオリーブ軒のおばちゃんと言った。お菓子をすすめるイザナミ。食べたら戻れなくなるぞと恵比寿。イザナミは人によって見え方が違い、親しい者のふりで取り込むつもりだ。彼女とまともに交渉するつもりはないのでそのつもりでと恵比寿は夜トに言った。
カピパーランドに藤崎浩人と二人の友人がやって来た。藤崎に好意を抱いていたやまちゃんだが自分と同じ百鬼夜行というバンドのファンの阿部と意気投合。藤崎はひよりに今日は君が来ると聞いたからと言い楽しもうと笑った。
言の葉をいただきに来たと恵比寿が言うとあなたで二人目とイザナミは言い言の葉を出した。言の葉は筆で、白札に目の模様を書き名前を呼ぶと妖が現れた。逃げない友だちが欲しかったから作ったとイザナミ。これを差し上げたらお友だちになってくださいますかと恵比寿に言った。
友だちにはなれないと恵比寿が言うと、言の葉をあげるから相談してどちらかがここに残るようにとイザナミ。恵比寿は夜トに悪いが言の葉は私がもらうからここに残れと言った。ふざけるなと夜ト。
カビパーランドで楽しむひよりたち。カピパーと写真を撮ってもらって喜ぶ藤崎に私もですとひより。一緒に撮りたいなあと思ってと言って何か忘れているような気がした。
図書館で勉強する雪音のところに兆麻が差し入れを持って来た。神議で従者は先に帰されたという兆麻にそこに夜トはいたかと雪音。姿を消したと言うのは本当かと兆麻がたずねるとよくあることなんだってと雪音は答えた。落ち着いて見えるのは夜トの体を思ってのことか。強くなったなと兆麻は言った。
戦う夜トと恵比寿。三人の神器を使う恵比寿は私は武神ではないが福の神なので強運には自信があると言った。その割には代替わりが多いと夜トが言うと、面を飼っているからで先代は何人か喰われて死んだと言った。なんでそこまでして術師なんかにと夜トが聞くとでは夜ト神はなんのために存在していると恵比寿は言った。
消えてもおかしくないのになぜと言う恵比寿に俺だってお前と同じ望まれて生まれてきたんから消えたくない、それのどこが悪いと夜ト。ただ喜んでもらいたかっただけだと斬りつける夜ト。障りがきつそうな恵比寿にここまでのようだなと言うと家の者を見くびるなと恵比寿は夜トを締め上げた。
夜トが緋器を呼んだが恵比寿は筒器を呼び拳銃を夜トに突きつけた。勝負ありましたねとイザナミ。それでは夜トさんが私のお友だちにと言うと妖が言の葉を奪って恵比寿の元に運ぶ。用事は済んだ行こうかと夜トに言う恵比寿。筒器は緋で五代前の恵比寿に名をもらっていた。
私のお友だちになってくれるんじゃないのとイザナミ。恵比寿は会えて嬉しかったです母上と言うと走り出した。逃がさないとイザナミ。黄泉の言の葉は手に入れた後は帰るのみと言う恵比寿に絶対帰ってやると夜トは言った。ひよりと雪音のところへ。
お土産に王冠つきカピパーを3個手に取るひよりだが違和感を感じる。何かとても大切なことを忘れているような。パレードを見ながらみんなは笑顔だったがひよりは何もかもが遠いものに感じられた。
誰かいない気がする、いつもすぐそばで笑っていたのに、一緒に写真を撮りたかったのは、プレゼントしたかったのは誰だっけ。そんな人、最初からいない?
何で思い出せないんだろう。カピパーランドに一緒に行きたかったのに。もっと一緒にいたかったのに。涙ぐむひより。藤崎が手を握るとキスをした。
☆次回 「斯(か)く在りし望み」
・恵比寿ってけっこう面白いね。てか先輩だか父様だか、いきなりキスかい。いやそれよりも、このままひよりが夜トのことを忘れてしまったら大変。夜ト、早く帰らないと。