神ども、殺し合え。
マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられるが、それがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。
夜トに拾われて神器となった雪音と共に妖(あやかし)との戦いを繰り広げ絆を深めた3人であったが、最強武神の毘沙門は夜トの命を狙い続けていた。
あだちとか原作、夜トと毘沙門の過去が明らかになる第2期。
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第1話~第10話あらすじまとめ
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ノラガミ1~12話(全話)あらすじ
黄泉へ向かう毘沙門。重装備の藍巴に任せたぞと告げる。恵比寿が術師だったら一族を襲ったのもそうなのではと言う囷巴に型破りなところはあるが恵比寿はそんなやつじゃないと信じている討伐はさせんと毘沙門は言った。黄泉へと急ぐ毘沙門の前に風穴が現れた。
ノラガミ ARAGOTO
第11話 「 黄泉返り 」
黄泉の入り口にいたひよりと雪音は風穴を見て黄泉に入る方法があるかもしれないと近くまで行ってみることにする。走り出したふたりだが鈴の音がして急にひよりは動けなくなった。夜トに右手を斬り落とされた陸巴が出て来てひよりの右手をくれと言った。
雪音が陸巴を縛ろうとするが今は陸の名ではないので術がかけられない。攻撃も跳ね返した。雪音が野良のくせにと言うと陸巴は野良が貶められているのは最強だからさと言った。術をかけるには相手の名を知らなければならないが野良の名は複数。未知なものが怖いから卑しむ。祝の器なんて有名無実で兆麻だって俺に負けたと陸巴。ひよりは雪音にまともに聞いちゃダメと言った。
祝でなくても強いやつは始めから強い。夜トの秘蔵っ子の緋(ひいろ)ちゃんもと陸巴。野良の名を聞いて動揺する雪音。黄泉にまで連れて行くんだからお前より信頼されていると言われ怒って攻撃するが逆に傷つけられた。ひよりが雪音の手を引き逃げる。
道しるべだから強くなろうと思ったが夜トはなぜ野良と一緒なんだと雪音。陸巴が攻撃しながら追って来る。雪音は夜トの自慢でずっとそんな存在が欲しかったのだとひより。雪音くんは夜トの唯一無二なんだよ夜トを信じてと言った。雪音の威力を増した一線が陸巴を突き飛ばした。
岩にしがみつきながら俺の意志で恵比寿を助けたぞと夜ト。死ぬんじゃねえぞ恵比寿と言う夜トは岩から落ちた。
少年の頃の恵比寿。自分にはたくさんの名前があるのを知りまるで野良ですねと巌弥に言った。イザナミ様の第一子の比留古様という説があるが一般的によく知られている恵比寿さまとお呼びしていると巌弥。いらないから捨てられたのかなと恵比寿は思った。
しっかりしろと毘沙門の声がして気づく恵比寿。ひよりと雪音も駆けつける。あれほど来るなと言ったのにと兆麻。恵比寿は夜ト神がまだ黄泉にいるから助けてやってくれと言うと気を失った。風穴が閉じてしまった。黄泉ではイザナミが夜トを捕えたかと髪を引き寄せると草履で怒り狂う。
夜トの足の傷を袖を破いて包むと緋は頑張ったね夜トと言った。風穴が見つからなければここで死ぬかもしれないと夜トは言うが夜トがいてくれればそれでいいと緋は言った。緋は昔から畏れや怖さを知らない不思議なやつで何事にも動じず夜トを差したこともなかった。このまま緋とと一瞬考えた夜トだったが思い直して緋器を杖代わりに立ち上がった。俺はあいつらのところに戻る、親父とは手を切る。しかし追ってきたイザナミに捕まった。
黄泉にはどうしたら行けますかとたずねるひよりと雪音。小福が大黒と来て人が行って帰って来られる場所じゃないから絶対ひよりんは行っちゃダメと言った。雪音は毘沙門にお願いします黄泉に連れて行ってくださいと頭を下げた。この名にかけて主を守りたいという雪音に小福はどうしても助けたいのなら誰かの神器になって潜入するしかないが野良になれるかと言った。
自ら名を貶めずともいい、お前の主は私が連れ戻すと毘沙門は兆器を呼んだ。お願いね夜トちゃん助けてあげてと小福は言うと黒器を呼び風穴を開けた。毘沙門は黄泉へ下りる。妖だらけの風穴。夜トはなぜ黄泉へ行ったのでしょうかと兆麻の問いに恵比寿は救われたと言っていたが正直わからない。だが私にもわかることがあると毘沙門は言った。
夜ト神には待つ者がいる。やつは帰らねばならない。黄泉に下りると長い髪が落ちて横穴に続いていた。おそらくあの方のものでしょうと兆麻。地上では勢いを失くした風穴に大黒があの方が黄泉を塞いでいるのではと言った。捕まった夜トにやっと観念したかしらとイザナミ。そこに毘沙門が現れた。
毘沙門はイザナミに名乗ると夜ト神をお引き渡し願おうと言った。黄泉の女王に勝とうと思わず夜トを救出し帰還することだけを考えろと紝巴、藍巴に告げる毘沙門。大事なお茶会を邪魔するなと言うイザナミの攻撃をかわしたが毘沙門の攻撃は効かなかった。気にせず援護に集中しろと毘沙門は言った。
恵比寿は俺が助けたから早く逃げろと言う夜トにうるさい死にそこないが、助かりたくないのかと毘沙門。ずっとお前とお前に救われた自分が憎かった。一族を死なせたのは夜トではないとわかっていたが憎まなければ前に進めなかった。お前に二度も救われるとはと言った。
そんなことわざわざ言いに来たのかよバカだなと夜ト。どう思われようとかまわんが借りは返す、それだけのこととイザナミを攻撃する毘沙門にお前ら代替わりできるからって無茶しすぎだと夜ト。毘沙門は、代替わりなどしない、私は私だ、替えが効いてたまるかと言い、外で雪音と壱岐ひよりが帰りを待っているから諦めるなと言った。
小福が風穴を再び開けるが閉じてきた。このままでは出口がなくなる。意識を取り戻した恵比寿は彼にはこんなに身を案じてくれる者たちがいるのだなと思った。夜ト神を地上に戻す方法があると恵比寿。それには此岸の人間、君が必要だとひよりに言った。
☆次回 「君の呼ぶ声」
【感想】
さすが最強武神の毘沙門だね。小福もカッコイイ。でも精神力が一番強いのは神でも神器でもなく人間のひよりだね。物語もいよいよ大詰め。雑音なしで終わらせてほしいものです。