トリコロール/白の愛 | クシシュトフ・キエシロフスキー | ズビグニエフ・ザマホフスキー
ジュリー・デルピー
ヤヌシュ・ガヨス | 途中、切なかったです。
妻に逃げられて、あわあわしている情けない男。
観ていてイライラしたけど、このカッコ悪さ、ぐずぐず感は現実的なのかもしれない。
そんな気の弱さや優しさが、短所だけど長所でもある男を、ついつい応援して観てました。
前半は、ジュリー・デルピーの赤い口紅が印象に残って、トリコロールシリーズの赤のイメージなのでは、と思っていたけど、後半はちゃんと白のイメージになりました。 | | |
トリコロール/青の愛 | クシシュトフ・キエシロフスキー | ジュリエット・ビノシュ
ブノワ・レジャン
エレーヌ・ヴァンサン | テーマの通り、青い雰囲気が漂う映画です。
重たい部分もありますが、ジュリエット・ビノシュの透明感で救われます。
ジュリエット・ビノシュはその役がほんとに実在するかのような存在感のある演技をする人ですが、今回も「弱いけど強い。強いけど弱い。」みたいな女性を見事に演じています。
フランス映画が苦手な人にはお勧めしないけど、私はこの映画かなり好きです。 | | |
突然炎のごとく | フランソワ・トリュフォー | ジャンヌ・モロー
オスカー・ウェルナー
アンリ・セール | 若い時は、何かに充実したり苦悩する事で、生きている実感を得られる物だと思う。
カトリーヌは、この時代にあって、家庭だけではそれを得られないタイプだったのかもしれない。
翻弄された事のある、もしくは翻弄されたい男の人が描いたのだと思うけど、女性への視点がフランス的で、美しく描かれ過ぎ。
でも、時代背景もあってなのか、どこかのんきでずれている登場人物が、それぞれ魅力的で、決して悪い印象がしない。
ジュールとジムは、自由奔放で女王様体質のカトリーヌに翻弄されるけど、二人の関係は変わらない。
邦題はインパクトがあるけど、原題『Jules et Jim』の方がこの映画そのものという感じ。
原作を読みたくなった。
カトリーヌのプリーツのワンピースがかわいかった。 | | |
天国の口、終りの楽園。 | アルフォンソ・キュアロン | ガエル・ガルシア・ベルナル
マリベル・ヴェルドゥ
ディエゴ・ルナ | 子どもには見せられません。
快楽に夢中な年頃の親友二人の男の子が、下心で女の人と旅行に行く事に。
一緒に旅する女の人は、覚悟があってどんどん自由に奔放になっていく。
夏という設定が、両者を加速させてる。
その結果、若い男の子の楽しいだけの青春時代が終り、苦い思い出が残る。
その過程を取り上げた作品。
景色や町並みが所々に写るんだけど、メキシコの夏を愛する人が作った映画なんだなあと思う。
後半は、砂と海の色のコントラストが本当にきれいで、楽園そのもの。
メキシコに訪れたいと思うほどだった。 | | |
Tommy | ケン・ラッセル | ロジャー・ダルトリー
アン・マーグレット
オリバー・リード
エルトン・ジョン
エリック・クラプトン
ティナ・ターナー
ジャック・ニコルソン | 激しい!
宗教団体や虐待などなどがロックオペラだけに激しく描かれている。
1975年の映画で、あの時代だからの作品だなあと思う。
映像や美術がきれいです。 | 日記 | |
ターミネーター3 | ジョナサン・モストゥ | アーノルド・シュワルツェネッガー
ニック・スタール
クレア・デーンズ
クリスタナ・ローケン | ターミネーターは前2作がすごく良すぎたから、ちょっと物足りなさを。でも、その2作をもう一回振り返って見直したくなりました。
ジョン・コナーが、1作目に出演している父親になる人とよく似ていたし、クレア・デインズもサラ・コナーによく似ていたから、ジョンが彼女を好きになる感じもよくわかったし、配役はとても良かったです。
シュワちゃんがまだ若かったら、次回作もありそうだけ
ど、もう限界でしょうね。
政治家になったみたいだし。 | | 会見 |
ドラゴンヘッド | 飯田譲治 | 妻夫木聡
SAYAKA
山田孝之
藤木直人 | スケール大きすぎたかな。
トンネルの中での世界は原作に忠実で、観ていてほんとに怖かった。
ただ、外の世界に出てからの話は、いま一つ。
もっと、人間の内面をえぐるような物語のはずなの
に、厚みを感じなかった。 | 日記 | 会見 |
ドラッグストア・ガール | 本木克英 | 田中麗奈
柄本明
三宅裕司
伊武雅刀
六平直政
荒川良々 | 脚本・宮藤官九郎、出演・田中麗奈と柄本明、で期待し過ぎた私には、ちょっと残念な感じが。
でも、軽い気持ちでサラッと観られるコメディでした。
柄本明をはじめとしたおじさま方が、ものすごく楽しそうで、映画をとっている現場も楽しかったんだろうな。
クドカンは田中麗奈さん大好きだから、さすがにその良さをよくわかっていて、さばさばしているのにやっぱりかわいい役柄がよかったです。 | | |
TOKYO EYES | ジャン=ピエール・リモザン | 武田真治
吉川ひなの | 日本のお話なのにフランス映画です。(ステキと言う意
味)ひなのちゃんはこの映画を観る前は嫌いでしたが、
大好きになってしまうくらい良かったです。 | 日記 | |
とらばいゆ | 大谷健太郎 | 瀬戸朝香
塚本晋也
市川実日子
村上淳 | 優しい彼に物足りなさを感じがちな女性にお勧め。
一緒に暮らすとわかる嫌な部分もあるけど、それをわかってくれてるし自分を出せる相手ってのは、なかなか居ない。
一哉に似た性格の彼と暮らす私は、相手にむかついてきた時にこの映画を観ると「ああ、私はあんまり彼の事を考えてなかったなあ」と逆にいたわりの気持ちを持つようになるので、購入して何回も観てます。
主な出演者4人がとても魅力的で、物語自体もかなりおもしろいです! | | |
トーク・トゥ・ハー | ペドロ・アルモドバル | レオノール・ワトリング
ハビエル・カマラ
ダリオ・グランディネッティ
ロサリオ・フローレンス | 難しい映画でした。
本人の知らないところで、何かが起きてたり、どんどん決められてしまう事ってあるけど、これはその極端な話。
一生懸命さはわかるけど、一方的な思いの果ての結果を私は許せない。
映像の美しさが話の暗さを際立たせています。最後が良かったので救われました。 | | |
トレイン・スポッティング | ダニー・ボイル | ユアン・マクレガー
ユエン・ブレムナー
ジョニー・リー・ミラー
ロバート・カーライル
ケリー・マクドナルド | 後味爽快です。
映画館で観た時は、音楽も映像もこれまでになく衝撃的で、すっかり魅せられ、2回も観に行きました。
サントラも買いました。
8年経った今でも、聞くと映画を観ている時の感覚が蘇ります。
若い時の、先が見えなくて不安定だからこそ、何でもめちゃくちゃにやってしまう感じがよく出ていて、気持ちいいです。 | 日記 | |
ドッペルゲンガー | 黒沢清 | 役所広司
永作博美
ユースケ・サンタマリア
柄本明 | 役所広司の文句なしの演技力を再確認できます。
同じ衣裳で髪型なのに、表情や姿勢や喋り方だけでまったくの別人に見えてしまう。すごい!!
黒澤監督の映画の中でもブラックユーモアが多かったと思います。
榎本明なんて皮肉なんだけど、なんだか笑ってしまった。 | | 舞台挨拶(監督) |
tokyo.sora | 石川寛 | 板谷由夏
本上まなみ
井川遥
仲村綾乃
高木郁乃 | 東京は雑然としていて退廃的なんだけど、逆に刺激的だったり。
それとはまったく別に穏やかに過ごせたりできて。
同じ状況にあっても、その人の受け取り方・気持ちの持ちようで変わってくるんだと思うんです。
東京はそれが極端に出やすい環境で、よく表現されていると思いました。 | | |
父の祈りを | ジム・シェリダン | ダニエル・デイ=ルイス
ピート・ポスルスウェイト
エマ・トンプソン
ジョン・リンチ | 父が人間としてすばらしい!
親の背中をみて育つって言うけど、こんな立派な父なら!!
それにしても、こんな事が現実に起こったなんて、、、。
感動の涙とともに(それも大泣きです)、平和な社会は大切だなと思う映画。 | 日記 | |
トゥルー・ロマンス | トニー・スコット | クリスチャン・スレーター
パトリシア・アークエット
デニス・ホッパー
ゲイリー・オールドマン | ブラット・ピットがおまけのように出演してます。
ありえね~!と思う展開でスタートするのに、あまりに無計算、破天荒な2人に、どんどんのめり込んで観てしまうでしょう。
最後に「ロマンスだもんねえ。」と思います。 | | |
小さな中国のお針子 | ダイ・シージエ | ジョウ・シュン
チュン・コン
リィウ・イエ | 中国映画と思いきや、フランス映画だった!
余韻の残る素敵な映画でした。
観終わってからフランス映画と気付いて納得。
お針子はこの後どうなったんだろう? | | |