子どものおもちゃとドイツ語
10か月前、子どものドイツ語のリスニング力を鍛えようと思って、ドイツ語の音が出るおもちゃを購入した。V-TECHという会社の知育玩具でリンゴの実の形で、アルファベットのキーがついている。ABCを探したり、質問に答えたりできる。買ってすぐの時は、流れてくるドイツ語の音が聞き取れず、子どももでたらめにキーを押したりするだけで、全然使っていなかった。電池も抜いたままだった。ところが、今日、突然思いついたように、5歳の子どもが「ママ、このおもちゃに電池を入れてほしい」と言ってきた。それで電池を入れてあげたところ、子どもが何となく遊び始めた。Welches Tier liebt am Meer, der Wal oder der Hund?(海に住む生き物はどっち)Welches Tier läuft auf vier Beinen, die Maus oder die Quelle?(4本足で歩くのはどっち)Welches Tier liegt Eier, der Löwe oder der Frosch?(卵を産むのはどっち)Welches Tier hat ein Fell, die Schlange oder der Jaguar?(毛皮を持っているのはどっち)こんな感じで質問が流れ、子どもは正解だと思う方の絵(アルファベットの横に絵がついている)を指で押す。正解すると、フラー!!と拍手の音が流れる。不正解だと、Versuch es nochmal, と言われてもう一度同じ質問に答える。数回で質問のパターンを覚えて、うちの5歳児も、質問に答えられるようになった。捨ててなくてよかったと思った。面白かったのは、「卵を産むのはどっち」の質問で、うちの子がクジラ、イルカ、犬も卵を産むと思っていたこと。「犬は卵を産まないよ!」と言ったら、「だって見たことがないからわからないし、犬だって卵を産む可能性がある!」ときっぱり言い切っていた。しかし「鳥は卵を産む」には正しく答えられた。「だってニワトリは卵を産むし、ニワトリは「トリ」がついていて、鳥の仲間だから・・・」とうちの子が言っていて、「鳥類」という認識はあるんだなあ、と思った。しかし、動物園にも結構連れて行っているのに、犬が卵を産むと思っていたのには、ちょっとショックだった。