カテゴリ:本
貫井徳郎 著:★★★★☆
事故で愛妻を喪い、失意の只中にあるうだつの上がらない大学講師の松嶋は、物故作家の未発表手記を入手する。絶望を乗り越え、名を上げるために、物故作家の自殺の真相を究明しようと調査を開始するが、彼の行く手には得体の知れない悪意が横たわっていた。二転三転する物語の結末は?著者渾身の傑作巨篇。(amazonより) 長かった。途中4分の1くらいは亡くなってしまった作家さんの未発表手記が書かれていて、それが旧文体で書かれているので時間がかかった。しかし、この手記が面白い。そして、この手記の内容がその後の展開の大きな鍵となるので読みきらねばならない。 読み進めていくうちに、この大掛かりな罠をしかけた人物として皆が怪しくなってくる。 ひょっとして、コイツか?いやコイツか?と。 そして、怪しいなぁと思う人物が次々に暴かれていくのだけど、ことごとく違う。 ラストで犯人は分かるのだけど、理由があまりにお粗末な感じで。ちょっとガックリ。 追憶のかけら (←クリックよろしくお願いします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.01 13:41:47
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|