|
テーマ:最近観た映画。(39264)
カテゴリ:ももと2019までシネマ
「世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です、その人には動機もなく、信念も邪心も悪魔的な意図もない、人間であることを拒絶した者なのです」ハンナ・アーレント
ニュルンベルク裁判で ナチスドイツ時代40万人もの人々を ガス室送りにした戦犯として裁かれた 親衛隊中佐 アドルフ・アイヒマン その裁判を傍聴した哲学者ハンナ・アーレントの 見解を廻る騒動ドラマ~ 悪の凡庸さなどの自説は今なら~ 感嘆する論文ではありますが~ 「…我々は大虐殺の共犯者なのか?…移送の担当は君の親友アイヒマンだ、(君がもし)キャンプから逃亡してなかったら残った女性たちと同じ運命に!彼女たちは全員移送されたよ!!」ハンス ユダヤ人指導者のアイヒマンへの加担への痛烈な指摘など~ 当時の被害者であるユダヤ社会に対して 無慈悲過ぎると言われても仕方ない感じですよね~ もう少し被害者の気持ちに寄り添う想像力とかは~ そっち方面の思考の風は~持ち合わせて無かったんですかね〜 「自発的に行ったことは何もない、善悪を問わず自分の意思は介在しない、命令に従っただけなのだ」アイヒマン これってよく~大事故を起こした企業の直接の責任者とかが~ 言う台詞ですよね~ なぜ人は~思考停止に追い込まれてしまうんでしょうか~❓ そうならない為に~どうすべきなんでしょうか~❓ アドルフ・アイヒマンになるのは〜寧ろ容易く〜 杉原千畝になるのは〜至難の技〜 人気ブログランキングへ ハンナ・アーレント(Hannah Arendt 独・ルクセンブルグ・仏 2012) 「…私が望むのは、考えることで人間が強くなることです、危機的状況に在っても考え抜くことで破滅に至らぬよう…」ハンナ・アーレント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.10 06:08:59
コメント(0) | コメントを書く
[ももと2019までシネマ] カテゴリの最新記事
|