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桜井ジャーナル:マスコミが報道しない事実    ―見えない「帝国」の闇 【非公式情報】    

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2009/05/07
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 メキシコで発生したという「新型インフルエンザ」は経済的、あるいは軍事的な問題を隠す「目眩まし」として機能している。日本の場合、マスコミは朝から晩までインフルエンザの伝染状況を熱心に報道、結果として郵政民営化にともなう不正疑惑、経済破局による労働環境の急速な悪化(非正規雇用の労働者切り捨てなど)、あるいは自衛隊の海外派兵などの大問題から人々の目をそらすことに役立っていることは否定できないだろう。

 これまで「専門家」たちは中国の南部で「鳥インフルエンザ」が変異して人間にも感染するようになるだろうと宣伝していたこともあり、多くの人々はアジアに注目していた。そのため、アメリカでの新型発生に驚いている人もいるようだが、アメリカには前歴がある。1918年から20年にかけて猛威をふるい、2000万人から1億人が死亡したと言われている「スペイン風邪」だ。ウイルスの種類はH1N1。現在、世界を騒がせている「新型インフルエンザ」と同じ型である。

 最も有力だとされている説によると、スペイン風邪はアメリカのカンザス州で出現している。つまり本当は「アメリカ風邪」だった。少なくとも、スペインで発生したインフルエンザではない。メキシコで多くの犠牲者を出した今回のインフルエンザは豚から人間に感染したとされているが、「スペイン風邪」の場合、豚を介さず、鳥から直接、人間へうつったと言われている。

 このスペイン風邪と同じ型のインフルエンザが1977年に流行している。つまり「ソ連風邪」だが、このインフルエンザも出現した地名から名づけられたわけではない。これは中国の北西部で流行し始め、そこからシベリア、ソ連(当時)の西部、あるいは日本などへ広がったと言われているのである。「スペイン風邪」を経験せず、H1N1の免疫を持っていない若者に大きな被害が出たという。研究室に保管されていたスペイン風邪のウイルスが何らかの理由で外部に漏れたとする説もあるのだが、真相は不明だ。





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Last updated  2009/05/07 10:30:05 AM
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