ひとりで楽しも。

先月末からずっと毎日　雨ばかり、それも大雨。
チビたち、毎朝ずぶ濡れになりながら登校です。
こちら、涼しいを通り越してもう寒いです。

さて今夜は、ふたりが夏に出会った美しい虫の話です。

昆虫（特に鱗粉系）が苦手なかたは閲覧注意


夏休みの旅行でチビと登った岩国城で
帰りのロープウエーを待つ間、
休憩所でチビがふと、何かをみつけました。
私はすぐに気が付いてチビに声をかけます。

「オオミズアオだ！」



それは体長12cmくらいの、
大きな青緑色の美しい蛾でした。

チビは最初、大きな葉っぱだと思ったそうです。

私はすぐにスマホで調べてチビに見せます。
チビは喰いいるように画面を読んでいます。

オオミズアオ、大水青・学名 Actias artemis　
artemis（アルテミス、月の女神）
なるほど、ビロードのような青緑の羽に
デカールのように精密な黄色い月の模様があります。
体は白い柔らかそうな毛で覆われ、
繊細なシダ状の触覚も見事です。

そんなに珍しい蛾でもないみたいですが
私が本物に出会ったのは子供のとき以来。

でも...

「この子、尻尾（羽）が切れてるね。
本当はもっと長くてリボンみたいなんだよ。」

捕食者に齧られてしまったんでしょうか。
よく見ると、ずいぶん羽が痛んでます。

「お母さん、この蛾は生きてるの？」

私たちがそっと近づいても
逃げようともしないので、チビは心配です。

「生きてるよ。ちゃんと壁にしがみついてるからね。
でももう．．．」


神妙にオオミズアオを見つめるチビ。


そしてロープウェーの出発時間になっても
気になって何度も何度も、オオミズアオの
ところに戻っていくんです。


私の心の羽が、チビの心の羽に応えて震えます。

チビ、あなたもこれから悪い経験もいっぱいして
大人になっていくんだろうけど、それでも、
いつまでもそのまま、優しい心を持っていてね。

チビ、おかあさんはそんなあなたが大好きよ

★あなたのポチポチが励みです。いつもありがとう。★

にほんブログ村
ついでにこちらも↓(^^;
 
スマホの方は画面をパソコン版に切り替えて
wi-Fi以外でポチっとしていただけると嬉しいです＾＾