ひとりで楽しも。

会社のちかくに
国道に面した古いアパートがあって
ときどきその前を通ります。

以前、そこで暮らすおばあちゃまが、
出口で重たい新聞紙やびんを
倒されて困っておられたとき、
お手伝いしたことがあるので覚えてるんですが。

外出先から車で会社に戻る途中
ふとみると、あのおばあちゃまが道路に立って
ほほ笑んでいらっしゃいます。


すると路地から颯爽と
ピッカピカの黄色い車が登場


たぶんプリウス

運転席の女性が、
手を振って走り抜けていきました。

なるほど、たぶん娘さんなのね。
独り暮らしのお母さんのところに
何かの用事で立ち寄られたんでしょうか。

おばあちゃまずっと嬉しそうに
手を振っておられて．．．
なんかじーんときてしまいました。

ああ、このおばあちゃまも
「シングル」で「マザー」なのね。

私は...おばあちゃまよりも
ちょっと早く独りになったけど
同じ「シングル」で「マザー」

重たい荷物は、いつもどんなときでひとりで背負う。

でもいつか、

私が年老いたとき
私にも、こんな風に、ひとり娘が颯爽と
黄色い車で来てくれる日が来るのかな。



松任谷由美の「Autumn Park」という名曲を
思い出してしまったよ。1986年。

どちらか先にいつか　この世を去る日がきても　
大好きなまなざしを　私はずっと覚えていたい　
今日の日をありがとう　或る午後の　或るAutumn Park

歌詞はこちら

曲のタイトルみて、ピン！ときたヒト　
僕と握手

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