メイク1-4



メイクの授業、4回目はファンデーションの目的と実技を学びました。


メイク1-4『ファンデーション』

今回のポイント


ラインピンク

ファンデーションは、薄い膜を作る事により肌の色調を美しくし、
ほこり・風・紫外線・乾燥から肌を守る役割をします。
色調とは色ムラの事。赤味やシミやそばかすなどの事を言います。

ファンデーションの成分は、水分・粉分・油分です。この割合で色々な
ファンデーションの種類に分かれます。(ここでは6種類ご紹介します。)
「リクイドファンデーション」リキッドとも言いますね。リクイドは
カバー力はそんなに強くない物の、肌への負担が少なく、素肌感が出ます。
ちなみに、私の学校で使用しているファンデーションはリクイドですが
普通のリクイドよりも少し油分が多く、クリームとの中間位です。
これは、撮影や花嫁さんを作るのに使用する場合が多いからだそうです。
「ケークファンデーション」は、パウダーよりも油分が多くて堅く、
世間の「水有り・水無し両用タイプ」がこれに当たるそうです。
「クリームファンデーション」は非常にのびが良くカバー力が強いです。
年配の方向きといえるでしょう。しかし素肌感は劣ります。
「スティックファンデーション」は世間で言う”どうらんの事です。
油分が多く落ちにくく色もはっきりしているので舞台化粧用として
使用される事が多いです。ハイライト、ローライトとしても使用します。
「パウダーファンデーション」は油分がほとんど入っておらず、
粉分と水分が大半を占めています。その為乾燥肌の方には不向きです。
カバー力も弱いので、化粧直し用として使用すると良いようです。
「水性ファンデーション」これは水分と顔料のみで出来ていて、置いて
おくと2層に分かれています。ホームエステ器を使用している私は
この水ファンデーションのみを使用しています。普通はスティック
ファンデーションなどの上に仕上げとして使うようです。カバー力は
ほとんどありませんが皮膚呼吸が出来肌への負担は最小限です。
ここではあくまでもそれぞれ本来の種類とタイプを書いてあります。
今はクリームでも素肌っぽさが出る物や、パウダーでもカバー力が
あるものと色々出ていますので、あくまでも参考程度に読んで下さい。

では、次に色の選び方のポイントです。色は顔と首の間の色を選びます。
私の学校では3種類の色がありそれを混ぜて肌に合わせて色を作ります。
その他、色を合わせるポイントとして「肌の明るさに合わせる」や、
「赤味を加える又は消す」という事が大切です。コンシーラーという
物も使用しますが、このステップ1ではコンシーラーは使用しません。
でも簡単にコンシーラーの色について少しふれておきましょう。
コンシーラー(コントロールカラー)は赤い顔や血色の悪い肌色などを
修正します。グリーンやイエローは赤味を消します。またイエローを多く
加える事で黄味を与えたり、ピンクを加える事で赤味を与えます。また
パープルは肌の透明感を出すという効果も得られます(^_^)vお試し下さい。

ではのせ方のポイントですが、手順はスキンケアと同じ手順です。
ただ、首のポイントの位置が少し上がり、3cmの所がポイントとなります。
その他、Sゾーンは多めにのせても良いです。なぜかというと面積が
広い為その部分がきれいなほどお顔の肌の印象が”キレイ”とみられ易い
からです。又Sゾーンは動きも少ないので多くのせても大丈夫です。
それとは逆にTゾーン、Oゾーン、OOゾーンは薄めにのせます。これは
Tゾーンに関しては皮脂の分泌が多く、Oゾーン、OOゾーンは良く動く
部分だからです。そして全体のフェイスラインを自然にぼかす様にします。
Tゾーン顔

おしまいに、スポンジの色々なテクニック。5種類ご紹介します。
ここでは私の使用している「リクイド」を使用していると考えて下さい。
「ストローク」”撫でながら引く”という事です。これは皮膚を
動かさない様にしながらファンデーションを乗せていく作業に使います。
ポイントは指の屈伸を使う事です。よくファンデーション(パウダーなど)
を塗る時に撫でながらつける方がよくいますよね。あれはせっかくのせた
ファンデーションをぬぐってしまっている事になるんですよ。ご注意を!
「パッティング」”軽く直角にたたく”という事です。先ほどストローク
でのせただけのファンデーションをこのパッティングで肌になじませます。
「プッシュ」”下から上へ押し上げる”です。これはカバーしたい部分
の時に使用します。2度塗りなどの時によく使いますね。
「ツイスト」”ねじる”です。小鼻など細かい部分に使用します。目尻も
ファンデーションを塗り残ししやすい場所です。目の下を手順の祭にこの
「ツイスト」で軽くひねると塗り残し無くファンデーションがつきます。
「ローリング」”下から上へ半円を描く様に動かす”です。これは特殊な
テクニックでウブ毛の多い方(外人さんなど)などに使用します。これを
行う事によって、毛の間の肌にまできちんとファンデーションがのります


ラインピンク

今回のポイント


まとめ(感想)

ファンデーションは実際表面に見えてくるキレイのポイントですね。
スキンケアをきちんと行っていてもファンデーションがムラになって
しまってはきれいなメイクは出来ません。手を抜かず丁寧に。でも
多く乗せて良いポイントと薄く乗せなければならないポイントをしっかり
把握して、お顔だけが浮かない様にフェイスラインはぼかして下さい


☆ファンデーションの目的薄い膜を作る事により肌の色調を美しくし、
ほこり・風・紫外線・乾燥から肌を守る役割をする。
★ポイントは?首は耳下3cm位、すべてに置いて”素早く&丁寧”に!

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