バナナは黒点が出て来たところが食べ頃
TNF(腫瘍壊死因子)が出てくるんだな、これを知ったら斑点バナナを捨てることはないだろうSATURDAY CARTOONS: DID YOU THINK YOU WERE FREE?: MARCH 18, 2023「黒い斑点」効果高いバナナが注目されている。帝京大学薬学部の山崎正利教授は、バナナが白血球を活性化させる働きがあるとの研究結果をまとめ、特に黒い斑点(はんてん)が入ったものほど効果が高く、その値は、既存の免疫増強剤に匹敵するという。白血球の活性化はタンパク質の一種である「TNF(腫瘍壊死因子)」を測定することで分かる。TNFは白血球の一つマクロファージ細胞がしっかりしているかどうかを示す指標で、マクロファージ細胞がしっかりしていれば、体の免疫機能が正常に働いていることを示す。山崎教授はミカン、グレープフルーツ、イチゴ、バナナ、リンゴ、カキなど10品目の果汁をマウスに注射、その後、TNFが体内でどの程度作られるかを測った。その結果、①バナナ②スイカ③パイナップルの順で、TNFを作り出す効果が高いことが分かった。かんきつ系の果物はヘルシーなイメージがあるが、免疫機能の面からみると効果は低かった。実験では、果汁のpH(酸性、アルカリ性の度合いを示す数字)を血液に血液に近い程度に調整、減菌して、1匹に0.1ミリリットルを注射した。これは、人間の体重に換算するとバナナジュース100CCにあたる。果汁を与えた3時間後に、マウスがTNFを産生するよう、例えば感染症を受けたような刺激を与えて血液を採取、血液中のTNFを値を測定した。その結果、生理食塩水を与えた場合は、TNFの活性の度合いは1ミリリットルあたり20ユニットだったのに対して、バナナでは1,800ユニットと100倍近い効果があった。スイカ、パイナップルがこれに続いたが、いずれも数値は1,000ユニットに満たず、バナナの免疫効果が際立っていた。次に白血球の一種である「好中球(顆粒球)」の数を調べたところ、バナナ、リンゴ、キウイの順に接種した後で数が増え、中でもバナナの増加が際立っていた。山崎教授は「数値だけ見れば、がんの治療に使われる免疫増強剤と同じ高さ。これだけの数値が出たことは驚きだ」という。 また、過酸化脂質の産生を抑え、動脈硬化などを防ぎ、発がん予防にもなるとして注目 されているポリフェノールは、キウイが1ミリリットルあたり1,200マイクログラム、バナナが同1,115マイクロラムに上がった。山崎教授の調査では、ポリフェノールが高いこ とから注目されている赤ワインで1,734マイクログラム、緑茶は1,488マイクログラムだったことから、バナナはこの点でも見劣りしない。なかでも黒い斑点(シュガースポット)が出て、よく熟したものほどポリフェノールの 含有量も好中球の活性化作用も高かった。気になる話題:バナナが免疫力を高めるこうしたバナナの免疫活性作用は、海抜七〇〇メートル以上の高地で栽培されたバナナほど強く、さらに買って七日後くらいで黒班(シュガースポット)が出るまで熟すと、作用が一・七倍も強まることが確かめられている。おススメは、「高地栽培バナナ」「シュガースポット(黒い斑点)が出るまで熟したバナナ」*文中、免疫力が出てくるけど、 免疫力(抗外部細菌力)は存在しないので、 修復力/自然治癒力に置き換えるといいね、