これはお勧め、
ブッシュ大統領の「スベテのひとに持ち家を」演説は感動、
投資家のウイルバーロスとか、よくインタビュー取ったな、
NHKのGJ!
水星人なひと、より(48分NHK録画)
これ見て、番組中で原油ファンドを買っている(買わされている)人たち、ソロソロ解約したほうがいいのでは、などと余計な事を思ってしまった、
ところで原油の高値だが、
ポールソン長官は、原油高の最大要因は需給関係と、今日のロンドンスピーチで述べていた、しかしこれは疑問、
原油の需要については7/2のNakedcapに面白い記事がある、
Oil: Goldman Versus Faber, Data on Improving Supply/Demand Conditions
これは過去2年(2005-2007)の消費増減を示したチャートで、よく言われる中国インドの需要増があったことは事実、 しかし中国を除くと、収支はトントン、
大事なのは、今年2008年に入って、景気減速が本格化してきており、各国とも消費が一段と減少していること、データによれば、4月から中国も原油輸入が18ヶ月ぶりに前年比で3.9%の減少に転じた、又米国もMassive Drop in US Demand in Aprilで需要減速が鮮明化してきていると、
原油供給は、昨日(商品バブル崩壊)のカタールの石油相が言っていたように、オーバーサプライが本当のところで、それを言い出せないのがつらいところ、
アトは事実関係がいつ暴露されるかの時期の問題だが、
今日の日経夕刊によれば、
『イスラエルのイラン空爆の可能性を指摘する声が日増しに強まっている。二日は首都エルサレムでパレスチナ人によるブルドーザーを使ったテロが発生。緊張がいっそう高まった。
中東地域の緊張は原油価格に跳ね返り、ニューヨークの原油先物相場は急伸。一時、一バレル一四四ドルを突破し、最高値を更新した。数万キロのかなたで起きる出来事が原油価格を押し上げ、米自動車メーカーの株価を押し下げる。』
需要増の理由が薄れてくれば、彼らが次に狙うのは供給減に直結するイラン-イスラエル戦争だろうか、
原油高値維持策から見ると、結構次の手が見えたりする、
いずれにせよ時間の問題、
アト、この原油高値/食品高値でインフレが問題とか言われているが、
masayangがまとめてくれているので復習をお勧め、
天下の大経済新聞でもこのあたりがごっちゃになっているのよね。今日のMInyanvilleには、そのあたりを解説してくれた良記事があった。Minyanville:How The Bubble Bursts
* 「物価が上昇するのがインフレ、物価が下落するのはデフレ」とみんなが勘違いしている。そして皮肉なことにこの勘違いを期待しているのはFRBである。
* なぜなら、インフレのタネを蒔いたのはFRB自身であるから。
* そして、インフレは最終的にはデフレに転換して終わる。
* インフレは貨幣供給の拡大であり、ほとんどの場合は負債の拡張を伴う。
* FRBが大量のお金を作り出し、それを銀行に貸付け、銀行は消費者に貸し付ける。この流れが1993年から2006年まで続いた。2001年から2006年にかけて、負債創造は加速的に増えていった。
* 特にすごいのは2006年で4兆ドルの負債増加。日本円にして400兆円ですぜ。
* が、2007年に流れが変わる。これ以上の負債創造ができなくなったのだ。
* 借金に借金を重ねることで成長してきたシステムが借金するのを止めたら...しぼんでしまう。[*1]
* つまりデフレだ。今はその初期段階。
* そしてデフレは一様に進むわけではない。原油や食料などは、まだ資金がなだれ込む状態が続いている。
* 今後どうなるか? 負債が減ってバランスが取れるところまでデフレは進む、と著者は予言しているね。
インフレじゃないよ、デフレ、もう一度言おう、デフレ、
(参考):デフレの足音